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November 26, 2019

文化は心の食事。心の食事は1日に最低3度、と心がけている自分としては、土日はいい食時間になる。

土曜は国立能楽堂に能を見に行った。
桂諷會の「源平屋島合戦」。

能「屋島 大事/奈須与市語」はシテが長山桂三さん。

アイ(屋島ノ浦人)の野村萬斎さんの語りは、手に汗握る素晴らしい語り芸で鳥肌たった。

後シテの長山桂三さんは源義経の亡霊。義経はスーパースター過ぎるのか、能で義経がシテ(主役)というのはほとんどない(屋島だけ?)。

義経は、日本史の中ではそれほど大怨霊化はしていない、ということか?

兄である頼朝に追われる身になった義経は、戦の天才ではあ...

November 25, 2019

11/22はEGO-WRAPPIN'のLive"Dream Baby Dream"に行く。東京追加公演でも超満員だった。昭和女子大学、人見記念講堂の会場は、以前美輪明宏さんのライブ以来だ。素敵な場所。

EGO-WRAPPIN'の楽曲の質の高さ。特にムードのような、空間を巻き込む魔術的な音楽の秘儀のような力。そしてボーカル中納良恵の圧倒的な歌唱力と吸引力。

新旧織り交ぜた楽曲の構成は見事だった。

『水中の光』の楽曲は、深海に潜り込むような歌で、思わず泣けたほど素晴らしかった。

これまでのEGO-WRAPPIN'のLiveの感想。
こう見ると、...

November 24, 2019

CONTE Magazineに続き、あと一つ雑誌掲載のお知らせ。


11/25月曜発売の『暮しの手帖』に、「生命と暮らし」というテキストを寄せています。

『暮しの手帖』は、目標にしていた雑誌のひとつでもあったので、うれしい~。

角田光代さんとはCONTEでご一緒したし、カヒミ・カリィさんとはベジタリアンの雑誌Veggy(マニアック!)で以前ご一緒させてもらったことがあります。

周防監督は、大好きな浪曲師、玉川奈々福さんとNHKスイッチで対談してたなぁとか(浪曲師の映画撮られてるんですよね)、ヨシタケシンスケさんの絵本はうちの子どもが大好きで...

November 23, 2019

Innovative City Forum 2019 国際交流基金アジアセンターセッション「Reverse IDEA アジアのダイナミズムから「新たな座標軸」を探る」@六本木アカデミーヒルズ。

風邪ひいてたけど、無事に終わった。

ビジネスマンが多く参加される会の中で、自分は華厳経の「インドラの網」を導き手として、東洋の身体観、生命観、宇宙観を共有した。草間彌生さんの作品にも似たテーマの作品があったりして。

東洋は、部分の中に全体が宿り、全体と部分とは常に入れ子状に存在していると考えている。

地球、自然、人間、細胞・・・。

マクロとミクロ。あら...

November 22, 2019

長井朋子さんの個展、「ぬりえのふちがきえていく」を六本木ヒルズにみにいった。


長井さんの絵は、私たちのルーツでもある、全能感に満ち、あらゆる限界や境界を設定しなかった、子どもたちの秘密結社のようなエデンの園を空間に立ち上げる。

絵による結界は聖域を作り、わたしたちがやってきた生命の故郷とリトルピープルを呼び覚ます。

絵と意識とが、ある種の磁場を生み、小さくか弱い、私たちを守り見守り続ける精霊があらゆる境界を越境して遊びに来るような豊かな世界だ。

展示空間にある小さな家を子どもの目で覗いてみると、イエローサブマリンのレコードと共に、なんと自...

November 22, 2019

「CONTE MAGAZINE」、11/22、いい夫婦の日に発売されました!

置いてない本屋も多いので、ぜひぜひWebでお求めいただければと思います。

「VOL.1 特集:生きるためには、物語が必要です。-「物語」を知るための、9の話-」

とっても内容の濃い本です。
何度も何度も読み返せる本。

自分もInterview受けましたが、インタビュアーによってここまで引き出すものが違うんだなぁ、と、改めて川口美保さんのすごさを感じました。こんなことを引き出されたんだぁ、と、読みながら自分でも驚いています。

おそらく、他の笑福亭鶴瓶さんや角田光代さん...

November 20, 2019

先週は、京都国立博物館に「流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」を見てきた。

本物の作品を見て改めて思ったのは、当時の言霊の力はすごくて、和歌の名を借りた呪術的な文字の力を感じて、頭がクラクラした。

言霊とは、言葉と現実とがシンクロすることを言う。
だからこそ、当時の人は現実を動かすために言葉を使い、和歌をうたうことこそが政治であり神事でもあった。

文字の形の力、言葉そのものの力。
原子力発電も家電発電もない時代、自然界のエネルギーを一か所に込めていく技に先人たちは命をかけていたのだなぁ、と。

すべての絵が、宇宙空間に浮かんでいるよう...

November 20, 2019

六本木ヒルズの森美術館に「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか」を見に行く。

いろんな未来都市のイメージや、機械と人間との共生など、多数の展示があった。
それなりには面白かったが、あまりかきたてられるものはなかった。自分のイメージの枠外にあるものはなかった。正確に言えば、頭は興奮したが、心はあまり動かなかった。

なぜかなぁ、と自分なりに考えてみたところ、そこに「人間の気配」「生命の気配」があまり感じられなかったからかなぁ。そして、巧妙に「自然」が隠され排除されているような気さえした。

「あたま」の世界ではなく...

November 17, 2019

小松左京の「ゴルディアスの結び目」ハルキ文庫(1998/4)を再読しました。

「嫌われる勇気」ダイヤモンド社 (2013)の中に「「ゴルディオスの結び目」を断て」という章もあって、気になったのです。
→●岸見一郎,古賀史健「嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え」ダイヤモンド社 (2013)(November 16, 2019)

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<内容紹介>

少女マリア・Kに取り憑いたのは悪魔なのか、それとも──。

彼女の精神の内部へ入り込んだサイコ・ダイバー伊藤が見たのは、おぞましい"闇"の世界だった!

解こうに...

November 16, 2019

岸見一郎,古賀史健「幸せになる勇気 ―自己啓発の源流「アドラー」の教えII 」ダイヤモンド社 (2016)を再読しました。

アドラー心理学の入門書「嫌われる勇気」の続編。「嫌われる勇気」はAmazonでも2000以上のレビューが寄せられているとんでもなくすごい本です。

今回もとても面白かった!
自分もアドラーとユングはとても波長が合う。


つい先日、プラトンの『饗宴』を読みましたが(本当におもしろかった)、『饗宴』で語られているテーマとも通底しています。実際、岸見一郎先生はギリシア哲学の専門家でもあり、ギリシア哲学の歴史的伝統も重なっ...

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