3月11日を迎える度に思い出す
3月11日を迎える度に思い出す。 あの時の身体感覚。 不安、おそれ、絶望、孤独、世界の終わり、いろんなこと。 頭以上に、身体が、心が、覚えている。 水を飲めなくなるのかな? もう風にあたることもなくなるのかな? 人間はこの地球にすむ権利がないのかな? ・・・・...
体を開く安全な場所
奥野美和さんの『風と毛穴 器官と音』のプレトークのときにもすこし触れたこと。 →●February 17, 2019 N///K「風と毛穴 器官と音」@座・高円寺2 それは感覚をひらく、とじる、ということに関して、体に許可を出す必要がある、ということ。それは現代という時代...
銭湯 殿上湯 という愛
五味太郎さんに改めて教わったこと。 好きなものは、好き。好きなものを追求する。 それと同じことに、いいものはいい、悪いものは悪い。いいものが悪く、悪いものがいいのは、ねじれている。そのことも自分にとってシンプルな真理。 いいひとたちがいる。 ...
自分Aが自分Xへと
自分は演劇や映画や絵や展覧会や音楽を体験したとき、感想を書くようにしている。 なぜか。 それはエネルギー保存則のようなもので、自分が受け取った時に感じたざわめきの行く先を探っているから。 一陣の風が吹くと、湖面に波が立つ。 どこかからどこかへと、湖面の波紋が広がっていく。...
吉本浩二「淋しいのはアンタだけじゃない」
吉本浩二さんのマンガ「淋しいのはアンタだけじゃない」は、すごーく面白く、かつ考えさせられ、勉強にもなった。 -------------------- <内容紹介> かつてなかったマンガになるのではと思われます。[ブラック・ジャック創作秘話]、[さんてつ]を送り出してきたマ...
David Bowie, Ryuichi Sakamoto, Haruomi Hosono, Gen Hoshino
David BowieのGlastonbury 2000 (Live)というアルバムは最高に素晴らしい。 2018年の年末に出たアルバム。 もともと、Glastonbury Liveは伝説として語られていた。音源がちゃんと残されていたとは。...
インターメディアテク『石の想像界――アートとアーティファクトのはざまへ』
東京駅すぐ近く、KITTE(キッテ)の中にあるインターメディアテクって場所、ご存知ですか?? ここ、自分は少なくとも東京で一番センスのいい教育と学術と芸術とが統合されたユートピアだと,個人的に思ってます。 日本郵便と東京大学総合研究博物館が協働で運営をおこなっている施設。...
センター試験のセンターを逆流
当直明け。 30分程度の睡眠で、ねむい中自転車をこぐと、やけに東大内がさわがしい。なにかと思ったらセンター試験だった。 人の山を押し分けつつ、逆流して正門から出ると、三人の学生に声をかけられる。 東大生ですか?縁起がいいので握手してください、と。...
ディヴィッドリンチ「大きな魚をつかまえよう リンチ流アート・ライフ 瞑想レッスン」
映画監督のディヴィッドリンチによる「大きな魚をつかまえよう リンチ流アート・ライフ 瞑想レッスン」 四月社 (2012年)を再読しました。 色々と創作意欲をInspireされるいい本でした。 ******************** ...
梅原猛さんと市原悦子さんの非存在
1月14日の同じ日のこと。 〇哲学者の梅原猛さん死去 93歳 〇女優の市原悦子さんが死去 82歳 どちらも大きい存在がなくなった・・・。 梅原猛先生から受けた影響は計り知れない。 柿本人麻呂や聖徳太子を怨霊への鎮魂というまったく新しい切り口から取り扱った著作(人麻呂は「水...