

ハス(蓮)の花のメタファー
上野、不忍池でのハス(蓮)の風景。 仏教では、泥水の中から美しい花を咲かせるハスの姿を、ホトケ(仏)の智慧の象徴とした。 不忍池でハス(蓮)の花を通る度に、本当に美しいメタファーだなぁと思う。 どんな悪い環境でもそこに楽しさを発見して、自分を育む滋養として、環境とは関係なく...


夢野久作『少女地獄』(1936年)
夢野久作の短編小説集『少女地獄』を読んだが衝撃だった。 タイトルもインパクトが強くて気になっていたので読んだ。 小説では少女たちが落ちてしまった苦しみと混沌の世界が書かれている。 ただ、その悲劇は同時に、時代の被害者としての少女像でもあった。 ...


シュタイナーやゲーテ
シュタイナーは、「神秘学を学ぶ意味は、死者との結びつきを持つためだ」と言った。 シュタイナー『シュタイナーの死者の書 (ちくま学芸文庫)』によると、 なぜシュタイナーが死後の生活を詳しく述べるかというと、我々が死者の存在を確信できるようにするため。...


クラウゼヴィッツ『戦争論』
クラウゼヴィッツの『戦争論』を読んでみた。 西洋医学が健康を知るために遠回りのようにして病気を学ぶのだとすると、平和を知るためには遠回りでも戦争の本質を知らないといけないのではないかと、ふと思ったから。 こどものときから、なぜ戦争が起きているのか、なぜ地球は平和ではないのか...


「ありのままのうつくしさ / 生命の記憶」川合優さん(木工家)、後藤しおりさん(料理家)
先週末、Center for COSMIC WONDERでの朝食会 :「ありのままのうつくしさ / 生命の記憶」川合優さん(木工家)、後藤しおりさん(料理家)との対話は面白かったなぁ。(→HP) 後藤しおりさんのお料理も、素材の根っこがダイレクトに分かる美しい光を放つものば...


人生を生き抜く物語
ネプチューンの名倉さんが、うつ病で2カ月休むとのこと。 周囲の見立てでは、去年の頸椎椎間板ヘルニアの手術が、影響を与えたとのことだ。 →〇ネプチューン名倉潤、うつ病で2カ月休養 18年6月ヘルニア手術「侵襲」で発症(8/2(金) 5:30配信)...


横尾忠則『原郷の森』、村上春樹『ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles』
文學界、という雑誌があることすら知らなかったんだけれど、文學界2019年8月号には村上春樹さんと横尾忠則さんが名を並べているので、思わず読んで、やはりすごく面白かった。 春樹さんの『ウィズ・ザ・ビートルズ With the...


『たいようのおなら』のら書店
クレヨンハウスで面白い詩集を買った。 『たいようのおなら』のら書店 (1995年再販:サンリード (1980年)) 6歳前後のこどもたちの詩集。 灰谷健次郎さん編集、長新太さんが品の良い!イラストを添えている。 ことばを覚えたてての頃のまなざし。 ...


14歳
「中二病」という言葉が、やや人を小ばかにした言葉で使われる、ということを最近まで知らなかった。 「中二病」とは、<中学2年生頃の思春期に見られる背伸びしがちな言動を自虐する語>のことを言うらしい。(最初に命名した伊集院光さんはそうした否定的な意味合いではなかったようだが・・...


手と足と口
子どもが手足口病になった。 (手足口病って、あらためてすごい名前だ。英語でもHand, foot and mouth disease(HFMD)と呼ぶ。なぜエンテロウイルスはこんな正確に手と足と口に症状を出すのだろう?不思議でならない)...