

本州最南端の温泉:串本温泉「サンゴの湯」
【本州最南端の温泉】という名前に惹かれて、地元の人が行く、串本温泉「サンゴの湯」に行ってみた。500円と地元価格で安い。 中は狭いけれど(露天風呂もないけれど)、高張性温泉なので高い塩分濃度で体がすぐにあたたまった。 「ないものを探す減点方式」よりも、「あるものを探す加点方式」の方がご機嫌に生きられる。 温泉分析書を見ても、成分総計12.377g/kg(12000mg/kg!)もあるので、1g/kg(1000mg/kg)以上あれば通常の温泉でも濃厚だと思えば、なかなかの高濃度温泉。 泉質: ナトリウム・カルシウム塩化物泉(中性高張性温泉) ちなみに、高張性温泉とは、人間の体液(浸透圧)よりも成分濃度が濃い温泉のこと。 等張性は8〜10g/kg(人間の体液とほぼ同じ:約0.9%)で、高張性は10g/kg以上(人間の体液より濃い:濃度 1% 以上)となる。 成分が1リットルあたり10グラム以上溶け込んでいる濃い温泉の時に高張性温泉と呼ぶ。日本でもそんなには多くない。 ちなみに、海水は塩化ナトリウム約35g/kg(約3.5%)。 一般的な高張性温泉は、


長生の湯(ちょうせいのゆ)@南紀白浜温泉
和歌山県・南紀白浜温泉の「長生の湯(ちょうせいのゆ)」。 まず、名前がいい。 長生きできそう。ロンジェビティ(Longevity)! 泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)(旧泉質名:重曹泉) 弱アルカリ性(pH値 約7.6)+メタケイ酸(111.3mg)が多い美肌の湯。 メインの「長生温泉(源泉温度 約78℃)」に「東谷温泉(源泉温度 約60℃)」の2つの源泉をブレンドしながら温度調整をしているとのことだった。 硫黄臭も漂うので、硫黄効果で体もあたたまり、解毒作用もある。 野外の露天風呂の作り方も美しく(+備長炭風呂も)、源泉をそのまま飲める「飲泉」もあり、さすが源泉を直接お持ちの温泉だった。 同じ敷地に和歌山ラーメンを食べれる場所もあり、ラーメン好きにはたまらないだろう。 和歌山県 白浜温泉「長生の湯」 和歌山県西牟婁郡白浜町2763 泉質:ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉(弱アルカリ性低張性高温泉) https://choseinoyu.info/onsen-info/


白良湯(しららゆ)@南紀白浜温泉
和歌山県の南紀白浜温泉にある「白良湯(しららゆ)」。 真っ白な砂浜で有名な白良浜のすぐ脇に位置する木造2階建ての町営共同浴場。 生絹湯(すずしゆ)源泉。 2階の浴場の大きな窓からは美しい海を眺めながら入浴できて素晴らしい。木造建築も歴史を感じておもむき深い。 源泉の「生絹(すずし)」は、お湯から上がったあとの肌触りが、まるで極上の生絹(すずし)の衣をまとったかのようにサラサラで心地よい、ということから来ている。確かに塩分濃度が高いのにさらさらしていて不思議だ。 泉質: ナトリウム-塩化物温泉(中性高張性高温泉) 成分総計が10g/kgを超える非常に濃い温泉!海水に近い塩分濃度のおかげで、体の芯からポカポカと温まり、湯冷めしにくい。 入浴料金も大人420円とリーズナブル。 白浜は、「白い浜」から。 本来は紀伊半島の山から削られた天然の白い砂だった。白さはサンゴの白ではなくて、「石英(水晶の成分)」を90%以上含む「珪砂(けいさ)」の白さだから、かなりレアだった。あまりに純度が高く白いため、明治期にはガラスの原料として売られていた歴史もあると。...


6/30(Tue)「2040独立自尊プロジェクト 地域に“閉じた価値”を、世界へ。 そして、地域へ還す。」@應義塾大学三田キャンパス
6/30火曜の18-20時。慶応大学のKGRI(グローバルリサーチインスティテュート)の一環で、【KGRI2040独立自尊プロジェクト】というものがあります。一般公開イベントのお知らせです。 温泉がテーマです。 稲葉からは温泉の価値の話。三田さん(ルフロ、温泉資源庁)からはクラフト温泉ふくめた天然資源としての温泉の新しい価値化のお話を、山形教授からはカーボンニュートラル&ウェルビーイングの新しい研究センターのお話、となっています。 独立自尊とは、自他の尊厳を守り、何事も自分の判断・責任のもとに行うことを意味する、慶應義塾の基本精神です。 【KGRI2040独立自尊プロジェクト】は、理工、医学、人文社会科学という異なる研究領域が融合し、学生を含むアカデミア、企業、行政や海外機関との対話を通じ、より多層的な空間においてこの国家的困難の解決を目指します。更には、新しい国家のあり方を提示し、日本が国際社会をリードすることで真の独立を追求します。 産学官の多様な参加者とのネットワーキングを通じて、新たな共同研究、ビジネス協業の可能性を探る機会としてもご活用


Sand SPA - 別府海浜砂湯
別府、鉄輪の最後に、砂風呂(砂むし温泉)に。 別府には(私が知っている範囲では)、海側にある絶景の上人ヶ浜エリア(Sand SPA)、歴史ある風情の竹瓦温泉、地獄めぐりとセットで行ける鉄輪エリアのひょうたん温泉、3つがある。 海に近い砂風呂の新施設「Sand SPA」を訪れてみた。ここは貸会議室大手のTKPが別府市の公募(Park-PFI事業)にでリニューアルされた美しい砂湯施設。 日本の砂風呂(砂むし温泉)の歴史はかなり古いらしいが、文献に出てくる最初は16世紀(室町〜戦後時代)頃の外国人の記載。ザビエルが鹿児島へ上陸する3年前(1546年)、ポルトガル人商人の記述に「砂に穴を掘って横たわっている」という砂風呂の原型とみられる記録が残されているらしい。鹿児島県、指宿(いぶすき)温泉の記載だろう。 江戸時代中期(約300年前)には湯治として広く定着していて、別府温泉では明治時代ころから本格的におこなわれたらしい。 砂風呂の効果は通常の温泉入浴の約3〜4倍に匹敵すると言われている。その保温力と排出力にある。 ・温熱効果(50℃前後の熱)で血管を拡張


塚原温泉 火口乃泉@ 大分県由布市
塚原温泉 火口乃泉(かこうのいずみ)へ。 別府から山側へと車を走らせ、湯布院方面の由布市の伽藍岳(がらんだけ)にある。 全国Topの鉄濃度+強酸性を誇る秘湯。 鉄イオン含有量は日本1位!。 酸性度の高さとアルミニウムイオン含有量は日本2位を誇る。日本三大薬湯の一つ。 pH約1.8という非常に強い酸性泉は高い殺菌作用がある。 (塚原温泉のほか、秋田県の玉川温泉、山形県の蔵王温泉を合わせて「日本三大酸性泉」と呼ぶ) 泉質名:酸性・含鉄(Ⅱ、Ⅲ)ーアルミニウムー硫酸塩泉。 これだけ色々な名前がはいっている泉質は、多様なものがたくさん(量も質も)入っている温泉ということ。 酸性泉のメリットは高い殺菌力とピーリング効果。 慢性皮膚病(アトピーや水虫など)の改善に非常に高い効果を発揮する。 古い角質を溶かす=「ピーリング効果」もある。 ただ、肌の弱い人はピリピリと痛んだり(目に入るとピリピリする)、湯上がり後に肌が乾燥しやすいので、最後に「上がり湯(水道水)」で洗い流す必要がある。時計や指輪などの貴金属は一瞬で黒く変色・腐食するので、入浴前の取り外しが必須。


岩盤浴@湯屋えびす(明礬温泉)
別府市の明礬温泉にある「湯屋えびす」の岩盤浴。 海の恵みである「麦飯石(ばくはんせき)」を敷き詰めている。 麦飯石は、中国で「漢方(薬の石)」として使われてきた特別な天然石で、見た目が「麦ごはん(むぎめし)」の粒に似ていることから、この名前がついた。肌をキレイにするカルシウムやマグネシウムなど、体に良いミネラルをたくさん含んでいて、熱を加えると遠赤外線をたくさん出す。遠赤外線効果で、体の奥深くからじっくり温まる。岩盤浴での汗はベタベタせず、お水のようにサラサラしたきれいな汗が「天然の美容液」のように噴出する。 岩盤浴の後は、お肌がすべすべになる 遠赤外線は、太陽の光、ストーブの熱、焼いた石などから出ていて、空気を温めるのではなく、触れたモノを直接温める不思議な性質を持つ。 「硫黄泉」と「単純泉」の2つの温泉を大浴場で贅沢に楽しめる。 まず「硫黄泉」に入り、お肌の汚れや角質をすっきり落として、そのあとに「単純泉」に入ることで、お肌に潤いを与えて仕上げのリンスをする「機能浴」とも呼ばれている。 露天風呂から海も見えてすばらしかった。箱蒸し風呂までは時


「永福寺」@鉄輪温泉 一遍上人の転生
大分県別府市の鉄輪(かんなわ)温泉にある「永福寺」の和尚さんは、一度歌い出すとなかなか止まらない、歌い踊る和尚さん。鉄輪温泉の歴史や魅力を伝えるオリジナルの替え歌などを披露してくれます。 鉄輪温泉を開いた鎌倉時代の僧侶・一遍上人が建てた、歴史あるお寺。 一遍上人は、「南無阿弥陀仏」と言いながら、太鼓や鉢(はち)を叩いて踊りながら念仏を唱える。仏様を信じる喜びが、勝手に体から溢れて踊り出すという教えで、誰もが輪になって一緒に踊ることが盆踊りの基になったとも言われている。 わたしたちも、和尚さんと一緒に輪になっておどった。 一遍上人の遊行は、ふるさとの伊予(愛媛県)を出発し、南は九州から北は東北まで、15年近くかけて日本全国をぐるりと巡った。 大阪の四天王寺で初めて念仏の札を配り、和歌山の熊野権現で啓示を受けた。大分県の鉄輪温泉を訪れて温泉を開き、長野県の善光寺などを訪れ、佐久で初めて踊念仏を行ったともいわれているので、なんだか縁がある。京都に戻って踊念仏の大ブームを起こした後、最後は神戸の観音堂にて、51歳で亡くなった。 「永福寺」の和尚さんも、一


別府 鉄輪 湯けむり時空間
別府の鉄輪温泉に。 慶応大の授業もかねて。現地とOnlineのハイブリッド。 この空気感は、実際に現地に来てみないと分からない。 実際、この地は湯けむりがモクモクで、空気中に温泉が浮遊しているわけで、ただ息しているだけでも温泉ガス入浴をしていることにもなるわけで、見えない水が人と人と、人と空間を、そして動物もつないでいるような感じ。ネコも暖かいので居心地よさそうだ。 鉄輪温泉での散歩。 温泉水、温泉蒸気、飲泉、地獄蒸し、温泉卵、温泉蒸気であふれる空間。 温泉の配管も面白い。 ガスは粘膜からの吸収効率が96-98%近くあり、静脈注射に匹敵する。 歩いているだけで温泉静脈注射をしているような空間が温泉地。 転地療養も、環境を変えて五感を刺激し、脳と自律神経をリセットすることに意味があると思うが、空気に含まれている目に見えない物質も、物理的に影響をあたえている気がする。 6月4日(木)〜6月30日(火) にて、蒸し通りずむ2026 も開催されます。 私も二日だけOnline相談で出ています。 https://kannawa642.net/...


天然ラドン温泉 すずむし荘
安曇野ちひろ美術館のすぐ横には、「すずむし荘」という、天然ラドン温泉(馬羅尾天狗岩温泉)を楽しめる宿泊・日帰り入浴施設があった。 野生のスズムシは「絶滅のおそれのある地域個体群」に指定されているが、ここ長野県松川村は鈴虫が自生(野生化)しているらしい。それはホタル生息地と同じで、水がよく、環境がよい証拠とも言える。 泉質: 単純弱放射能温泉(弱アルカリ性低拡張性泉) 天然ラドン温泉が楽しめる施設はそう多くない。 しかも、10分連続で入ったら、4時間くらいは全身がポカポカ(特に頭)となり、帰りも夢見心地だった。 ラドンはガスなので、露天より室内でしっかり蒸気(ガス)を吸入した方が効果が高いです。 浴室内に充満する湯気(ラドンガス)を肺から吸収する。体内のラドンの約90%は呼気から取り込まれると言われている。 ラドン温泉は、温泉水に含まれる微量の放射性ガス(ラドン)が全身の細胞を刺激することで、自然治癒力を高める「ホルミシス効果」が期待できる。 「ホルミシス」とは、大きな刺激は害になるが、ごく微量の刺激は生体を活性化させるという現象のこと。...