自分自身への言葉
言葉の影響を考えた。 よく、相手を傷つけるような汚い言葉を使ってはいけない。と聞く。本当にその通りだとも思う。 自分という存在は、生まれてから死ぬまで関係性を続けていく存在だ。 場合によっては、自分という存在は形態を変え、永遠に関係性が続いていく存在だとも、思う。...
永田カビ『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』(漫画)
永田カビさんの漫画『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』イースト・プレス (2016年)は、当事者の当事者による痛みを伴う成長の物語で、とても考えさせられる漫画だった。 タイトルは、ややインパクト重視な印象。 当事者が見ている風景は、やはり当事者でしか見えないものがあり、...
村上春樹と水面
以前、電車の中で村上春樹の「パン屋再襲撃」のハードカバーを読んでいた。 自分が青と赤の色鉛筆で熱心に線を引いたり、書き込みをしたりして熟読していたら、隣に座っていた男性が突然話しかけてきた。 「村上春樹の本を線をひきながら読んでいる人を見たのは初めてです。...
思わず小走りになる身体
午前と午後の合間の昼休みに、小走りで大学の生協に買いに行った。 小走りで本を買いに行くのは、小学生の時のジャンプやコロコロコミックと、村上春樹さんくらいです。 思わずニヤリニヤリ。ちょっと気持ち悪い人だったでしょう。 本は、このズッシリ感がいいんですよね。 ...
渋谷Bunkamura『ゴールドマン コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力』
渋谷のbunkamuraにて、天才絵師である河鍋暁斎の『ゴールドマン コレクション これぞ暁斎!』(2017/2/23(木)-4/16(日))がやっています。 暁斎を知らない方は、是非是非、もう一生訪れないであろう空前絶後のチャンスを逃さず、見に行ってほしい! ...
国立能楽堂「七拾七年会」2日目
国立能楽堂に「七拾七年会 第10回記念公演」の2日目を見に行ってきた。 →(参考)1日目の感想記事(2017/2/21) 能「海士 懐中之舞」は武田宗典さんがシテをされた。 内容は、まさに『海士(海人、あま)』の女性が主人公。 ...
『伝統芸能の力を思い知る集い ~能、狂言、浪曲~』(主催:安田登)
能楽師の安田登先生主催の 『伝統芸能の力を思い知る集い ~能、狂言、浪曲~』 を見てきました。 最高に面白かった! 伝統芸能の力をまざまざと思い知りました!!!! →○イナンナの冥界下り 2017年01月24日 伝統芸能の力を思い知る集い...
ヤナーチェク Janáček
村上春樹さんの1Q84の中で「シンフォニエッタ」という曲が青豆の魂の扉を開ける重要な役割を果たす。 音は、そうして境界を飛び越えて魂の扉を開けることがある。 シンフォニエッタはチェコの作曲家ヤナーチェク(1854-1928年)、最晩年の管弦楽作品。...
国立能楽堂「七拾七年会」
国立能楽堂に「七拾七年会 第10回記念公演」を見に行ってきた。 1977年生まれの若手の方々で主催されている会。 自分もほぼ同世代なので、同じ世代が活躍しているというのは本当に嬉しい! 未来がどうなるかなんて誰にもわかりませんが、若い人たちが現代の新しい息吹を組み込みなが...
鶴岡真弓先生と井村君江先生
ケルトでの日本の著名な研究者は鶴岡真弓先生、井村君江先生。 鶴岡真弓先生はケルト芸術や文様の世界を、井村君江先生はケルトの妖精(fairy)の世界を研究されている。 お2人とも素敵な女性で、されている研究も、男社会の研究者の堅い常識にとらわれない自由で豊かな研究をされていて...