

坂口恭平日記@熊本市現代美術館
熊本市医師会の講演で弾丸で熊本往復した時に、「坂口恭平日記」@熊本市現代美術館も見に行く。 彼の圧倒的な作品の数に圧倒される。絵日記のように。 坂口君の絵には、彼の心が溶けこんでいる気がする。 心の重さが与えられた分だけ、絵の情報量が多い。...


THEATRE for ALL【まるっとみんなの調査団 in 軽井沢】+『いのちノオト』第5回:旅に出て「いのちの土台」を育もう(集英社 学芸の森 Web)
THEATRE for ALL、【まるっとみんなの調査団 in 軽井沢】でうけた取材内容のWeb記事です。 「まるっとみんなの調査団」は、軽井沢を中心とした長野県東信地域にインクルーシブな映画祭をつくるべく立ち上がった運営チームです。2022年9月に行われたキックオフミーテ...


「ざわめきアート展」@東御市文化会館
東御市文化会館に「ざわめきアート展」を見に行く。 純粋さと自由さからは、学ぶことばかりだ。 個人個人にはバランスや調和の力というものがあり、それが表現の中で顔を出すのだろう。 不思議なバランスや調和を感じる。 人間の心の世界って、ほんとうに不思議だ。 =========...


沈黙と測りあえるほどに
夜中、大雪の中でお看取りに。 自然界が大きく変化するとき、人の生命や心も、そうした現象と呼応しているのを感じながら。 夜中、静寂の病院に立ち寄ると、木や植物同士がこそこそお喋りしているような気がした。 人間の喧騒で溢れた中で、静寂だからこそあらゆる生命の存在が浮き出てくるか...


鮭の稚魚
鮭の稚魚を家族で育ててます。 風越学園の方から発眼卵をいただきました。 鮭の卵を水槽へいれる。 空気を送り直射日光が当たらないように。 1-2週間で卵が孵化した。 お腹のさいのうを吸収しながら泳ぎ始めた。 ご飯も排泄も同じ水槽だから、水が濁る。水槽の水を入れ替えてキレイにす...


光と影 ミクロとマクロはあわせてひとつ
軽井沢も晴れているときは光が強く、暖かく感じた。 光が強い日は影も強く。 光と影はあわせてひとつ。 家の中に差し込む光の影に見惚れる一日でもあった。 自然界は複雑系の世界。 ミクロ世界とマクロ世界の照応。 奥へ奥へと、どこまでも宇宙(コスモス)が続く。...


眼は宇宙と合体する穴
冬の軽井沢は冷凍庫に住んでいるような気持ちになる。地球の温暖化だけではなく寒冷化にむけた前準備の修行のようなもの。 ただ、子どもはつねに遊ぶ。 子どもなりの感覚で遊びを発見して楽しく生きる。 雪合戦とか雪だるまとか、大人が安易に思いつくものではない次元で遊んでいる。...


竹内整一 『「おのずから」と「みずから」 ――日本思想の基層 』(ちくま学芸文庫:2023)
大学生時代、東大倫理学教室の大学院生のゼミに潜り込んで、哲学、宗教学、倫理学を学んでいました。 当時、一番お世話になった竹内整一先生の本がちくま学芸文庫に。 平成15年のあとがきに、まだ学生だったわたしの名前まで謝辞にいれてくれた光栄。...


重たい魂が宿る
医師として色々な方の死に寄り添うことがありますが、慣れる、ということはありません。 それでも、医療のプロとして実際の現場では様々な場面での経験を重ねていきます。 それは常に唯一にして無二のものです。 死を看取る経験は、いのちを受け取ることであり、自分の心に魂を宿らせることで...


2023+44
あまりの多忙に、2023年になっても何も書いていませんでした。 1月の誕生日で44歳になりました。44と言っても、いまだに脳の中は高校生の思春期くらいのままで、永遠に思春期のままで自分でも大丈夫かと思うところありますが、横尾忠則さんも子ども時代の幼年期の「原郷の森」にすべて...