

「いのち」を核とする未来社会へ
尊敬する上田壮一さんから依頼を受け、文章を寄せました。 ●「いのち」を核とする未来社会へ 上田さんは、Think the Earthというプロジェクトをされています。 「地球(Earth)」という一つの舟に乗っている共同運命体の我々が、その生きている母体や土台に気づくため...


「お食い初め」の儀式
「お食い初め」の儀式をした。 生後100日頃に乳歯が生え始めるので、「食べることに困らないように」との祈りを込めて食事の行為の真似をさせる儀式だ。「百日(ももか)の祝い」や「歯がため」とも言われる。平安時代から行われてきたらしい。...


植物原理
植物の美しさと存在の在り方をみると、動物原理ではなくて、いままさに植物原理が必要とされているとおもう。 1932年、第1次世界大戦後。 世界は破滅に向かっているのではないかと人々が不安と恐怖に恐れていたころ、国際連盟がアインシュタインに依頼したことがある。...


夏休み
今週は遅い夏休み。 夏休みとはいっても、妻は育児で休めず夏休みも何もないので、スライドして妻が夏休みをとるための自分の夏休みでもある。 そして、育児の合間に、たまっている原稿の仕事をいろいろと頑張って書いています。 すべての主婦の皆様には頭がさがります。 ...


バトンを渡された側に立っている
北朝鮮の弾道ミサイル報道で、改めて思うこと。 1938年にドイツの物理学者オットー・ハーンが原子核分裂を発見し、人類は核爆弾を手にした。 「力」や「暴力」で支配しようとする国にとって、最強の武器を手に入れた。 素手より武器。武器より銃。銃より爆弾や細菌兵器。もっと強いも...


体の表現
身体でも心でも、「病」として表現するだけでも力がいる。 だから、「病」として表現できるだけで、十分それに対応できるだけの力もある、と考えた方がいい。 問題が絡まった糸のように錯綜している場合や、そもそもの力が枯渇し不足している場合は、「病」として発症させることもできない。 ...


笑う
生後2ヶ月、はじめて子どもが笑った。 「あははは!」 生理的微笑と言われる笑顔はあったが、顔の表情での微笑は何度もあったが、声の運動として連動したのは生後2ヶ月で初めて。 笑う、という単純な行為がこんなにも嬉しいものかと思った。...


花のつぼみ
花のつぼみを見ていると、なぜこんなにも美しく絶妙に折り畳んで準備ができているのか、と思う。 咲こうとする勢いと、もう少しだという時期の到来を待つ姿勢。赤ちゃんがこの世界に生まれてくる直前と同じだ。 自然の美しい形は、すべて不思議としか言いようがない。人知を超えた世界だ。Is...


生と死のリンク
昨日は8月15日。 死者を悼むお盆の日と、終戦日とが近いのは偶然なのだろうか。 日本の神話では、イザナギ・イザナミから国土や神々が生まれる。 妻イザナミは命をかけていろいろな神々を生むが、最後は火の神カグツチを産んで、代わりに絶命する。 ...


文化の力
最近、TVやメディアの報道を見ていると、芸能人の不倫の話題が多い。 本来、他人ごとに興味を持つ、というのは、自分の内的な影を「投影」という形で外の世界に「投影」して見るという、人間そのものが持つ認識の仕組みそのものの問題だ。...