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日光湯元温泉

  • 4 日前
  • 読了時間: 3分

日光(二荒)へ出かけた本来の目的地は日光湯元温泉。


標高約1500mの湯ノ湖畔にある歴史ある温泉地。

約1200年前に日光開山の祖・勝道上人によって発見されたと伝えられている。


日光湯元温泉は日本で4番目に濃いとされる硫黄成分(硫化水素型)(1位:万座温泉(群馬)、2位:月岡温泉(新潟)、3位:高湯温泉(福島))なので、帰宅してもなんだか肌から硫黄の匂いが香るほど。


そして、生きているようなお湯の美しい色にも感動。

源泉がもともとエメラルドグリーンで、空気に触れて酸化すると乳白色へ変化する。


多くの強酸性硫黄泉(草津など)と違い、日光湯元は弱酸性(から中性。pH6.3‐6.6)。殺菌力がありながらも肌への刺激が強すぎず、とろみのある柔らかな肌触りがある。


ちなみに。

日光湯元温泉は、1954年(昭和29年)に、青森県の酸ヶ湯温泉、群馬県の四万温泉とともに日本で最初の「国民保養温泉地」に指定された由緒ある場所。


国民保養温泉地とは温泉法に基づき、温泉の公共的利用を促進するため、環境大臣が「温泉利用の効果が十分期待され、健全な保養地として活用される」と認めた地域のこと。



指定された理由は、大きく3つある。

一つ目は優れた泉質と豊富な湧出量療養泉としての価値。

日本で4番目に濃い硫黄成分を含み、切り傷、慢性皮膚病、糖尿病などへの高い効能がある。湯ノ平湿原の19ある源泉の多くが自然に湧き出す「自然湧出」。

二つ目は保養に適した自然環境。日光国立公園の中心地。 標高約1500mの高地で白根山などの山に囲まれた静寂な環境は驚くばかり。

三つ目は歴史と風土。788年の開湯以来、修験道の霊場や湯治場として栄えてきた分厚い歴史。


日光山温泉寺は、世界遺産・日光山輪王寺の別院でもあり、全国でも珍しい「本物の温泉に入れるお寺」。勝道上人が病苦を救う「薬師瑠璃光如来」を祀ったのが始まり。江戸時代には、日光奉行の許可がなければ入浴できないほど神聖な場所だった。



今回は時間の関係で残念ながら日光山温泉寺のお湯には入れず、近くにある休暇村日光湯元の日帰り温泉を満喫した。

実際の写真は、浴室撮影禁止なので撮影できず、HPの写真をご覧ください。



エメラルドグリーンの美しい湯は、「酸化の初期段階」で見られる希少な色。

地中では硫化水素が完全に溶け込んでいて無色透明(新鮮な状態)。

硫化水素が酸素と反応し、小さな硫黄の粒子(コロイド)が生成され始めると、エメラルドグリーンに変化する。

時間が経って硫黄の粒子が大きく成長すると、光を完全に反射・遮断するようになり、真っ白に濁る。

完全酸化を意味する白濁も美しいですが、酸化初期状態のなんとも美しい緑色よ!




休暇村日光湯元

含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)




私は軽井沢から日光まで、車で3時間ほどのドライブで行きました。


都内からは、東武日光駅まで浅草からの直通(特急けごん)があり、新宿からの直通(特急日光)があり、なかなか電車でのアクセスもいいです。

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