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“人が人としてあるために一番大切な魂の物語”(婦人画報Web)

  • 執筆者の写真: inaba
    inaba
  • 9月17日
  • 読了時間: 2分

婦人画報(2025年9月号)の記事。

Webでも見られるようになったのでご興味ある方はぜひどうぞ。


いま読んでるお薦めの3冊を、とのことでしたので、

「読み返すたびに生きる力を得る本」3選

“人が人としてあるために一番大切な魂の物語”


として、

●『新装版 苦海浄土 わが水俣病』石牟礼道子/著

●『定本 昔話と日本人の心』河合隼雄/著

●『ヴィジュアル版 沖縄文化論 忘れられた日本』岡本太郎/著

を選んでいます。


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特に太郎さんの『沖縄文化論』は、文庫だと写真が少なくなって残念でしたが、再版された『ヴィジュアル版 沖縄文化論』では、太郎が当時に撮影した写真も多く使われているようでうれしいです。

私は古書で持ってますが、本のオーラが違います。





『魂の物語』と言う言葉は、こういう文学や芸術のラインで話すとあまり違和感ないのですが、医療分野で言うと「?」となってしまいます。魂は解剖学用語で出てこないからです。

ただ、私はこの「魂」の問題を人間はしっかり通過していかないと、人間社会がただのコスパと効率と合理化だけが徹底化された荒涼とした社会になってしまうのではないのかな、と思っています。




●【Web Media】2025/8/28:稲葉俊郎さんのおすすめ本「読み返すたびに生きる力を得る本」3選 “人が人としてあるために一番大切な魂の物語”(婦人画報Web

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岡本太郎は返還前の沖縄を訪れ、何を確認したかったのでしょうか。芸術家が見抜いた沖縄文化の根源に潜むいろいろな「マブイ」のかたちを再確認でき、読み直してよかったです。

3冊いずれも重いテーマで読むには胆力が要ります。ただ、自分には避けて通れないと感じます。人間の深部から噴出する根源的な力を感じて、読むたび生きる力を得ます。

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