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EXPO 2025  クラゲ館 関西パビリオン いのち動的平衡館

  • 執筆者の写真: inaba
    inaba
  • 10月1日
  • 読了時間: 3分

EXPO 2025(大阪・関西万博)の感想を少しずつ。


とにかく人が多くて!暑い!というのが身体感覚として強く残る旅ではあったが、だからこそ、その感覚を乗り越えてでも、行きたい、と思える強い吸引力。

根っこにある哲学は「いのち」。

日本中だけではなく、世界中の人々が一箇所に集合する人間のエネルギーはすごかった。久しぶりの人間の熱量を感じた。




私も多少なりともスタッフで関わった「クラゲ館」。

予約なしでただ行けばいい場なのは助かった。

デジタルに弱い私は、スマホ片手に予約するのが難しく。

とりあえず行けばいい、という開放的な場はありがたく。


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プロデューサーの中島さち子さんとは、東大のほぼ同世代。数学オリンピック金メダルもとっていて、同世代の数学好きにはスーパースターでした。私も、今でも算数や数学は好きです。勉強と思うと辛いかもしれませんが、将棋やゲームと同じもの、と思えば、ゲームして点数とれるんだから楽しいなぁ、とも。


そんな数学思い出も沸き起こるクラゲ館。

村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」での台詞もふと浮かぶクラゲ館。


開かれた空間づくりが異色で素晴らしかった!


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「私たちは習慣的にこれが世界だと思っているわけだけど、本当はそうじゃないの。

本当の世界はもっと暗くて深いところにあるし、その大半がクラゲみたいなもので占められているのよ。

私たちはそれを忘れてしまっているだけなのよ。そう思わない?」

 村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』

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●いのちの遊び場 クラゲ館






関西パビリオンは、滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、徳島、福井、三重の9府県が出展。

一回でたくさん見れてお得。


どの展示も心のこもったいい展示でした。


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とくに滋賀の展示は素晴らしく。

映像と連動する光のアート(松尾高弘さんが開発した「Kinetic Light Vision(キネティック・ライト・ビジョン)」)は度肝を抜かれた。とにかくすごいの一言だった。。。


どこか常設展で見れるようになりますように。


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●関西 WEBパビリオン



「いのち動的平衡館」。プロデューサー福岡伸一さん。


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「光で感じるインスタレーション」はTakramの緒方壽人さん作。その精密さ、緻密さが驚愕だった。


「いのち」の流れの中で私たちが生きている。すべての存在はミクロな原子からできていて、そうしたミクロな原子の粒からすべての物質ができているという不思議。


水がこぼれると元に戻らない。自然界は無秩序になる、乱雑さが大きくなる(エントロピー増大)のが当たり前なのに、なぜ人間含む生命体は、傷が自然になおったり、秩序が生まれる(エントロピー減少)の方向へと向かうのか。

その答えの一端に、少し多めの破壊(死)があるからこそ、生命は秩序を生む(エントロピー減少)、という、坂を上る輪の話があり、とっても脳内、心身すべてが活性化される時間。


時間も10分くらいでコンパクトに見れるのもよかった。



緒方さん、映像化、とんでもなくすごい!!!

熊本高校の先輩+おなじ軽井沢住民であることが誇らしい!


●いのち動的平衡館


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