

4/20(Wed)(19:00-21:00)(Online):稲葉俊郎×森田真生 『「治す」と「治る」を考える』(NOTH)
4月20日(水)19:00-21:30(途中10分程度の休憩を挟みます)。 Onlineにて森田真生さんと『 「治す」と「治る」を考える』の対談あります。 独立研究者であり、著作も多数ある森田真生さんは、もちろん著作も読んでいますし、甲野善紀先生を介してよく話を聞いています...


生命の孵化
家の窓の目の前に、山鳩?が巣をつくり、卵を温めている。 朝も昼も夜も、じっと動かずに卵を温めている。 今日は軽井沢も雪がふり、それでもじっと動かずに卵を温めている。 物事が止まっているように見える時、こうして見えない場所では新しい生命が育まれていて、新しい生命が誕生する準備...


あたらしい役割とあたらしい「おくすりてちょう」
2022年4月1日付けで、軽井沢病院の院長を拝命しました。 今日の広報かるいざわに院長挨拶書きましたので、お読みください。何らかの分野で「世界一」と誇れる病院にしたいと思います。 まだ人生経験が浅い私を抜擢して頂けたことは、新しい発想で時代を創造しながら、医療界の新しい扉を...


何を感じ、何を思うのか
「校庭を5周走ってきなさい!」と言われて1㎞走るのと、自分の健康のために自分の意思で喜びとして1㎞走るのでは、物理的には同じ1kmなのに、体への影響、心への影響、自分が得るものが違うのはなぜだろうか。 このことは小学生のころから疑問に思っていたが、いまだにその問いは完全には...


異次元からの光:横尾忠則「原郷の森」(2022、文藝春秋)
仕事で疲れ果てている時に、不在票に、「差出人様 横尾忠則」、とあり、驚いて受け取ったら、あまりに本が分厚過ぎてポストに入らなかったと分かった。 横尾忠則「原郷の森」文藝春秋。 文学界に連載されていた。 東京都現代美術館で大きな個展をしながら、こんなにも圧倒的な文章まで書いて...


井上ひさし「この人から受け継ぐもの」(岩波書店、2010年)
井上ひさしさんの「この人から受け継ぐもの」(岩波書店、2010年)を再読。 井上ひさしさんが生前に、サインを頼まれた時によく書く言葉が、 『むずかしいことをやさしく、 やさしいことふかく、 ふかいことをゆかいに、 ゆかいなことをまじめに書くこと』 だった。...


3.11 善意を持って祈る力
3月11日を迎える度に思い出す。 2011年のときに感じた体の感覚。 不安やおそれ、絶望や孤独、世界の終わりや破滅・・・いろんなことが頭をよぎった。 そして、頭以上に、体や心が記憶しているかのように、ブルブルッと震えたりして、記憶しているようだ。...


いのちの原理から学び続けること
稲葉俊郎「からだとこころの健康学」(NHK出版:2019)を、鷗友学園女子中学校の国語の入試(2021年度)に採用頂き、ありがとうございます。そして、問題と解答もHP上で公開されています。 (https://www.ohyu.jp/admissions/informatio...


『広報かるいざわ』2022年3月号:連載17回目(最終回)
毎月はじめに書いている広報かるいざわの記事。 この3月号で最終回。 医療と芸術のことを、再度書かせてもらい、最終回にしました。 最後に、「今号で連載は最終回です。お読みいただき、ありがとうございました。」と書いてあるのですが、...


「殺すな」(岡本太郎、1967年ワシントンポスト)
ベトナム戦争のとき、日本のベ平連が「ワシントンポスト」紙に出した、「殺すな」の文字を書いたのは岡本太郎。1967年ワシントンポスト紙。 成熟した国かどうかのひとつの基準は、「人を殺してはいけない」ということが理屈なく当たり前に通るかどうか、にあると思う。それは国だけではなく...