

日光湯元温泉@中禅寺金谷ホテル
中禅寺金谷ホテルに宿泊。 名門「日光金谷ホテル」の伝統を受け継ぎながら、ログハウスの温もりある建築と洗練されたクラシカルな空間が美しい。 バルコニーまら見えるミズナラやカエデの原生林、その向こうに広がる中禅寺湖の景色が美しい。 日光湯元温泉から引いた、硫黄泉の露天風呂「空ぶろ(そらぶろ)」。 泉質名: 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(pH 6.4)。 泉質名に多様なものが含まれているマルチミネラル水。 源泉温度: 78.5℃~78.6℃と熱い 美肌効果が期待できる3つの主要成分がうまい具合にブレンドされている。 硫黄泉(メラニン分解)+硫酸塩泉(キズと保湿の湯)+炭酸水素塩泉(クレンジング)。 源泉地である奥日光・湯元(湯ノ平湿原)から中禅寺金谷ホテルまで、お湯を引いている距離は約12kmもあり、それだけですごい。 空気に触れて美しい乳白色だった。 夜は爆睡。。。zzz


大谷地鉱泉@御代田
軽井沢のお隣、長野県北佐久郡御代田町にある大谷地鉱泉(おおやちこうせん)。 江戸時代に開湯した200年以上の歴史を持つ日帰り入浴施設(公衆浴場)。 アトピーなどの皮膚病や胃腸病に効能がある名湯として、地元住民の人々に長く愛されている。 炭酸カルシウム泉(含メタケイ酸)。無色透明でさらりとした浴感だが、湯温が42度〜44度と熱めの温度設定なので、一気に汗が噴き出す。 4人ほどが入れるコンパクトな石造りの浴槽。 誰かの自宅のようなアットホームな空間。 アメニティもないので、さっとひとっぷろにちょうどいい。 銭湯(公衆浴場)扱いなので、金額も500円で安い。 ここは、川端康成とその妻・秀子夫人が、この鉱泉の優れた泉質を気に入って静養に訪れていたらしい。 茅葺屋根も、川端夫妻がぜひ残した方がいい、と助言したこともあり、なんとか残しているとのことだ。 御代田のTSURUYAのすぐ近くで、田園風景の中で突然現れる湯治場に、癒される。 大谷地鉱泉が「温泉」ではなく「鉱泉」を名乗るのは、地中から湧き出たときの温度が25℃未満(冷たい水)だから。...


湯河原 温泉 滝 則天去私
湯河原は、温泉の泉質もいいが、町の風情もいい。 町の風情や自然の景観は、人間がそう簡単に作れるものではなく。 湯治では温泉に何度も何度も入り、汗を出す。 特に、今の時期は冬の身体から夏の身体へと切り替わる時期で、発汗させて全身の毛穴を開き、身体自体を「閉じる」モードから「開く」モードに移行する必要があって、温泉は最適だ。 湯河原の主泉質である塩分と石膏成分は、肌の表面に微細な膜を作る。これが熱を逃がさず、体の「芯の芯」まで熱を届ける。表面だけが熱くなるお風呂と違い、骨から温まるため、全身の毛穴が根元からしっかりと開く。 弱アルカリ性のやさしいお湯が、冬〜春にかけて硬くなりがちだった皮膚の表面や毛穴の詰まりをマイルドに柔らかくしてくれる。汗腺の「蓋」が外れ、スムーズに発汗できる状態に導いてくれる。 「閉じる(交感神経・緊張)」から「開く(副交感神経・弛緩)」への切り替えには、長湯をしても体に負担の少ない、湯河原のような優しくまろやかな泉質がよい。 温泉で汗を書いたらしっかり水分を取り、万葉公園や不動の滝に散歩に行く。 露天風呂もそうだが、日本の空間


大塩温泉@丸子(まるこ)温泉郷
大塩(おおしお)温泉は、鹿教湯温泉から車でわずか5分ほどの場所にある、非常に静かで鄙びた温泉地。 鹿教湯温泉・霊泉寺(れいせんじ)温泉とともに「丸子温泉郷」を構成していて、3つ合わせt環境省の国民保養温泉地にも指定されている。 大塩温泉は、武田信玄の隠し湯ともされ、川中島の合戦で負傷した武田軍の将兵が傷を癒したという伝説が残る古湯。 ラジウムを多く含む弱アルカリ性の硫酸塩泉で、源泉温度が約35〜36度と体温に近いので、じっくりと長湯をするのに最適な「ぬる湯の名湯」。 かつては複数の温泉旅館があったが、現在は一般向けの宿泊宿としてはほぼ機能しておらず、日帰りで温泉に浸かれる共同浴場施設がひっそりと営業を続けている。 しかも、ここのすごいところは公民館の中にあるところ。 大塩温泉共同浴場 (大塩温泉館)。 無人で200円を入れるタイプ。浴槽が2つあり、小さな浴槽は36度前後の源泉そのままのぬる湯、大きな浴槽はボイラーで加温された適温の湯となっている。 極上のヌル湯は、日本の暑い夏ではどこまででも入れそう。 出た後も、半日は体の内部がポカポカして余韻の


高梨共同浴場@鹿教湯温泉
長野県の鹿教湯(かけゆ)温泉。 「町・高梨共同浴場(高梨共同浴場)」へ。 鹿教湯温泉は(なかなか「かけゆ」と読めない人が多い・・・)、約1200年前の開湯から現代に至るまで、一貫して「健康回復のための湯治場」としての歴史を歩んできた。 開湯は平安時代初期の約1200年前ころ。 奈良時代の高僧・行基が彫ったとされる文殊菩薩像を、弟子の円行がこの地に持ってきた時には、すでに温泉が湧き出ていたと伝えられている。この頃から、文殊菩薩の霊験あらたかな名湯として周囲に知られるようになっていた。 その後、江戸時代に入ると、すぐれた効能から屈指の湯治場として全盛期を迎える。 ここは松本に抜けるトンネルがなかった時代には本当に山奥深くの場所で、秘境であるがゆえの保養の要素が大きかったのかもしれない。もちろん、温泉のパワーもある。 戦後には「近代湯治」として、温泉の医学的効能をリハビリテーションにいち早く取り入れ、日本の温泉療養(リハビリ)の先駆けとなった。環境庁(現・環境省)から「国民保養温泉地」の指定も受けている。 その後、現代西洋医学では「温泉療養」に保険点数


「ヒカリヤ」@長野県松本市
長野県松本市にある「ヒカリヤ」は、明治期の商家「光屋」を美しくリノベーションした素敵なレストラン。 同じ敷地内に、中庭を挟んで日本料理の「ヒガシ」とナチュレフレンチの「ニシ」の2つの独立した店舗がある。 「ヒカリヤ ニシ」でお食事させてもらったが、重厚な白壁の漆喰蔵をリノベーションしたモダンな空間。 マクロビオティックの思想を取り入れ、体に優しい「ナチュレフレンチ」を独自の世界でつくりあげている。 すべて信州の野菜をベースにしているので、夜遅い食事でもとっても体によく身体の負担が少ない! お酒を飲まない自分にはペアリングのドリンクも、ボタニカルドリンクで、発酵食材を中心に作られていて、どれだけ飲んでもおいいしかった。 豊かな清流や湧水を使って、信州産フレッシュキャビア(国産チョウザメ養殖)があるなんてびっくり!ガストロノミーで注目されているんですね。わさび農園の綺麗な湧水で6年以上の歳月をかけてチョウザメが育てられて、新たな特産品として信州キャビアが生産されているとは知らず。とても美味しかったです。食の世界も色々と発見が多いなぁ。 「レストラン.


南方熊楠記念館 子産石・燕石考 可思議・不可思議
白浜の南方熊楠記念館にも立ち寄る。 岬がある番所山(ばんしょやま)公園の山の上に位置していて、植物力旺盛の森のような中にある記念館は、熊楠らしかった。 熊楠の緻密な文章とメモ書きは狂気を感じさせる力が溢れ、呪術とも言える不思議なパワーを放っていた。 「子産石(こうみいし)」や「燕石(えんせき)」の実物があったことにも感動。 熊楠は、石が子供を産む・石が成長するという世界各地の「生石伝説(いきいしでんせつ)」に強い関心を持っていた。 熊楠は科学雑誌『Nature』へ「真珠が子を産むこと」に関する論文を投稿するも掲載はならなかった(ただ、彼はNatureに51篇もの膨大な論文を掲載している)。 その後、熊楠は生涯をかけた大論文『燕石考(英文原題:The Origin of the Swallow-Stone Myth)』に取り組む。その中にも世界中の「石が石を産む」伝承や、石の内部に別の石が含まれている現象を博物学・民俗学の両面から網羅的に考察している。 (ちなみに、『燕石考』は和歌山・那智隠棲時代に完成させた大論文だが、当時は未刊に終わっている。)


本州最南端の温泉:串本温泉「サンゴの湯」
【本州最南端の温泉】という名前に惹かれて、地元の人が行く、串本温泉「サンゴの湯」に行ってみた。500円と地元価格で安い。 中は狭いけれど(露天風呂もないけれど)、高張性温泉なので高い塩分濃度で体がすぐにあたたまった。 「ないものを探す減点方式」よりも、「あるものを探す加点方式」の方がご機嫌に生きられる。 温泉分析書を見ても、成分総計12.377g/kg(12000mg/kg!)もあるので、1g/kg(1000mg/kg)以上あれば通常の温泉でも濃厚だと思えば、なかなかの高濃度温泉。 泉質: ナトリウム・カルシウム塩化物泉(中性高張性温泉) ちなみに、高張性温泉とは、人間の体液(浸透圧)よりも成分濃度が濃い温泉のこと。 等張性は8〜10g/kg(人間の体液とほぼ同じ:約0.9%)で、高張性は10g/kg以上(人間の体液より濃い:濃度 1% 以上)となる。 成分が1リットルあたり10グラム以上溶け込んでいる濃い温泉の時に高張性温泉と呼ぶ。日本でもそんなには多くない。 ちなみに、海水は塩化ナトリウム約35g/kg(約3.5%)。 一般的な高張性温泉は、


橋杭岩 空海と天邪鬼 未完成の美
本州の最南端は、和歌山県串本町にある「潮岬(しおのみさき)」。 東京の八丈島と緯度が近い。 東京(竹芝)から八丈島へのフェリーは、南下して片道11時間くらいかかる。その同じ緯度に陸路で行けると考えると不思議。 本州最南端の碑から、「橋杭岩」までは車で約10分ほど。 和歌山県串本町にある国の天然記念物「橋杭岩」には、弘法大師(空海)と天の邪鬼が「一夜で海に橋を架けられるか」を賭けたという伝説が残っている。 熊野を旅していた弘法大師空海は、紀伊大島へ渡る手段がなく困っている住民のため、海に橋を架けようと思い立った。 「天の邪鬼」と賭けをすることになり、協力して巨岩を海に並べ始めた。 手際の良い空海が橋の杭(岩)を並べ終えそうになり、負けを恐れた天の邪鬼は「コケコッコー」と鶏の鳴き真似をして朝が来たと見せかけた。 すると、空海は本当に朝が来たと思い込んで作業を諦め、その場を去ってしまったため、現在のように橋の「杭」に似た岩柱だけが海に一列に残された。 という、すごく面白い話。 河合隼雄先生だったら、ユング心理学や深層心理学の視点から読み解いてくれそうだ


長生の湯(ちょうせいのゆ)@南紀白浜温泉
和歌山県・南紀白浜温泉の「長生の湯(ちょうせいのゆ)」。 まず、名前がいい。 長生きできそう。ロンジェビティ(Longevity)! 泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)(旧泉質名:重曹泉) 弱アルカリ性(pH値 約7.6)+メタケイ酸(111.3mg)が多い美肌の湯。 メインの「長生温泉(源泉温度 約78℃)」に「東谷温泉(源泉温度 約60℃)」の2つの源泉をブレンドしながら温度調整をしているとのことだった。 硫黄臭も漂うので、硫黄効果で体もあたたまり、解毒作用もある。 野外の露天風呂の作り方も美しく(+備長炭風呂も)、源泉をそのまま飲める「飲泉」もあり、さすが源泉を直接お持ちの温泉だった。 同じ敷地に和歌山ラーメンを食べれる場所もあり、ラーメン好きにはたまらないだろう。 和歌山県 白浜温泉「長生の湯」 和歌山県西牟婁郡白浜町2763 泉質:ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉(弱アルカリ性低張性高温泉) https://choseinoyu.info/onsen-info/