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一粒の水滴 芸術の共同創造者

  • 執筆者の写真: inaba
    inaba
  • 9月12日
  • 読了時間: 2分

水は不思議だ。


日常では、一粒の水滴の挙動にあまり意識を向けない。

ただ、一粒の水滴に色がついているだけで、「私を見て」という声が聞こえてきて、色を追うようにして一粒の水滴を見つめる。

一粒の水滴は、マトリョーシカ人形のように実はさらに小さな多くの水滴で構成されていて、そのプロセスは果てしなく続いていることが分かる。


目に見えないものも、目に見えるものの解像度をあげていくことで、よりクリアに見えるようになる。

見ることよりも感じることに解像度を上げていくと、「この世界がなんと豊かなのか」と「感じる」ことができる。それは目に見えるかどうかと関係がない。


一粒の水滴を色と共に遊ぶ豊かで自由な時間。それは子どもの時間を取り戻すこと。


芸術には色々なアプローチがあると思うけれど、自然界が起こしているこの完璧なプロセスに、心を寄り添いながら、そのプロセスを邪魔しないように、愛でながら、楽しみながら、共にいること。

それさえできれば、自然界が日々、瞬間瞬間に起こす奇跡的な創造の魔術的なプロセスに共にいることができる。

自然界と共にあることが、すでに芸術の共同創造者になっているのだと思います。


芸術は、私たちに光を与えてくれる。眠りから目覚めさせてくれる。




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わたしが担当会の『いのちのアカデミア』@ライジングフィールド軽井沢 での一コマ。



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