

カラダだから
奥野美和さんたちの『Namelessness -名のないカラダ-』、青木尚哉さんたちの『atlas』、すごいダンスだった。このダンスのプレトークとして参加させてもらった。 体が野獣のように、生命の塊のように、体が自律した生命として動くさまは圧巻だった。プロのダンサーの凄みを...


岡本太郎が追いかけてくるかのように
本職の心臓の学会で岡山にきている。 座長やコメンテータや、一日中仕事がある。 ただ、、、、 出張で唯一の楽しみがレコード屋と古本屋巡り。時間をなんとか捻り出して。 「Groovin 岡山表町店」はいいレコード屋だった。 買ったのは ・Van...


神田橋條治「発達障害は治りますか?」
「発達障害」という言葉がフューチャーされ、実際にそうした若い世代は多い気もする。 やはり、そこには何か時代の意味があるし、若い世代の「問題行為」は、わたしたちに問いとしての「問題」を突き付けてくる存在だから、その現代的な「問い」にこそ取り組まないといけない。...


二科展@国立新美術館
国立新美術館に二科展を見に行った。 木戸征郎先生という、熊本高校時代の美術部の先生(二科会の幹事でもある)が絵を出されているから。ただ、自分は高校時代に美術部ではなく将棋部で、美術とは無関係だったが単に気が合うということでよく美術の部屋に遊びに行った。...


樹木希林さんの喪失
樹木希林さんが亡くなった。個人というものを追求して普遍という無限(夢幻)の世界へと到達した人。 「なにものか」を経て「なにものでもない」人へと至った稀有な方だった。 その生き様が演技の中へと染み込んで、深みと凄みと温かみと平凡さと非凡さとが同居した稀有な女性だった。 ...


「横尾忠則 幻花幻想幻画譚 1974-1975」@ggg
ggg(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)で開催中の「横尾忠則 幻花幻想幻画譚 1974-1975」(2018年09月05日(水)~10月20日(土))を見に行って、悶絶した。感動した。 この展示は、1974~75年!という40年以上も前に東京新聞に連載されていた小説『幻花...


汐留ミュージアム「河井寬次郎展」
河井寬次郎『美しいものしかない みにくいものはまよい』 汐留ミュージアムでの「河井寬次郎展」に行った。 ほんとうにすばらしい展示! こんなにセンスのいい人物が生きていたのだ!!と。 若い時の作品も、爆発する美がセンスと様式の中に閉じ込められて沸騰して生きているようなもの...


Super Amami Fes 2018@品川プリンスホテル
昨日は、Super Amami Fes 2018(@品川プリンスホテル)に行ってきた。 奄美大島出身の歌手だけで行われる音楽イベント。 自分も母方の祖父母が奄美大島で、奄美2世でもあり、その奄美生まれの祖父と同じ誕生日に息子が生まれてきたこともあり、常に祖父のつながりを感じ...


こんにちは 太陽の塔
ミクロの決死圏のように太陽の塔の内臓を内部から体感しに行く機会。 とても印象的な時間になった。 同時に瞑想的な時間でもあった。 いままさに自分のなかで消化作業が続いている。化学反応が起き続けている。竈のように。 じっくり自分の中の内臓におさめて、交歓させたい。...


『万引き家族』(是枝裕和監督)
是枝裕和監督の『万引き家族』を見た。 かなり深く硬派な映画だった。 疎水結合のように、社会から疎外されたひとたちが互いをひきつけあい、ひとつの家族として生きる姿を描く。 ひととひととがつながる、ということは何なのか、そのことを改めて考えさせられた。 ・・・・・...