

緑色の目をした怪物(green-eyed monster)
学会での出張は、合間に行う読書の時間こそ至福だ。 金沢に循環器学会で行ったときの記憶も、泉鏡花を読み込んだ記憶とレコード屋に行った記憶しかない。 ちなみに、出張中の博多駅にて、 エヴァ新幹線に遭遇。なんだか嬉しい。 「500type-eva」っていう企画みたいです。...


出会い
ヨコハマトリエンナーレ2017でのヨコハマラウンド8(最終回)を聞きに行き、養老先生がおっしゃっていたことが面白かった。養老先生の話や問いは、常に物事の本質をずばりついていて、本当にすごい方だと思う。示唆的な発言が満載だった。 都市とアート(芸術)の関係。...


和顔施
週末は引越しだった。 疲れ果てた。満身創痍。かるい風邪もひいてたし。 引越しの朝。 6時に起きて黙々と荷物をつめる。 朝9時にチャイムが鳴る。 引越し屋さんが、やってきた。 さっそく、1階の荷物を怒涛の勢いで詰めていく。雨が降るとかで、若手も含め最初は10人くらい...


本への愛 放てば手に満ちる。
週末が引越しなので、いろんな仕事と並行して大変だ。 しかも、忙しすぎて全身が崩れたのか風邪までひいた。 体のバランスを整えようよしているのだろう。 今ある家の本の山に埋もれながら、よくもまあこんなに本を読んだものだと、自分ながら感心している。...


仏教の分水嶺
10/24火曜は、GOBLIN代官山で「藤田一照X稲葉俊郎 禅から観るいのち・家族~関係性のネットワークとは?」(磨塼寺主催公開イベント)があった。 GOBLIN代官山は気持ちいい空間だった。キッチンもついていた。 トークのメインは「つながり」について。 ...


間(あいだ)・境界(ボーダー)
台風の中、大友良英さんとのトーク@銀座シックス、ツタヤ書店(『見えないものに、耳をすます』&『ぼくはこんな音楽を聴いて育った』W刊行記念トーク稲葉俊郎×大友良英 セッションだッ! )に来ていただいて本当にうれしかったです。...


核と鎮魂
核廃棄物の最終処分研究施設「瑞浪超深地層研究所」(岐阜県)を見てきた。 ここは、あくまでも核廃棄物の最終処分の可能性の有望なひとつとしての「地下への地層処分の研究」をしているところであって、いまだ核廃棄物は処分の方法も、どこに置くのかも、すべてが未定の状態ですので、あしから...


母なる音
アンサンブルズ東京のUAさんとのLiveパフォーマンスでは母音にこだわった。 母音という母なる音について補足を。 前日のワークショップでも話したこと。 倍音声明の世界では、「あいうえお」の順番ではなく、「うーおーあーえーいー」と発する。 ...


東京タワーへの鎮魂として
アンサンブルズ東京。 心の底から尊敬するアーティストであるUAさん。 ワークショップで出会ったみんなと作るLive。 最高だった。 やっている僕らが愉快になって踊りだすような時間だった。 UAさんから、体を感じるようなワークショップをやろうよ!という話をもらってから、...


「いのち」を核とする未来社会へ
尊敬する上田壮一さんから依頼を受け、文章を寄せました。 ●「いのち」を核とする未来社会へ 上田さんは、Think the Earthというプロジェクトをされています。 「地球(Earth)」という一つの舟に乗っている共同運命体の我々が、その生きている母体や土台に気づくため...