東御のブドウ畑
- inaba

- 9月20日
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東御でワイナリーをされている尾崎夫妻のご厚意で、慶応のみんなとブドウ摘みを体験させていただいた。
太陽が当たる場所でワイン用のブドウはすくすく育つので、ワイン畑は絶景の場所にあった。
熱い日差しの中で、ひとつずつ愛でるようにブドウを収穫する。私のような門外漢にとってはすべてが深い体験だった。ワインづくりにおいては、ブドウの生産者さんは立場が弱いらしく、こうした現状を知ることも現場を知ることからはじまる。




苗を植えて4年待ってやっとブドウの収穫があり、ブドウを発酵させてワインができあがる。
気が遠くなるほどの数えきれないほどのプロセスの積み重ねで一つ一つの商品ができあがっている。いのちのリレーとしか言いようがない。最低でも4年は無収入で耐え忍ばないとワインはできない。
焼けるような熱い太陽を浴びながら収穫することで、太陽光線と同じくらい、すべてが深く腑に落ちる体験となった。




消費者の側からだけではなく、生産者の側の視点もあわせてみる。もちろんブドウ側の視点からも。
すべては深い愛がベースになるのは、何事にも通底している。
農や食に関わる人と場は美しい。
嘘や偽りなく、未来に直結してつながる尊い仕事だなぁ、と改めて。

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