「みみずくは黄昏に飛びたつ」村上春樹、川上未映子
村上春樹さんのインタビュー本でもある、「みみずくは黄昏に飛びたつ」(新潮社、2017年)(村上春樹、川上未映子)を読んだ。 本当にほんとうに面白かった。 川上未映子さんの春樹文学愛がにじみ出ている。 だから、最高のインタビュアーであった。 ...
島と海と海底火山、星
5月28日に横浜美術館で行われたヨコハマラウンド。 ヨコハマトリエンナーレ2017のプレイベントとして、本当に楽しい時間だった。 今回のヨコトリのテーマは『島と星座とガラパゴス』。 このテーマを聞いた瞬間、なぜか村上春樹さんの「パン屋再襲撃」という大好きな短編のイメージが溢...
ギリヤーク尼ヶ崎
ETV特集 アンコール「その名は、ギリヤーク尼ヶ崎 職業 大道芸人」 を見た。感動した。涙が出た。 ギリヤーク尼ヶ崎は86歳の現役の大道芸人だ。 彼は、生きることと踊ることと祈ることと病と老いと、すべてが一体になっている。...
時を超えて受け継ぐもの
鹿児島に行ったことも影響したのか、亡くなった祖父から思いがけないものを受け取った。 3/11放映のNHKスイッチでの大友良英さんとの対談の中で、 「在宅医療をしていてよかったのは、戦争体験者の生の声を遺言のように受け取ることがたくさんあったことです」 ...
鑑真記念館
南さつまへの旅は、鑑真記念館に行くためだった。 鹿児島の南、坊津へ。 鑑真記念館 鹿児島県南さつま市坊津町秋目225-2 鑑真和上は仏教を伝えに来たが、医療も含めて広範な文化を命がけで伝えに来た。 5回の渡航の失敗で失明までした。...
鹿児島と桜島 ヤポネシア
鹿児島県農業法人協会からご依頼された講演後。 医療と農業が本当に協力するいのちや自然を中心にした時代へ。 米、味噌汁ではなく、お米、お味噌汁、という日本語が好きだ。 太陽と桜島。 鹿児島での桜島の存在感はすごい。 安心感がある。 太陽が昇り沈む。 ...
高校時代とレコード
講演のため鹿児島に行った。帰りは熊本を経由して帰宅。 熊本の実家でレコードを発掘してみた。 高2まで狂ったように聞いたLPを、高3から封印した若き日々を思い出した。 そのとき、サニーデイサービスの「東京」で、聞きおさめをした。...
下学上達
論語の「下学上達」(憲問篇)という言葉が好きだ。 身近なことから学びを始め、真理へと到達していくこと。 子供の時の問いを大人になっても問い続け、子どもの素朴な感性を保ち続けることと似ている。 リンゴが落ちていることから万有引力へと理解が至るのか、夏至のときだけ底が見える井...
イキウメ「天の敵」@東京芸術劇場シアターイースト
イキウメの「天の敵」、芝居の初日を見に行った。@東京芸術劇場シアターイースト →イキウメWeb「天の敵」 まーーーー面白くて、感動して、心を震わせて。 演劇の素晴らしさとすごさというものを、思う存分叩きのめされるほど思い知るすごすぎる舞台だった。...
2017/5/28:「島とオルタナティブ:歴史・社会、医療、アート」(ヨコハマラウンド)、6/15:「ひとのからだの歴史」
何を話すか、何をするか、、、今とりかかっていますので、改めてお知らせです。 1. ヨコハマトリエンナーレ2017『島と星座とガラパゴス』自体は、8/4-11/5なのですが、そのプレイベント(前座)で5/28に自分も出ます。...