

自宅美術館化 治癒空間化
自宅の壁の切り絵紙を子どもと作り替えた。子どもとは以前、マティスを見に行ったので、マティスのアトリエのイメージで。 以前はウルトラマンをイメージした巨人をつくり、今度はそのパーツをバラバラに分解して逆さにしたり移動させたりして、森の家。月はアンディウォーホールのバナナで代用...


映像の世紀バタフライエフェクト 東京 戦後ゼロ年
今回の「映像の世紀バタフライエフェクト」は、これまでのシリーズでダントツに心に残る回だった。 終戦直後の日本。1945年。父が生まれた年でもある。戦時中、朝鮮半島に渡っていた祖父は朝鮮半島での捕虜生活から命がけで脱出していた時期だ。それぞれが必死に生き延びたおかげで、今の自...


夏から秋へ 秋から冬へ
軽井沢は紅葉の最盛期。自宅周囲も光との微妙な兼ね合いで黄金色に輝いたり、深い黄色に沈黙したりして、自然が発光している。 子どもと、いい色と形の落ち葉を探して品評会をする。なぜこの形がいいのか、なぜこの色がいいのか。自分の感性を追求していくと、深い地下で広大な普遍の世界に到達...


岡本太郎『日本再発見 芸術風土記』
岡本太郎『日本再発見 芸術風土記』(1958年:2015年に角川ソフィア文庫で復刊) を読み直し。 秋田、岩手、京都、大阪、出雲、四国、長崎を歩き回り、そこで見出した民衆の文化との創造的な対決の記録。 それぞれの項も本当に素晴らしいのだが、最後の<日本文化の風土>というまと...


ZEN2.0@建長寺
ZEN2.0@建長寺。 仏さんが見守る空間では嘘がつけないし嘘がない。 地上で認められることに執着せず、神仏が自分を見ていると思うことが必要。 頭に惑わされる現代社会で、より本能や直観に従って、頭優位から肉体優位に生きていくためにも、こうした場で集う人たちとの共感や共振は深...


「いのち」を癒やす場としての芸術祭とは?地域×アート×医療の融合と可能性(Wellulu)
博報堂さんが主催されているwell-beingメディア 「wellulu」 にて、〈山形ビエンナーレ〉の取材に来ていただき、その記事がUpさrれました。お越しいただき本当にありがとうございます。 山形ビエンナーレも、もう終わったのか?!と、なんだか夢幻のようでいまだに実感な...


高野山と金峯山寺の蔵王堂
高野山でのスーパーキッズオーケストラの演奏も素晴らしかった。 若き力の未知なる可能性が溢れて感動でした。 同時開催の「いのちサミット」(2025年の万博につながる動き)も豊かな対話ができて楽しかったです。 お越しに頂いた方、本当にありがとうございます。...


山形ビエンナーレ2024 in蔵王。閉幕。ありがとうございました。
山形ビエンナーレ2024 in蔵王。 (8/31-)9/1-9/16をもってついに閉幕しました。 ホッとしたと共に、脱力しながら、私も蔵王から軽井沢に戻りました。 スーツケースや衣類からは、蔵王の硫黄臭が溢れています。 懐かしさは嗅覚からも感じられるものです。...


イキウメ『奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話』@東京芸術劇場
イキウメの『奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話』@東京芸術劇場 を見た。 イキウメの演劇はずっと見続けているが、今回はさらに新しいフェーズに入った。前川広大さんの新境地だ。これまで以上に深く心に染み入った。 小泉八雲の怪談(不思議な話)をベースにして、複数の話が骨格のように命を構...


火の鳥は現代へ
手塚治虫の火の鳥は、子どもの頃から何度もよんだ。 7歳の息子は藤子不二雄先生を入口にして、毒を含む手塚作品に手を出し始めている。 古本屋で見つけた朝日ソノラマコミックス。 大きなサイズで読み返すとさらに深く入って来る。 自分自身が劣化しないよう、つねに学び直しが必要だ。...