

映画「えんとこの歌 寝たきり歌人・遠藤 滋」(監督:伊勢真一)
「えんとこの歌 寝たきり歌人・遠藤 滋」(監督:伊勢真一)を見た。 とっても素晴らしい映画だった! こういう硬派で地道で本質的な映画を作り続けている人もいるのだ!と、ほんとうに胸が熱くなった。 この映画は、遠藤滋さんの映画であると同時に、遠藤さんが生み出す場所に関する映画...


ディミトリス・パパイオアヌー『THE GREAT TAMER』@彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場で、ディミトリス・パパイオアヌー『THE GREAT TAMER』を見てきた感想を。 アテネオリンピック(2004)開閉会式の芸術監督、ピナ・バウシュ亡き後のヴッパタール舞踊団初のゲスト振付家、世界のダンス、演劇、美術シーンで最も熱い視線を浴びる人だ、...


小石川植物園での生命の輪
植物界には美しさと調和とがある。 小石川植物園にて。 子どもはおむつをする。なぜなら、どこでもウンコをしてしまうから。 なぜか。 動物の排泄は、植物の受粉とつながっていたから。 色々なところで排泄をすることで、種子や養分を大地に戻し、植物の生命ともつながっていたことの名...


金谷武洋さんの著作から 改めて日本語を考える
普段から、自分の思考や考えは、そもそも自分が使っている言語に大きく規定されている、と思うことが多かった。 例として、主語と述語の関係性がある。 「わたしが命を持っている」と考えると、私が命を自由に扱えるようになり、身体も売買対象となる。 それに対して、 ...


海と重力と自由
●体内と海底@サンシャイン水族館(June 16, 2019) に続き、池袋のサンシャイン水族館で感じたこと。 海は重力に影響されていないから自由だ。形やファッションや生きざまにおいても。 陸上生物も、重力のような「見えない重さ」から自由になりさえすれば、きっと海のような...


子どもの遊びと前衛演劇
閑話休題。 子どもが絵本を積み上げる遊びをやりだした。 我が家にはこんなにも面白い絵本がたくさんあるんだなぁ、と感心しつつ(親が本好きなもので・・。太郎さんの絵本もよく見るとある!「あいしてる―岡本太郎の絵本」小学館 (1999))、最後には自分より高い背丈まで積み上げ、ピ...


PLAY TARO 対談
PLAY TARO というサイトにて、岡本太郎記念館館長の平野暁臣さんと対談しています(光栄!!)。 青山にある記念館の場所は、太郎さん、敏子さんがいまだに生きていると感じました。 「いのちを呼びさますもの」でも太郎さんへの愛を滔々と書いたので、そのことが通じたのでしょう...


体内と海底@サンシャイン水族館
池袋のサンシャイン水族館。 年間フリーパスがあれば何度でも行ける。 陸上生物とはまったく異なるライフスタイルの水中生物を見ていると、海から人間もやってきたんだなぁ、としみじみ思う。 水中では陸での人間の営みを、どう感じているんだろうなぁ。...


「同意」ではなく「理解」する
福岡の津屋崎、濃い二日で楽しかったなぁ。 →〇波の音に包まれて 津屋崎(June 3, 2019) →〇肉体性の喪失、関係性の喪失(June 2, 2019) 街づくりとか場づくりというのは、名詞ではなくて、動詞。 名詞にしてしまうと、動きが止まってしまう。 ...


波の音に包まれて 津屋崎
福岡の津屋崎に来た。 山口覚さんが活動されている津屋崎ブランチとは、どういう活動なのか、経験として感じるために。 ●津屋崎ブランチ 福岡県福津市津屋崎4-15-17 津屋崎は海に面している 地球の形は面白い。複雑な海流が砂絵のように可視化されていて。...