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板坂諭さんやまなみ工房さん横尾忠則さん。大好きな方々が勢揃い。

  • 執筆者の写真: inaba
    inaba
  • 9月24日
  • 読了時間: 3分

板坂諭さんの『菌の器』 (Speedy Books) という本は、板坂さんの本気度を強く知ることができる本。


人が「菌の器」であるという自覚を持つ、ということは、人ではなく菌を主語にしてこの世界を見つめてみようという提案であり、「いのち」を中心にした社会を提案する、より具体的なアイディアなのだと思った。

わたしたちの菌が求めているから、食事をするのかもしれないし、友人と出会うのも菌と菌との出会いのためかもしれない。

雨が降る時にも菌の存在が重要であったり、色々な菌を巡る面白い話が出てくる。


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日本での八百万の神の信仰も、菌に対してリアリティーを持っていた時代に、菌というミクロな生き物の精妙な働きに畏敬の念を感じ、カミと呼んでいたのかもしれない。実際、神社の儀式には食べ物に対する儀式が多く、食べ物を生んでいるのが根本では菌の営みであるとすれば、これからは「金本位制」から「菌本位制」へと移行する時代なのかもしれないです。


板坂さんとのほぼ同世代のトークは面白く、板坂さんも素晴らしい業績を多数残されているのに、偉ぶれることもなく常に謙虚に貪欲に新しいものを吸収されている姿は、まさに霊性の宿った仕事ぶりだと思いました。

ホンモノのキノコが生えてくる椅子も、「いのち」を真摯に考えたものづくりだと思い、その本気度にしびれました。デザインも発想も素晴らしく。


今後、板坂さんとは三浦半島や下田などで、発酵を生かした町づくりへと発展させていく予感があるので、今後の共同できそうな動きも楽しみです!


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代官山蔦屋では、ちょうどやまなみ工房の展示があったり、横尾忠則さんのレコードジャケットデザインの展示!があったりと、興奮と感動のひとときでした。


ぜひ今後の板坂さんの動きもフォローしてください!!



●【Dialogue Event】2025/9/22(Mon):19:00-20:30:『菌の器』刊行記念トークイベント:板坂諭(建築家、デザイナー)x稲葉俊郎(医師、医学博士)@代官山 蔦屋書店 3号館2階 SHARE LOUNGE/ZOOM配信(東京都渋谷区猿楽町17-5 代官山T-SITE)(申し込みWeb)(代官山 蔦屋書店



「やまなみ工房」(滋賀県甲賀市にあるアートセンター&福祉施設)の本や作品が並ぶ。すべてが突き抜けていて、それでいて一人一人の個性が大切に生かされていて、素晴らしい。見ているだけで、魂に触れているようで、ゾクゾクします。


アート 代官山 蔦屋書店 2025年09月20日(土) - 09月28日(日)


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同じ時期に代官山 蔦屋書店で横尾さんのレコードジャケットデザインが観れる奇跡!


実物に見惚れる。


「浅丘ルリ子」のすべては、何度もアート作品として買おうかと思うものの、どこでもプレミア価格のこのレコードは、お金がない自分は何度も断念した。でも、何度見てもすごい作品。





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横尾さんはレコードも本も、装丁の数も質も突き抜けていて、人間なのに人間技とは思えないほど。でも、横尾さんも同じ人間なんですよねぇ。刺激うけまくり。



会期:2025年9月15日~30日

会場:代官山 蔦屋書店(2号館2階 Anjin)


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