

岩手大学教育学部 2026年度の入試『山のメディスン』
岩手大学 教育学部 の2026年度の入試問題に、『山のメディスン―弱さをゆるし、生きる力をつむぐ―』(ライフサイエンス出版)(2023年)を採用いただきました。ありがとうございます。入試に使われるのはとっても嬉しいです。 ● 稲葉俊郎「山のメディスン―弱さをゆるし、生きる力をつむぐ―」(ライフサイエンス出版) (2023年11月30日) 設問から読み解くに、「いのち」をフィロソフィーとして考えていくこと、分断や差別ではなく「対話」を求め続けていくことを、岩手大学に来る方には求めている、ということがよく伝わります。素晴らしい大学! 設問1:「いのちのフィロソフィー」という考え方と組織の在り方について、本文の内容に即して400字以内で説明しなさい。 設問2:「対話」は、教育b現場においてどのような効果をもたらすか、本文全体をふまえてあなたの考えを800字以内で述べなさい。


『平和とは、ただ闘いのないことではなく、魂の力より生まれる美徳である。』スピノザ「国家論」(宮下真「なかよくなることば」)
毎晩、子供には絵本の読み聞かせをしている。 声の波動から受け取る力を育てるために。視覚は騙されやすいから。 ちょっと前は古事記がヒットしていた。 今は、この 「なかよくなることば」 (永岡書店、2017) という含蓄ある素敵な絵本がヒット。 読み聞かせている自分も、自分自身に読み聞かせるようにして。 --------------- 『平和とは、ただ闘いのないことではなく、魂の力より生まれる美徳である。』 スピノザ「国家論」 --------------- 『ずっと昔から人間のたましいが求めてきたもの、それが平和なんだ。』 宮下真「なかよくなることば」 --------------- --------------- 『戦いは知らざる人には甘美なれど、知る人はその近づくをあまりにも怖れる。』 ピンダロス --------------- 『戦いにあこがれるのは、本との戦いを知らない人だけだよ。』 宮下真「なかよくなることば」 --------------- --------------- 『戦争は戦争のために戦われるのでありまして、平和のための戦争など


『ウェルビーイング学入門』(武蔵野大学出版会)
「ウェルビーイング学入門」(武蔵野大学出版会)が出ます。4/10発売です。 武蔵野大学 ウェルビーイング学部 ウェルビーイング研究科の教員が勢ぞろいで書いています。 主に、大学選びで迷う高校生向けに書かれた本なので優しい言葉で書かれていますが、読みやすいだけにウェルビーイング学が扱う世界の全体像が俯瞰できるかと。 私はChapter2:社会の分野とウェルビーイングの中の「9.文学・芸術(お茶、舞踊、文学)とウェルビーイング」 を執筆しています。 ページ数が少ないことと高校生をイメージして平易に、ということもあり、そこまで深い論考は書けていないのですが(『ころころするからだ』春秋社(2018)ではじっくり書いています)、どの教員の先生の内容も面白いのでぜひお読みください~。 ●2026/4/10:『ウェルビーイング学入門』(武蔵野大学出版会):Chapter2:社会の分野とウェルビーイング「9.文学・芸術(お茶、舞踊、文学)とウェルビーイング」 (稲葉俊郎) https://www.amazon.co.jp/DP/4903281736


『婦人画報(2026年5月号)』:「追悼―ファトマ・ハッスーナ」 (稲葉俊郎)
4月1日発売の『婦人画報(2026年5月号)』に、「追悼―ファトマ・ハッスーナ」として、私も文章を寄せています。 ファトマ・ハッスーナは、パレスチナ・ガザ地区出身の写真家(フォトジャーナリスト)。 ガザ紛争下での日常を世界に発信し続け、彼女を追ったドキュメンタリー映画『手に魂を込め、歩いてみれば』(イラン出身のセピデ・ファルシ監督、2025年)がカンヌ映画祭の出品作品となり、その報告をした翌日に、彼女は現地の空爆で家族と共になくなってしまいました。 映画『手に魂を込め、歩いてみれば』も、そうした戦時下の1日1日が命がけの日常がとられていて、複雑な気持ちになる映画です。 映画が見れなかった方も、2026年4月18日~5月17日に開催される第14回「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」でもファトマ・ハッスーナの写真が展示されますので、ぜひご覧いただきたいです。 世界中で戦争が起きていますが、領土、資源、そして宗教戦争など・・・、色々な争いの種があります。 一度争いが起こり、怒りや恨みや復讐がはじまると、なかなか止めることができません。...


kiitos.キイトス Vol.36 -HEALTHY & BEAUTY MAGAZINE- 『衰えを感じはじめたら?』
都内に出ると桜満開で美しいですね。どんなビルを建てようとも、常に春になると芽吹いてくる植物世界のダイナミックさと美しさ、には、到底かなわないな、と改めて思います。 コンクリートの隙間から咲く力強い草花を見ているだけでも、強い生命力を感じます。 こちらは東京ミッドタウン横の桜。 4月1日に都内にいると、新生活の方々のフレッシュな波動を浴びて新鮮。 どんなことでも、常に新陳代謝し続けることが大事な気がします。 「はじまると おわる おわりは 次のはじまり 今も はじまりのとき」 kiitos. キイトス という雑誌は本当に素晴らしく、「HEALTHY & BEAUTY MAGAZINE」とは銘打って、健康・医療関係の記事はいつも丁寧で深みがあり、常に読みごたえがります。 vol.36の最新号に、私の記事も載っていますので、ぜひお読みください。 養老先生も4ページ出ていますが、私はそれより多い6ページも特集で載せていただいています。 『肯定からあなたの物語は始まる』講談社(2025年)の書籍をじっくり読み込んでいただき、そこから私の詩も何篇か紹介い


軽井沢T-SITEへ
軽井沢駅直結のT-SITEがついにオープン。 SHARE LOUNGEもあり、スターバックスやSHOZO COFFEE STORE KARUIZAWAで美味しいコーヒーもあり。 OSOBAR STATIONでお洒落で健康的なお蕎麦も食べれるし、だし尾粂で体に優しいお土産も買える。 友人がやっているaVin stand Karuizawaでは長野も含めたビオワインもお土産に買えます。 わざマート軽井沢店(株式会社わざわざが運営)では、ナチュラルハウスのような体に優しいものが買える。軽井沢には意外にこういうお店がなかった。 そして、AQUAIGNIS GARDEN SPA!では、お風呂やサウナも入れるので、心身ともに浄化できます。(本当はクラフト温泉いれてもらいたかったー) I'm donut?のドーナツ屋さんも一度行ってみたい。 SHARE LOUNGEは素敵な薪ストーブもある。 私の著作も置いてくれていてありがたい限り。 軽井沢がさらに混みそうー。(駅での待ち合わせにちょうどいいですね。) ● 軽井沢T-SITE https://store.ts


さくらももこさんが好き
さくらももこさんが好き。どれを読んでも程よく脱力して最高。 我が家はコジコジも再ブーム中。 名言。コジコジは、コジコジだよ。 『トンデモ大冒険』徳間書店(2004) では、徳間書店の石井さんと旅しているので、基本はスピリチュアルな場所に行くのですが、さくらももこさんは、楽しんでる自分、疑う自分、さらに俯瞰する自分、みたいな多重な視点が笑いやペーソスで包まれていて、いつでも可笑しい。 アミ3部作に関するUFOに関しても、あるかないか、の話ではなくて、魂が何を感じるかが重要なんだ、と。まことに簡潔に本質をついてらっしゃる。 行き詰まる日々に爽やかな清涼剤のような存在。 図書館で思わず見つけて読んで、久しぶりに笑いながら読んで癒された。 近藤良平さんとも通じる世界。そう言えば、舞台でもちびまる子ちゃんの話出てたなあ。


イリヤ・プリゴジン『混沌からの秩序』(みすず書房、1987年)
イリヤ・プリゴジン『混沌からの秩序(Order Out of Chaos : Man's New Dialogue with Nature)』 (みすず書房、1987年)を再読した。 建築家の藤本壮介さんが学生時代に影響を受けた、と、森美術館の展示で書名をあげていて、自分も学生時代に影響を受けた本。物理学の話だけではなく科学史も織り込まれているので、学生当時は難解に感じたが、いま読み返すと、今の自分の気持ちにぴったりくるからなのか、スルスルと再読できた。 <参考> ●August 29, 2025 「藤本壮介さんと仏性」 ●August 28, 2025 「藤本壮介の建築:原初・未来・森」 自然界がいかにして無秩序(カオス)から秩序を生み出すのかを述べた科学哲学の名著。プリゴジンは散逸構造理論を確立した業績で1977年度ノーベル化学賞を受賞した物理化学者で、スタンジェールは女性科学史家。 散逸構造とは、外部からエネルギーや物質を取り込み、内部で生じたエントロピー(無秩序、カオス)を外部へ捨てる(散逸させる)ことで維持される秩序のこ


横尾忠則現代美術館:大横尾辞苑
神戸に行ったら必ず寄るのが横尾忠則現代美術館。 いまは「大横尾辞苑」という展示が開かれている。 ひらがな45文字(あ~を)、アルファベット26文字(A~Z)に対応した横尾作品が展示されている。図録も面白くて思わず購入。 横尾さんの多様で広範で森羅万象を扱う作品群を見ていると、自分の中にある開かれていない扉が開かれ続けるようで、心が動き続ける。自分の心の中で起きている現象には名前をつけることができない。心が動く、としか形容できないもの。 展示の「あ」は「アストラル体」から始まる。どれだけの人が神智学やシュタイナーを読み、「アストラル体」のことを知っているだろうか、と思うと、美術館が霊学としても機能しているから面白い。 横尾さんとアトリエで話すときは、こうした話が随所に織り込まれるので、横尾ファンとしては基礎教養と言っていいものでもあるけれど。ただ、大事なものは名前ではなくて、名前が指し示す実態のほう。論語読みの論語知らず、にならないように。 「見えないものを見る」のが芸術である、と言うのは簡単だが、横尾さんはさらに「見えるものを見えなくする」芸術と


)「めくれる!しかけ図鑑絵本 にんげんのからだ」(アノニマ・スタジオ) *重版出来*
2025年9月に発売された、ジョエル・ジョリヴェ(翻訳:稲葉俊郎)「めくれる!しかけ図鑑絵本 にんげんのからだ」(アノニマ・スタジオ) ですが、ご好評いただき、第2刷となりました。うれしい! 子どもから体の違和感や疑問を聞かれたときには、しかけ絵本の図を見せながら説明しているので、私自身も重宝しています。 例えば、「ジュース飲むとなんでトイレが近くなるの?」とか聞かれると、前立腺とか尿道、筋肉の話をしながら、どうやって排尿されるのか説明したり、、、。 こうした仕掛け絵本は手作り本なので、値段がどうしても高くなるのですが、ぜひ教育用にお使いいただけれれば~。 ●【Translated Book】2025/9/1:ジョエル・ジョリヴェ(翻訳:稲葉俊郎)「めくれる!しかけ図鑑絵本 にんげんのからだ」アノニマ・スタジオ(2025/9/8)(原題:Joëlle Jolivet「Le Corps humain」(Les Grandes Personnes, 2021)( アノニマ・スタジオWeb 、 Amazon ) ◆稲葉俊郎コメント ----------