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山のかたち いのちの形 『街とアートのマルチプレイ/いのちの学校』by東北芸術工科大学

日曜は山形に。 東北芸術工科大学の仕事です。



コロナ禍でディスタンスを余儀なくされ、あらゆる表現者、参加者が個に分断されてしまった現在、ポストコロナに於ける共有体験とは何か、表現空間とは何かを再考し小さな規模から全体性を取り戻すアクションを起こす必要があります。


『いのちの学校2021』は食、身体、アート、写真、音の表現者、研究者が山形に集結し、受講者と共に『食とアートのイベント』を創るプロジェクトです。各分野で講義とワークショップを行い、市内のレストラン「POURPIER」で成果発表イベントを開催します。レストランという食空間を五感で体験する表現空間に置き換える実験を試みます。





こうした取り組みで、

(1)花(上野雄次さん(花道家/アーティスト))

(2)食(東京・渋谷の人気ビストロ、ピニョン(吉川倫平さん)+プルピエ(山形市)(佐藤洋一郎)さん)

(3)音:サウンドインスタレーション(市村隼人さん)

(4)写真(神宮巨樹さん(写真家))

(5)キュレーション(岩井天志さん)

という5つのチームに分かれ、共に一つの場を創り上げていく試みなのです。


どこかのチームが優位になるのではなく、全体の関係性とバランス、調和を重視して、どのように創造的な場が生まれるのか、という、芸術祭自体を小規模で実験する野心的な試み。



表現と表現とが有機的につながり、場のエネルギーが生まれて参加者を巡り、本当に素晴らしい体験でした。









いやぁ、とにかく食事が美味しくて、内蔵深くまで音と共に浸透し、素晴らしい時間でした。












山形も軽井沢同様に寒かったけど、出会った人たちがほんとうにあたたかかった!




 


山形の山。


山形ビエンナーレ2020は、「山のかたち いのちの形」を副題にしましたが、山のかたちをみると、まさに地球の皮膚のようなもので、地球のいのちをそこに感じる。

ビルや建築物のかたちが、人間の脳が生み出したかたち。


人間も地球にへばりつくようにして、必死に生きているんです。

どんな困難も、創造的に乗り越えていきましょう。








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