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鶴岡真弓先生

  • 執筆者の写真: inaba
    inaba
  • 2018年5月30日
  • 読了時間: 2分

先週は『多摩美術大芸術学科・21世紀文化論』での講演と鶴岡真弓先生との対談。

はじめて八王子にある多摩美のキャンパスに行きましたが、 すこし都市部から離れたところにあるので、キャンパスも広くゆったりとしていて、素晴らしい場所だった。 こういうところで学べる学生は羨ましいなぁ。 もちろん、こういうのは学生の時にはあまりわからない。 自分もいつかこういう場所で教えることができたら、それはそれで楽しいだろうなぁ、としばし夢想。

今回お声掛けいただいたのは、鶴岡真弓先生(多摩美術大学 芸術人類学研究所 所長)! 学者の中で最も尊敬する方のおひとり!

ケルト研究では世界的でも追随を見せない深さと広さの研究を誇る。 博覧強記の知識にいつも驚きます。どの本を読んでも本当にすごい。 イマジネーションもすごいし、同じくらい緻密なデータもすごい著作が多い。

文章だけではなく語りにおいても、深い森の中に連れていかれるような迷宮のような独特の語りが大好きです。

今回の講義は多摩美の学生さん向けであり、一般公開講座でもあった。 多摩美の若いアーティストたち(18歳とか19歳!)に、直球でいろいろな球を投げました。

基本的には「藝術と医療」の接点を話しつつ、 人が生きるっていうのはどういうことなのか? 藝術も医学もすべてひとつにして生きるとは。 若い人たちに伝えたいことを。

みんな受け取ってくれるといいな。 これも一つの種まきとして。 美術や芸術のセンスを持つ人たちが、もっと医療や福祉や健康の分野に参入してきてほしい。 大学ふくめた教育は、未来への可能性を大きく含んでいて、 未来が未知だからこそ、楽しい。

鶴岡先生の著作、たくさんありますが、ひとつひとつもすごいボリューム。

読むのが大変だ!という人は、

ぜひ、岡本太郎「美の呪力」の文庫版あとがきの、鶴岡先生の文章読んでください。しびれますよ。

鶴岡先生、多摩美の学生さんたち(土曜なのに100人近くも来てて驚いたー)、ありがとうございました! また呼んでください! 鶴岡先生の素敵なオフィスも含め、多摩美の中もいろいろとご案内いただき、ありがとうございました!

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