

自分Aが自分Xへと
自分は演劇や映画や絵や展覧会や音楽を体験したとき、感想を書くようにしている。 なぜか。 それはエネルギー保存則のようなもので、自分が受け取った時に感じたざわめきの行く先を探っているから。 一陣の風が吹くと、湖面に波が立つ。 どこかからどこかへと、湖面の波紋が広がっていく。...


吉本浩二「淋しいのはアンタだけじゃない」
吉本浩二さんのマンガ「淋しいのはアンタだけじゃない」は、すごーく面白く、かつ考えさせられ、勉強にもなった。 -------------------- <内容紹介> かつてなかったマンガになるのではと思われます。[ブラック・ジャック創作秘話]、[さんてつ]を送り出してきたマ...


David Bowie, Ryuichi Sakamoto, Haruomi Hosono, Gen Hoshino
David BowieのGlastonbury 2000 (Live)というアルバムは最高に素晴らしい。 2018年の年末に出たアルバム。 もともと、Glastonbury Liveは伝説として語られていた。音源がちゃんと残されていたとは。...


インターメディアテク『石の想像界――アートとアーティファクトのはざまへ』
東京駅すぐ近く、KITTE(キッテ)の中にあるインターメディアテクって場所、ご存知ですか?? ここ、自分は少なくとも東京で一番センスのいい教育と学術と芸術とが統合されたユートピアだと,個人的に思ってます。 日本郵便と東京大学総合研究博物館が協働で運営をおこなっている施設。...


センター試験のセンターを逆流
当直明け。 30分程度の睡眠で、ねむい中自転車をこぐと、やけに東大内がさわがしい。なにかと思ったらセンター試験だった。 人の山を押し分けつつ、逆流して正門から出ると、三人の学生に声をかけられる。 東大生ですか?縁起がいいので握手してください、と。...


ディヴィッドリンチ「大きな魚をつかまえよう リンチ流アート・ライフ 瞑想レッスン」
映画監督のディヴィッドリンチによる「大きな魚をつかまえよう リンチ流アート・ライフ 瞑想レッスン」 四月社 (2012年)を再読しました。 色々と創作意欲をInspireされるいい本でした。 ******************** ...


梅原猛さんと市原悦子さんの非存在
1月14日の同じ日のこと。 〇哲学者の梅原猛さん死去 93歳 〇女優の市原悦子さんが死去 82歳 どちらも大きい存在がなくなった・・・。 梅原猛先生から受けた影響は計り知れない。 柿本人麻呂や聖徳太子を怨霊への鎮魂というまったく新しい切り口から取り扱った著作(人麻呂は「水...


井上ウィマラ「呼吸による気づきの教え」
大阪での井上ウィマラさんとの対談の話に引き続いて。 →●「看取りとスピリチュアルペイン」@上智大学大阪サテライトキャンパス(January 13, 2019) せっかくなので 井上ウィマラさんの「呼吸による気づきの教え―パーリ原典「アーナーパーナサティ・スッタ」詳解」佼成出...


「看取りとスピリチュアルペイン」@上智大学大阪サテライトキャンパス
あと、こちらは大阪でのアナウンスです。 2月18日月曜、平日のお昼での井上ウィマラさんとの対話。 井上ウィマラさん(高野山大学教授)は、本当にすごい方でとっても尊敬しています。話をしていても、著作を読んでいても、その頭の良さと知識の整理整頓さ、仏教理解の深さに、いつも舌を巻...


自分自身の運命にイエスと言う「ユング そのイメージとことば」
ヤッフェ編集の「ユング そのイメージとことば」誠信書房 (1995/09)を改めて読む。 大型本で定価は1万円もするが、珍しい図版や写真が多くて素晴らしい本だ。 (ちなみに、「図説 ユング―自己実現と救いの心理学」林道義(著)河出書房新社...