

大鷹の湯(那須)五つ星源泉
那須に行く用事があり、昔から行きたかった【大鷹の湯(おおたかのゆ)】に。素晴らしい最高品質の温泉だった。文句なしの名温泉! 【大鷹の湯(おおたかのゆ)】が有名なのは二つのラインがあり、一つ目は「五つ星源泉」。二つ目は「古代ソマチッド温泉」。 「五ツ星源泉宿」とは、温泉研究家の小森威典さんが『正真正銘 五ツ星源泉宿66』(祥伝社新書)の書籍で紹介された基準。加水・加温・循環・消毒を一切行わない「源泉100%かけ流し」が全浴槽で徹底されている宿を厳選したもの。 条件が厳しいため、国内の温泉施設では1%未満しか存在しないらしく、こだわりまくった温泉宿の称号とも言えます。 「五ツ星源泉宿」は、(1)源泉100%かけ流し(加水・加温・循環ろ過・消毒なし)、(2)鮮度の維持(源泉を空気に極力触れずに、適温で浴槽に供給され、(3)全浴槽が対応。と、かなり厳しい。1%しか該当しないこともうなずける基準。 そもそも、水を加えたり沸かしたりせずに、「人肌にとって丁度良くする」というのは至難の業(ある意味では源泉温度次第)でもあり、それだけでレアなわけです。塩素消毒し


岩手大学教育学部 2026年度の入試『山のメディスン』
岩手大学 教育学部 の2026年度の入試問題に、『山のメディスン―弱さをゆるし、生きる力をつむぐ―』(ライフサイエンス出版)(2023年)を採用いただきました。ありがとうございます。入試に使われるのはとっても嬉しいです。 ● 稲葉俊郎「山のメディスン―弱さをゆるし、生きる力をつむぐ―」(ライフサイエンス出版) (2023年11月30日) 設問から読み解くに、「いのち」をフィロソフィーとして考えていくこと、分断や差別ではなく「対話」を求め続けていくことを、岩手大学に来る方には求めている、ということがよく伝わります。素晴らしい大学! 設問1:「いのちのフィロソフィー」という考え方と組織の在り方について、本文の内容に即して400字以内で説明しなさい。 設問2:「対話」は、教育b現場においてどのような効果をもたらすか、本文全体をふまえてあなたの考えを800字以内で述べなさい。


『平和とは、ただ闘いのないことではなく、魂の力より生まれる美徳である。』スピノザ「国家論」(宮下真「なかよくなることば」)
毎晩、子供には絵本の読み聞かせをしている。 声の波動から受け取る力を育てるために。視覚は騙されやすいから。 ちょっと前は古事記がヒットしていた。 今は、この 「なかよくなることば」 (永岡書店、2017) という含蓄ある素敵な絵本がヒット。 読み聞かせている自分も、自分自身に読み聞かせるようにして。 --------------- 『平和とは、ただ闘いのないことではなく、魂の力より生まれる美徳である。』 スピノザ「国家論」 --------------- 『ずっと昔から人間のたましいが求めてきたもの、それが平和なんだ。』 宮下真「なかよくなることば」 --------------- --------------- 『戦いは知らざる人には甘美なれど、知る人はその近づくをあまりにも怖れる。』 ピンダロス --------------- 『戦いにあこがれるのは、本との戦いを知らない人だけだよ。』 宮下真「なかよくなることば」 --------------- --------------- 『戦争は戦争のために戦われるのでありまして、平和のための戦争など


『ウェルビーイング学入門』(武蔵野大学出版会)
「ウェルビーイング学入門」(武蔵野大学出版会)が出ます。4/10発売です。 武蔵野大学 ウェルビーイング学部 ウェルビーイング研究科の教員が勢ぞろいで書いています。 主に、大学選びで迷う高校生向けに書かれた本なので優しい言葉で書かれていますが、読みやすいだけにウェルビーイング学が扱う世界の全体像が俯瞰できるかと。 私はChapter2:社会の分野とウェルビーイングの中の「9.文学・芸術(お茶、舞踊、文学)とウェルビーイング」 を執筆しています。 ページ数が少ないことと高校生をイメージして平易に、ということもあり、そこまで深い論考は書けていないのですが(『ころころするからだ』春秋社(2018)ではじっくり書いています)、どの教員の先生の内容も面白いのでぜひお読みください~。 ●2026/4/10:『ウェルビーイング学入門』(武蔵野大学出版会):Chapter2:社会の分野とウェルビーイング「9.文学・芸術(お茶、舞踊、文学)とウェルビーイング」 (稲葉俊郎) https://www.amazon.co.jp/DP/4903281736


さくら祭り 水沼の湯
トロッコ列車で有名なわたらせ渓谷鐵道の「水沼駅」には、ホーム直結の天然温泉がある。 「駅の天然温泉 水沼の湯」。電車を降りてすぐに改札を出る感覚で温泉に入れるのはすごい。 泉質もナトリウム・カルシウムー塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(中性)で、なかなか成分も多く、まろやかで肌あたりのやさしい泉質。 「水沼の湯 – 駅の天然温泉&サウナの森 水沼ヴィレッジ」というだけあって、サウナが有名らしい(ほうじ茶ロウリュが楽しめるとか、アイディアが面白い)。 ちょうど桜の時期は「桜まつり」を唄うだけに桜が満開。露天風呂から美しい桜が見える素敵なロケーションでもあった。 日本には天国のような場所がたくさんあるなぁ。 「 水沼の湯 – 駅の天然温泉&サウナの森 水沼ヴィレッジ 」 群馬県桐生市黒保根町八木原宮原583


日光湯元温泉
日光(二荒)へ出かけた本来の目的地は日光湯元温泉。 標高約1500mの湯ノ湖畔にある歴史ある温泉地。 約1200年前に日光開山の祖・勝道上人によって発見されたと伝えられている。 日光湯元温泉は日本で4番目に濃いとされる硫黄成分(硫化水素型)(1位:万座温泉(群馬)、2位:月岡温泉(新潟)、3位:高湯温泉(福島))なので、帰宅してもなんだか肌から硫黄の匂いが香るほど。 そして、生きているようなお湯の美しい色にも感動。 源泉がもともとエメラルドグリーンで、空気に触れて酸化すると乳白色へ変化する。 多くの強酸性硫黄泉(草津など)と違い、日光湯元は弱酸性(から中性。pH6.3‐6.6)。殺菌力がありながらも肌への刺激が強すぎず、とろみのある柔らかな肌触りがある。 ちなみに。 日光湯元温泉は、1954年(昭和29年)に、青森県の酸ヶ湯温泉、群馬県の四万温泉とともに日本で最初の「国民保養温泉地」に指定された由緒ある場所。 国民保養温泉地とは温泉法に基づき、温泉の公共的利用を促進するため、環境大臣が「温泉利用の効果が十分期待され、健全な保養地として活用される」


二荒(ニコウ)と日光(ニコウ)
江戸、東京を守るエネルギー源(源泉)としての日光。 日光の語源は、二荒山神社の方にあって、「二荒(ニコウ)」が「日光(ニコウ)」へと名を変えた。 その背景には、荒ぶるエネルギーを陽の光(火・陽)で調和させて国家を安定させる。という、陰陽を反転させる意図があったのかもしれない。 誰にとっても、自分の中にある隠れた部分(影、陰)と向き合うことで五行のバランスを整えることが大事だ。 二荒山神社はそのための「気づき」を得る場所の一つとされる。 伊勢神宮を「陽」や「表」とするならば、日光(二荒山)は「陰」や「裏」。表の繁栄を支える土台であるという構造とも言える。 日光二荒山神社(男体山)。 男体山はかつての火山で、その荒ぶる魂は「火」を象徴する。「火」のエネルギー。 停滞した気を爆発させて動かし、物事を動かす原動力を与える。「火」の力。 男体山の麓に広がる中禅寺湖は、巨大な「水」の貯蔵庫。 強すぎる「火(山の怒り)」を「水」が鎮め、安定した霊力へと変える。 「冷静な判断力」や「心の浄化」をもたらすのは水の働き。「水」の力。 火と水(カミ)のバランスが整うこ


日光と東京
日光に行きたいとひらめいたのは今年から江戸(東京)での仕事が増えてきたので、TOKYOを支えるエネルギー源とエネルギーラインを全身で感じに行きたかった、というのもある。 徳川幕府が陰陽五行の法則を用いて、日光(二荒山神社・東照宮)に強力なエネルギーの源泉を置いたらしいので。 家康を「東から照らす光の神(東照大権現)」として祀り、江戸城の結界上の北に配置して、家康を「江戸を見守り続ける北極星」になぞらえたのは、天台宗の僧侶である天海の考え。 江戸城(東京)から日光へと続く道は、単なる交通路ではなく、霊的なエネルギーを通す「龍脈」とみなされた。 北極星(日光)と、地上の中心(江戸城)を一直線に結ぶことで、古来の霊山である二荒山(男体山)の強力な自然エネルギーの力で江戸を守る。 五行において北は「水」の属性で生命の「再生」の場所。 徳川家康を北(日光)に祀ることで、家康の魂が枯れることなく、常に新しい生命力を江戸に供給し続けるために。 江戸城から真北へと伸びるエネルギーラインとして日光街道を見る。 陰陽五行や風水のメガネは、地球のエネルギーラインを読み


美しい中禅寺湖と男体山の力
美しい中禅寺湖と男体山。 栃木県日光市の日光国立公園内。 火山が爆発すると地球の形が生まれる。水とエネルギーがたまる。 そんな原始地球のミニチュアなような絶妙で霊妙なバランスに感嘆する。そんな美しい風景。 2万年前に男体山(なんたいさん)が噴火して中禅寺湖ができた。 車で行くときに「いろは坂」というすごい急坂を上り続けると、突然に巨大な水甕があり、それが中禅寺湖。標高1269mは日本一標高の高い湖。 中禅寺湖に向かうために必ず通る「いろは坂」は面白かった。 合計48の急カーブがあるので、「いろはにほへと…」にちなんで「いろは坂」。 上り専用の「第二いろは坂」と下り専用の「第一いろは坂」の一方通行のはずなのに、上り専用で降りて逆走してくる巨大トラックがいて驚愕した。狭い道でUターンすらできないのだろうか。 下り専用の「第一いろは坂」で、天狗さんも撮影。 奈良~平安時代に、勝道上人(山岳仏教の先駆け)が男体山に修行で登り、湖畔に「中禅寺(立木観音)」を建立したことで、中禅寺湖という名前になった。 そのことで、男体山自体が神体山となり、山岳信仰の修行の


「湯船(ゆぶね)」「湯(ゆ)」「風呂(ふろ)」
お風呂の浴槽のことを「湯船(ゆぶね)」と呼ぶのは、江戸時代に川を巡回していた「お風呂の船」が語源と言われている。 船の上に浴槽がある水上の移動式銭湯。 有明を歩いていたらそのレリーフを偶然に見つけた。見て!見て~!とあちらからの声が聞こえてきた。 船が川を巡回し、客が呼び止めて乗り込む、キッチンカーのようなスタイルだった。 江戸時代の入浴料金は大人は約100円~300円程度くらいで(そば一杯の半分程度)、1ヶ月使い放題のサブスクリプション「羽書(はがき)」という定額パスも存在していたのだから、今も昔も考えることは同じ。 江戸の人は、土の埃が舞う暮らしの中でさっぱりするため、朝晩2回お風呂に入る風呂好きだった。だからこそ風呂や銭湯が大切にされていた。 銭湯は「裸になれば身分の差はない」平等な場所(人類皆兄弟)でもあり、相手を思いやる「譲り合い」「慮(おもんぱか)る心」を育てる場としても機能していた。つまり倫理や道徳教育の場でもあった。 ちなみに、銭湯の二階は、落語(寄席)のルーツの一つとも言われている(諸説ある)。 話の面白い人が「すべらない話」(