

「湯船(ゆぶね)」「湯(ゆ)」「風呂(ふろ)」
お風呂の浴槽のことを「湯船(ゆぶね)」と呼ぶのは、江戸時代に川を巡回していた「お風呂の船」が語源と言われている。 船の上に浴槽がある水上の移動式銭湯。 有明を歩いていたらそのレリーフを偶然に見つけた。見て!見て~!とあちらからの声が聞こえてきた。 船が川を巡回し、客が呼び止めて乗り込む、キッチンカーのようなスタイルだった。 江戸時代の入浴料金は大人は約100円~300円程度くらいで(そば一杯の半分程度)、1ヶ月使い放題のサブスクリプション「羽書(はがき)」という定額パスも存在していたのだから、今も昔も考えることは同じ。 江戸の人は、土の埃が舞う暮らしの中でさっぱりするため、朝晩2回お風呂に入る風呂好きだった。だからこそ風呂や銭湯が大切にされていた。 銭湯は「裸になれば身分の差はない」平等な場所(人類皆兄弟)でもあり、相手を思いやる「譲り合い」「慮(おもんぱか)る心」を育てる場としても機能していた。つまり倫理や道徳教育の場でもあった。 ちなみに、銭湯の二階は、落語(寄席)のルーツの一つとも言われている(諸説ある)。 話の面白い人が「すべらない話」(


藤子・F・不二雄先生からの宿題(100%ドラえもん&フレンズ in 東京)
子どものバイオリン関係(スズキメソード)で東京に出たとき、有明に出かけたら、ちょうど 東京ドリームパーク がオープンの日で、そこでは「 100%ドラえもん&フレンズ in 東京 」がやっていた。 ただ、行けばすぐ見れる、というものではなく、無料エリアと有料エリアが複雑に絡み合い、しかも有料エリアは時間ふくめて事前予約制で、何も見れなかった。最近、よくあるパターン。事前予約制が増えると、なんとなく・ぶらぶら、ではうまくいかない。右脳よりも「予定、立案、計画、実行、任務完了」みたいな左脳回路が求められる。 ただ。 無料エリアに置いてあるドラえもんフィギュアや、エスパー魔美やパーマンだけでも十分に満足できた。 機械と人間との関係性は、日本では昔から漫画やアニメなどで取り上げられ、時間をかけて考えるべきテーマになっていた。 『ドラえもん』は人間の欲望に関する物語でもある。 困ったとき、のび太がドラえもんに助けを求めると、便利な道具が準備される。 困り事は簡単に解決するが、物語はここからだ。 あれもできる、これもできると欲望は膨らみ、スネ夫やジャイアンへの


『婦人画報(2026年5月号)』:「追悼―ファトマ・ハッスーナ」 (稲葉俊郎)
4月1日発売の『婦人画報(2026年5月号)』に、「追悼―ファトマ・ハッスーナ」として、私も文章を寄せています。 ファトマ・ハッスーナは、パレスチナ・ガザ地区出身の写真家(フォトジャーナリスト)。 ガザ紛争下での日常を世界に発信し続け、彼女を追ったドキュメンタリー映画『手に魂を込め、歩いてみれば』(イラン出身のセピデ・ファルシ監督、2025年)がカンヌ映画祭の出品作品となり、その報告をした翌日に、彼女は現地の空爆で家族と共になくなってしまいました。 映画『手に魂を込め、歩いてみれば』も、そうした戦時下の1日1日が命がけの日常がとられていて、複雑な気持ちになる映画です。 映画が見れなかった方も、2026年4月18日~5月17日に開催される第14回「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」でもファトマ・ハッスーナの写真が展示されますので、ぜひご覧いただきたいです。 世界中で戦争が起きていますが、領土、資源、そして宗教戦争など・・・、色々な争いの種があります。 一度争いが起こり、怒りや恨みや復讐がはじまると、なかなか止めることができません。...


kiitos.キイトス Vol.36 -HEALTHY & BEAUTY MAGAZINE- 『衰えを感じはじめたら?』
都内に出ると桜満開で美しいですね。どんなビルを建てようとも、常に春になると芽吹いてくる植物世界のダイナミックさと美しさ、には、到底かなわないな、と改めて思います。 コンクリートの隙間から咲く力強い草花を見ているだけでも、強い生命力を感じます。 こちらは東京ミッドタウン横の桜。 4月1日に都内にいると、新生活の方々のフレッシュな波動を浴びて新鮮。 どんなことでも、常に新陳代謝し続けることが大事な気がします。 「はじまると おわる おわりは 次のはじまり 今も はじまりのとき」 kiitos. キイトス という雑誌は本当に素晴らしく、「HEALTHY & BEAUTY MAGAZINE」とは銘打って、健康・医療関係の記事はいつも丁寧で深みがあり、常に読みごたえがります。 vol.36の最新号に、私の記事も載っていますので、ぜひお読みください。 養老先生も4ページ出ていますが、私はそれより多い6ページも特集で載せていただいています。 『肯定からあなたの物語は始まる』講談社(2025年)の書籍をじっくり読み込んでいただき、そこから私の詩も何篇か紹介い


軽井沢T-SITEへ
軽井沢駅直結のT-SITEがついにオープン。 SHARE LOUNGEもあり、スターバックスやSHOZO COFFEE STORE KARUIZAWAで美味しいコーヒーもあり。 OSOBAR STATIONでお洒落で健康的なお蕎麦も食べれるし、だし尾粂で体に優しいお土産も買える。 友人がやっているaVin stand Karuizawaでは長野も含めたビオワインもお土産に買えます。 わざマート軽井沢店(株式会社わざわざが運営)では、ナチュラルハウスのような体に優しいものが買える。軽井沢には意外にこういうお店がなかった。 そして、AQUAIGNIS GARDEN SPA!では、お風呂やサウナも入れるので、心身ともに浄化できます。(本当はクラフト温泉いれてもらいたかったー) I'm donut?のドーナツ屋さんも一度行ってみたい。 SHARE LOUNGEは素敵な薪ストーブもある。 私の著作も置いてくれていてありがたい限り。 軽井沢がさらに混みそうー。(駅での待ち合わせにちょうどいいですね。) ● 軽井沢T-SITE https://store.ts


「芹沢銈介展」@Lagom
御代田町のLagomで「芹沢銈介展」が開催されています。(3/12 -3/31まで) 芹沢さんは染色工芸家であり、重要無形文化財「型絵染」の保持者(人間国宝)です。 芹沢さんの作品は明快で力強いデザイン、鮮やかで美しい色彩が特徴。 文字のようなグラフィックのような梵字(ぼんじ)のような。 今回の展示は、個人的なコレクションでもあり、友人に手渡すときのような作りこまれていない作品も多く、芹沢さんの人となりが伝わる優しい展示。 ぜひ見に行ってみてください! 仏画「微笑観音」も美しかったです。 MMoP(モップ) 〒389-0207 長野県北佐久郡御代田町馬瀬口1794-1 lagom(ラーゴム)営業時間: 10:00 ~ 17:00 定休日: 水曜日 https://mmop.jp/shop/118/ Lagomでの「芹沢銈介展」の裏側では、Konstの素敵な作品も多く陳列されています。軽井沢の障碍者の方々と、遊ぶように自由な気持ちで作られたデザイン性の高い作品群。購入もできて、収益の一部は福祉へと還元もされていきます。 福祉と芸術・デザインの新しい


さくらももこさんが好き
さくらももこさんが好き。どれを読んでも程よく脱力して最高。 我が家はコジコジも再ブーム中。 名言。コジコジは、コジコジだよ。 『トンデモ大冒険』徳間書店(2004) では、徳間書店の石井さんと旅しているので、基本はスピリチュアルな場所に行くのですが、さくらももこさんは、楽しんでる自分、疑う自分、さらに俯瞰する自分、みたいな多重な視点が笑いやペーソスで包まれていて、いつでも可笑しい。 アミ3部作に関するUFOに関しても、あるかないか、の話ではなくて、魂が何を感じるかが重要なんだ、と。まことに簡潔に本質をついてらっしゃる。 行き詰まる日々に爽やかな清涼剤のような存在。 図書館で思わず見つけて読んで、久しぶりに笑いながら読んで癒された。 近藤良平さんとも通じる世界。そう言えば、舞台でもちびまる子ちゃんの話出てたなあ。


『great journey 9th』近藤良平(コンドルズ)× 永積 崇(ハナレグミ)@赤レンガ倉庫
great journey 9th。 近藤良平(コンドルズ)さんと永積 崇(ハナレグミ)さんの不思議な舞台。 わたしは2年前の7thで共演させていただきました。 great jouneyは、いつでも横浜赤レンガ倉庫で行われる雲を掴むようなひととき。 基本的には、遊ぶ、ということ。プロが行う本気の遊び。 色々な発想の種を膨らましたり潰したり、思いつきと即興と愉快な空想にまきこまれる。ジャンルや分類を拒み続ける不可解な時間をともに過ごす。 わかったような気がすると、わからないところに連れて行かれ、迷子になると、ダンスと音楽で助けてくれる、というような。コンドルズの舞台と同じで類似物がない世界。 3/21と3/22のまだ2公演ありますので、ご興味あれば2人の芸達者ぶりを堪能下さい。 軽井沢から遥々この舞台見るために赤レンガまで行って大満足でした。 とにかく異次元が楽しい! ................... ダンス集団・コンドルズを主宰しダンスを柱に演劇、映画、テレビなど多角的に 活躍する近藤良平と、ハナレグミ名義で2002年からソロ活動をスタート


ヘルシーSPAサンロード@甲府
クスリのサンロード(SUNROAD=太陽の道)は、山梨県甲府市に本部を置くドラッグストアチェーン。山梨県・長野県で60店舗?くらいあるお店。 私がサンロードに注目しているのは、薬局なのに温泉を3つも経営していて、しかも山梨県で2つしかない「温泉利用型健康増進施設」(天然温泉ヘルシースパサンロード、ヘルシースパサンロード しもべの湯)を経営していること。 「温泉利用型健康増進施設」とは、厚生労働省の定めた基準を満たし、温泉と運動の組み合わせで健康づくりを行うことが出来る施設のこと。 その施設で温泉療養を行った場合、施設の利用料金、施設までの交通費については所得税の医療費控除を受けることができる。 この制度はいわゆる「温泉処方」(医師が温泉療養を処方できる)なのですが、制度設計がうまくできていないこともあり、しっかりと利用されていないのが現状。私はここに風穴を開けたい。 そんなことも含め、未来の医療を見通したサンロードさんの取り組みには素晴らしい先見性があると思っています。今後は薬局こそが、次の医療のハブになっていくと思います。病院はあくまでも治療の


伊豆畑毛温泉「誠山」@静岡県函南町
静岡県の経済産業部さんからの依頼でICOIプロジェクト内での講演に。天然資源含めた温泉の可能性のお話し。 ICOIプロジェクトは静岡県の伊豆地域の温泉を核とした素晴らしい活動。 ● ICOIプロジェクト ちなみに、静岡県は日本の中でも4位!の温泉湧出量を誇り、静岡県の中でも90%は伊豆半島から湧出しています。 そもそも、伊豆半島はもともと海底火山群でした。 その誕生は約2,000万年前と遥かなる過去。その後、1800万年と長い時間海底火山として海の中で活動。 約200万年前には海底から陸上化した火山となり、 約100万年前には、すこしずつ北上し、ついに日本列島に衝突して融合。 約60万年前には、ほぼ今の原型となる伊豆半島となったのです。 伊豆東部火山群(大室山など)はまだ火山活動を行っていることもあり、 ・伊豆半島の東側~南側は、マグマの直接加熱での「火山性温泉」 ・伊豆半島の西~北側は、海底火山(2000万年前)の名残で、「非火山性温泉」 となり、ちょっと東西に移動するだけで、この2000万年の歴史を感じれるってロマンありますよね。...