

3/13(Fri):NHK総合「首都圏情報 ネタドリ!」温泉特集回「温泉の底力に迫る」
NHKの首都圏情報 ネタドリ!という番組(クローズアップ現代の並びです)。 2026年3月13日(金曜)午後7:30~放映は温泉特集回「温泉の底力に迫る」という特集。 この番組に、私も三田直樹さん(温泉資源庁:ルフロ)も取材で出てます。 TVでは表面的な話しか出てきませんが、心の底にはマグマのように熱い思いがあります。 火山で育った心の特性(無常、畏敬、共助、美意識・・)と温泉での養生文化はむすびついていると思う。 一部の方には、1月の放映とお伝えしましたが。ちょうど衆議院解散が突然きまり、すべてのNHK番組が改変となり、3月に移動しました。 3/11の後、3/13に放映されることにも意味があると思っています。 首都圏のNHKでしかリアル放映されないかもしれませんが(NHK総合(関東・甲信越)なので、信州はギリギリ入る?)、 ・NHKプラスでの「見逃し番組配宿(放送後から7日間)」 などでは全国で見れると思いますので、ぜひ見てみてください。 ●【TV】2026/3/13(Fri)(19:30-19:57):NHK総合(関東・甲信越) 「首都圏情報


la RINASCENTE 再生・復活・蘇り
---------------------- 「ぼくは誰とも争わないし 誰を憎む根拠もない ただ落ち着きを取り戻すため ちらつくテレビを消そう」 (KAN「世界でいちばん好きな人」) ---------------------- KANさんは「愛は勝つ」が有名だけど、他にも色々な名曲を残している。 KANさんは2023年に61歳で亡くなられた。「メッケル憩室がん」という希少がん。 KANさんの中で「世界でいちばん好きな人」は特に好きな曲。 不穏な世界情勢の中で、KANさんの詩が心に響く。 KANさんのアルバム「la RINASCENTE」(2017年)は弦楽四重奏によるセルフカバー・アルバム。 「la RINASCENTE」はイタリア語で「再生」や「復活」。日本語だと「蘇り」。過去の楽曲を新しいアレンジで「再生」させるというコンセプトが込められている。 「世界でいちばん好きな人」は、この-la RINASCENTE Version-が一番好き。 このアルバムは、ドナルド・フェイゲンのアルバム『The Nightfly』(1982年)という名盤(レ


伊豆白濱神社 三嶋大明神 火山信仰 エリアーデ『永遠回帰の神話』
伊豆白濱神社へ。 伊豆ノ国最古の宮(2400年以上の歴史)とされる。 三嶋大明神の后神(伊古奈比咩命(いこなひめのみこと))を祀ることから縁結びや安産、女性の守護神としても信仰を集める。 『日本後記』では、女神の荒ぶる力で火山活動や天変地異が起こったため、力を鎮めるために祀ったことが起源らしい。 「三島大明神(三嶋大明神)」は、山の神・海の神である「大山祇命(おおやまつみ)」を指す神名。古くから火山信仰とも結びついている。 源頼朝が挙兵の際に祈願した三嶋大社(静岡県三島市)も、富士山や箱根山などの火山活動が活発な地域だからこそ、火山信仰とも関係がある。 現地で『三宅記』(みやけき)という面白い話も聞いた。 三島大明神が伊豆の島々を次々と造り出す物語と、三宅島を拠点とした開拓伝承が記された書物。 「三嶋大明神」(事代主神?とされる)が、天竺(インド)から日本へ渡来し、伊豆の海に島を焼き出した(噴火させて島を作った)という「噴火造島神話」が中心。 天竺(インド)由来というのは、おそらく仏教の起源と神道とを結びつける神仏習合(本地垂迹説)の影響ではない


下田 黒曜石 金 海
仕事で下田へ。 東京から特急踊り子に乗れば一回も乗り換えずに終点の伊豆急下田まで行ける。東京から下田まで電車で3時間弱かかるが、当時は歩いて山越えしていたことを想像するだけで遥かに幸福な気持ちになるし、いい読書・思索時間になる。窓から見える海の風景も心を溶かす。 伊豆と言えば、黒曜石が最初に頭に浮かぶ。 あと、伊豆半島は火山島で、あとから日本列島にぶつかって合体した、というところも。火山島だったこともあり伊豆は温泉も湯量も豊富だ。 黒曜石(Obsidian)は、火山活動で生まれる天然のガラス。 黒曜石はナイフや矢じりのような機能的な価値・実用性が高い。それに加えて「希少で、美しい」という点も、だれもが「ほしい!」と思った理由。旧石器時代、縄文時代から交換・移動の対象になっていた。 黒曜石は特定の火山活動があった場所にしか存在しないため、産地が限定的。 「北海道の十勝」「長野県の諏訪・霧ヶ峰(和田峠)」「伊豆諸島の神津島」「佐賀県の腰岳・大分県の姫島」などが有名。火山列島である日本の中でも、質が高いものは散在してる。 伊豆にある神津島の黒曜石は、約


「痛み」のあるところにアートは生まれる
3月1日の「芸術と医療が交わるところ」@筑波大学。 とても刺激とエネルギーを受けた回でした。 開催前の午前中に、主催の岩田祐佳梨さんに筑波大学・大学病院で行われている医療と芸術の実践を見学させてもらった。 病院はとにかく規制が強く、だからこそ硬く緊張した空間になってしまう。そこに少しでも柔らかい風を呼び起こすために芸術の力を借りる。もちろん、そう容易くはない。ただ、だからこそ「医療と芸術」に橋を架けようとする実践者たちは、自身が強い軸を持っていないと壁を突破することはできない。 筑波大学は広大なキャンパスだった。つくばの広い土地と広い空が広い心の空間を生み出し、未知の力を引っ張り出すのかもしれない。芸術専門学群と医学の徒とが自然に交わりながら、お互いで素敵な空間を作ろうとチャレンジしている。その長い歴史に感動した。岩田さんは自身がつくばの学生だった頃から長くかかわっている! 筑波大学附属病院では「ファシリティドッグ」のクラウドファンディングもしていた。ファシリティドッグとは、病院に常勤し、医療従事者とペアで治療やリハビリを行う専門的な訓練を受けた


横尾忠則現代美術館:大横尾辞苑
神戸に行ったら必ず寄るのが横尾忠則現代美術館。 いまは「大横尾辞苑」という展示が開かれている。 ひらがな45文字(あ~を)、アルファベット26文字(A~Z)に対応した横尾作品が展示されている。図録も面白くて思わず購入。 横尾さんの多様で広範で森羅万象を扱う作品群を見ていると、自分の中にある開かれていない扉が開かれ続けるようで、心が動き続ける。自分の心の中で起きている現象には名前をつけることができない。心が動く、としか形容できないもの。 展示の「あ」は「アストラル体」から始まる。どれだけの人が神智学やシュタイナーを読み、「アストラル体」のことを知っているだろうか、と思うと、美術館が霊学としても機能しているから面白い。 横尾さんとアトリエで話すときは、こうした話が随所に織り込まれるので、横尾ファンとしては基礎教養と言っていいものでもあるけれど。ただ、大事なものは名前ではなくて、名前が指し示す実態のほう。論語読みの論語知らず、にならないように。 「見えないものを見る」のが芸術である、と言うのは簡単だが、横尾さんはさらに「見えるものを見えなくする」芸術と


神戸の天然温泉 湊山温泉@兵庫県神戸市
お仕事で神戸に来たので、前から必ず行こうと思っていた湊山温泉へ。 ここは1889年創業の歴史ある温泉でありながら、人情溢れる銭湯のようでもある。 その昔、平清盛も湯治した温泉といわれているのが驚き!(実際、近くに碑がありました。平清盛が福原に構えた隠居用の別荘(雪見御所)が近くにあったようです)。 鉄分と炭酸を多く含む赤茶色の湯が特徴。100%源泉かけ流しで、樽風呂を入れると8個ほどの浴槽があったかと。しかも、温度が違うので楽しい! 自噴源泉は約27℃。この冷泉を源泉で浴びるために温冷浴が推奨されています。私もサウナの極端な負荷より、温泉での温冷浴を信条としている自分には、まさにパラダイス温浴空間でした。私は指がふやけて脳がふやけるほど、2時間は堪能してしまいました。お客さんも2-3巡はしてたかなぁ。 温冷浴とは、温水(38-42℃)と冷水(10-30℃前後)を交互に浴びる方法で、その温冷刺激での血管・自律神経・代謝への自然な反応を利用した健康法とも言えるものです。交代浴(contrast bath therapy)とも言われます。...


「ハレ(非日常)」と「ケ(日常)」の循環の環 「お風呂は人を幸せにする」「ケの日のハレ」
「おふろ部10年サミット」の依頼講演で神戸へ。 おふろ部は、給湯器で有名なノーリツ(NORITZ)さんが主宰している「お風呂」文化を愛する集まり。 1951年の創業時、戦後の復興期に従来の木製風呂よりも熱効率(能率)が良く、お湯が冷めにくいタイル製の風呂釜「能率風呂A型・B型」を開発。熱効率が良く「能率のいい風呂」を普及させたいという想いから「ノーリツ」という会社名になったとのこと。 創業者の太田敏郎さんの言葉 「お風呂は人を幸せにする」 には、しびれます。 入浴習慣=健康習慣と考えている私としては、ノーリツさんが戦後復興期に「お風呂に入れば幸せになる」と考えた理念は、まさに災害時などで思い知らされる事実です。熊本地震で長くお風呂に入れなかった時「お風呂に入れて本当にほっとした」と家族も言っていました。海外生活でも同じかもしれません。お風呂に入れるという日常は、それだけで既に幸福なのです。 自然治癒力の要である代謝酵素は、37-39度で体内でよく働きます。風邪をひいて熱が出るときも同じ理屈です。入浴や温泉は、「病気じゃないときに健康的に発熱する装


内観光:内なる光を観る 「水」=夢+数
飛行機から地球の巨大な水がめとしての海を眺める。 武満徹さんの音楽では、人の無意識に沈む夢、記憶を喚起する普遍的な象徴として水をテーマに音楽を多数制作されていた。 水は、意識の深い層にある「無意識」や「夢」にアクセスするためのメタファー(隠喩)。 武満さんの音楽は、数理的な構造(数)と、無意識的な感覚(夢)とが、「水」という要素の中で統合されたもの。 水は留まることなく形を変えるため、個人の過去や失われたものを呼び起こす無意識の象徴。 普段から瞑想や呼吸法を通じて、無意識へのアクセスを日常的にしている人間にとっては、海を見ているだけで、深い無意識のイメージが万華鏡のように展開してくる。 これからの観光は、内観光(内なる光を観る)の方にシフトしていくのではないだろうか。 普段から瞑想や呼吸法を通じて、無意識へのアクセスを日常的にしている人間にとっては、海を見ているだけで、深い無意識のイメージが多層に連なって万華鏡のように浮かんでくる。 ―――――――――― 武満徹「二つのもの‐作家の生活」 夢・数・水 現在(いま)私が書いている音楽について考えてみ


梅の里 梅の花 和歌山県 みなべ町 和歌の山
和歌山県のみなべ町は、「みなべ温泉」にもありますが、日本一の梅の生産量を誇る「南高梅」の誕生地です。 地域全体が梅の香りに包まれる「梅の里」。ちょうど私が行っているときに、梅の花が満開で、ここは天国なのか?という絶景でした。 梅農家の方々が収穫されている場所を訪れ、温浴・温泉浴に引き続き、「梅浴」を楽しみました。 梅干しは、クエン酸効果で、疲労回復、殺菌・抗菌作用(食中毒予防)に加え、血流改善、血糖値上昇の抑制など、高い健康効果が医学的に期待されている奇跡の伝統食です。 梅干しは「強アルカリ性食品」です。 酸性に傾いた血液(疲労時など)を中和し、健康な弱アルカリ性へ戻す効果があります。肉や加工食品の摂りすぎで酸性になりがちな血液・体液を、クエン酸が血液中でアルカリ性に変わり、心身の調和を保ちます。 ちなみに、5グラムの梅干し(アルカリ性)で、牛肉100グラム(酸性)を中和できると言われています。 梅干しはCaカルシウム・ミネラルの吸収促進で骨粗鬆症予防にもなりますし、強い殺菌力で食中毒(O157など)の予防にも効果的。 伝統の梅干し+白米の「日の