

湯河原の美しい風景
温泉研究の打ち合わせを兼ねて湯河原へ。 湯河原は川沿いに宿が立ち並び、川の流れは視覚だけではなく聴覚も嗅覚も皮膚感覚も癒してくれる。 川を境に神奈川と静岡の境界となり、神奈川の湯河原、静岡の熱海を橋を往復するたびに行き来する不思議。 宿は障子なので朝の光が早く入る。体内時計にスイッチが入り、早朝目覚めて、温泉に入り、川沿いを散歩する。天地自然を巡る気が人体の中に入り込んで交流しあい、気と気が出会うことで深い呼吸ができる。 湯河原の温泉♨️に連続10分入るだけで、全身から汗が吹き出して止まらない。 体が冬仕様から春・夏仕様へと切り替えるときに、しっかりと汗を出さないと内に気がこもってしまう。春・夏仕様の身体に移行させるためにも温泉は最適だ。冬でこもった気を発散させて自然界と交流を図る。 湯河原は都内から近いし、とても穏やかで静かな湯治町。 湯治宿かふね、に宿泊した。 大きな幸せも大事だけど、自然との交流、温泉での地球水との交流のような小さな幸せこそが、けっこう大事。 湯河原駅の到着も遅かったため、定期バスも終わっていた。タクシーもいない。 ...


アクアイグニス@三重県菰野町
三重県菰野町にあるアクアイグニスへ。 前から行きたかった。やっと行けた! ここは、近くに奈良時代!(開湯1300年)に発見された「湯の山温泉」という歴史ある温泉地がある。奈良時代から温泉地として愛されていたが、織田信長の伊勢侵攻で最澄が建立した三嶽寺(さんがくじ)(数百人の僧兵がいたらしい)も焼き討ちにあい、温泉も一時的に衰退(廃泉)。「僧兵まつり」として、戦った僧兵を称えた祭りが今も続いていいるほど。 その後は、江戸期での湯治場、西南戦争での傷病兵の療養所などで復興し、文豪にも愛された歴史ある温泉地(志賀直哉の『暗夜行路』にも登場)。衰退と復興の歴史がある。 「湯の山」という名前自体が素敵だが、アクアイグニスは、この湯の山のすぐふもとにあり、片岡温泉という。 湯の山温泉の発見伝説に「傷ついた鹿が癒やしていた(鹿の湯)」という歴史があり(那須も含め、「鹿の湯」は色々な場所にある)、「アクアイグニス」のロゴマークやデザインには「鹿の角」がモチーフとして使われている。 ちなみに、「アクアイグニス」の施設名の由来は「AQUA(アクア)」=水(温泉)+「


鹿の湯@那須湯本
最後は、那須湯本にある「鹿の湯」へ。 「那須湯本温泉神社」の神社のすぐ近くに湧く那須温泉元湯の「鹿の湯」は、今から1380年あまりも昔、日本で23番目に発見された古い温泉とされます。栃木県内では一番古い温泉。矢で傷ついた白鹿が湧き出る温泉に浸かって傷を癒していたことから発見されたとのこと。 「温泉の神」を祀って那須温泉神社が創建されていますが、平家物語でも「那須温泉大明神」として登場するほど由緒正しい神社です。 硫黄を含んだ強い酸性の白濁したお湯は、いきなり湯に入ると刺激が強く、湯船の温度も高い。 入浴の心得では「入浴前に頭に手拭いをかぶり、その上からかけ湯を約300回ほどする」とあり、さすがにここまでしている人はいませんが。。 湯船は、女性は4つ、41~46℃。男性は6つ、41~48℃あります。少しずつ温度でならしながら入っていきましょう、ということですが、さすがに48度は数秒しか入れませんでしたが、46度までは比較的気持ちよく入れます。無理は禁物です。 このレトロな浴槽と(もちろんシャワーなし)、強烈な酸性泉にもしびれます。...


大鷹の湯(那須)五つ星源泉
那須に行く用事があり、昔から行きたかった【大鷹の湯(おおたかのゆ)】に。素晴らしい最高品質の温泉だった。文句なしの名温泉! 【大鷹の湯(おおたかのゆ)】が有名なのは二つのラインがあり、一つ目は「五つ星源泉」。二つ目は「古代ソマチッド温泉」。 「五ツ星源泉宿」とは、温泉研究家の小森威典さんが『正真正銘 五ツ星源泉宿66』(祥伝社新書)の書籍で紹介された基準。加水・加温・循環・消毒を一切行わない「源泉100%かけ流し」が全浴槽で徹底されている宿を厳選したもの。 条件が厳しいため、国内の温泉施設では1%未満しか存在しないらしく、こだわりまくった温泉宿の称号とも言えます。 「五ツ星源泉宿」は、(1)源泉100%かけ流し(加水・加温・循環ろ過・消毒なし)、(2)鮮度の維持(源泉を空気に極力触れずに、適温で浴槽に供給され、(3)全浴槽が対応。と、かなり厳しい。1%しか該当しないこともうなずける基準。 そもそも、水を加えたり沸かしたりせずに、「人肌にとって丁度良くする」というのは至難の業(ある意味では源泉温度次第)でもあり、それだけでレアなわけです。塩素消毒し


さくら祭り 水沼の湯
トロッコ列車で有名なわたらせ渓谷鐵道の「水沼駅」には、ホーム直結の天然温泉がある。 「駅の天然温泉 水沼の湯」。電車を降りてすぐに改札を出る感覚で温泉に入れるのはすごい。 泉質もナトリウム・カルシウムー塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(中性)で、なかなか成分も多く、まろやかで肌あたりのやさしい泉質。 「水沼の湯 – 駅の天然温泉&サウナの森 水沼ヴィレッジ」というだけあって、サウナが有名らしい(ほうじ茶ロウリュが楽しめるとか、アイディアが面白い)。 ちょうど桜の時期は「桜まつり」を唄うだけに桜が満開。露天風呂から美しい桜が見える素敵なロケーションでもあった。 日本には天国のような場所がたくさんあるなぁ。 「 水沼の湯 – 駅の天然温泉&サウナの森 水沼ヴィレッジ 」 群馬県桐生市黒保根町八木原宮原583


日光湯元温泉
日光(二荒)へ出かけた本来の目的地は日光湯元温泉。 標高約1500mの湯ノ湖畔にある歴史ある温泉地。 約1200年前に日光開山の祖・勝道上人によって発見されたと伝えられている。 日光湯元温泉は日本で4番目に濃いとされる硫黄成分(硫化水素型)(1位:万座温泉(群馬)、2位:月岡温泉(新潟)、3位:高湯温泉(福島))なので、帰宅してもなんだか肌から硫黄の匂いが香るほど。 そして、生きているようなお湯の美しい色にも感動。 源泉がもともとエメラルドグリーンで、空気に触れて酸化すると乳白色へ変化する。 多くの強酸性硫黄泉(草津など)と違い、日光湯元は弱酸性(から中性。pH6.3‐6.6)。殺菌力がありながらも肌への刺激が強すぎず、とろみのある柔らかな肌触りがある。 ちなみに。 日光湯元温泉は、1954年(昭和29年)に、青森県の酸ヶ湯温泉、群馬県の四万温泉とともに日本で最初の「国民保養温泉地」に指定された由緒ある場所。 国民保養温泉地とは温泉法に基づき、温泉の公共的利用を促進するため、環境大臣が「温泉利用の効果が十分期待され、健全な保養地として活用される」


「湯船(ゆぶね)」「湯(ゆ)」「風呂(ふろ)」
お風呂の浴槽のことを「湯船(ゆぶね)」と呼ぶのは、江戸時代に川を巡回していた「お風呂の船」が語源と言われている。 船の上に浴槽がある水上の移動式銭湯。 有明を歩いていたらそのレリーフを偶然に見つけた。見て!見て~!とあちらからの声が聞こえてきた。 船が川を巡回し、客が呼び止めて乗り込む、キッチンカーのようなスタイルだった。 江戸時代の入浴料金は大人は約100円~300円程度くらいで(そば一杯の半分程度)、1ヶ月使い放題のサブスクリプション「羽書(はがき)」という定額パスも存在していたのだから、今も昔も考えることは同じ。 江戸の人は、土の埃が舞う暮らしの中でさっぱりするため、朝晩2回お風呂に入る風呂好きだった。だからこそ風呂や銭湯が大切にされていた。 銭湯は「裸になれば身分の差はない」平等な場所(人類皆兄弟)でもあり、相手を思いやる「譲り合い」「慮(おもんぱか)る心」を育てる場としても機能していた。つまり倫理や道徳教育の場でもあった。 ちなみに、銭湯の二階は、落語(寄席)のルーツの一つとも言われている(諸説ある)。 話の面白い人が「すべらない話」(


ヘルシーSPAサンロード@甲府
クスリのサンロード(SUNROAD=太陽の道)は、山梨県甲府市に本部を置くドラッグストアチェーン。山梨県・長野県で60店舗?くらいあるお店。 私がサンロードに注目しているのは、薬局なのに温泉を3つも経営していて、しかも山梨県で2つしかない「温泉利用型健康増進施設」(天然温泉ヘルシースパサンロード、ヘルシースパサンロード しもべの湯)を経営していること。 「温泉利用型健康増進施設」とは、厚生労働省の定めた基準を満たし、温泉と運動の組み合わせで健康づくりを行うことが出来る施設のこと。 その施設で温泉療養を行った場合、施設の利用料金、施設までの交通費については所得税の医療費控除を受けることができる。 この制度はいわゆる「温泉処方」(医師が温泉療養を処方できる)なのですが、制度設計がうまくできていないこともあり、しっかりと利用されていないのが現状。私はここに風穴を開けたい。 そんなことも含め、未来の医療を見通したサンロードさんの取り組みには素晴らしい先見性があると思っています。今後は薬局こそが、次の医療のハブになっていくと思います。病院はあくまでも治療の


伊豆畑毛温泉「誠山」@静岡県函南町
静岡県の経済産業部さんからの依頼でICOIプロジェクト内での講演に。天然資源含めた温泉の可能性のお話し。 ICOIプロジェクトは静岡県の伊豆地域の温泉を核とした素晴らしい活動。 ● ICOIプロジェクト ちなみに、静岡県は日本の中でも4位!の温泉湧出量を誇り、静岡県の中でも90%は伊豆半島から湧出しています。 そもそも、伊豆半島はもともと海底火山群でした。 その誕生は約2,000万年前と遥かなる過去。その後、1800万年と長い時間海底火山として海の中で活動。 約200万年前には海底から陸上化した火山となり、 約100万年前には、すこしずつ北上し、ついに日本列島に衝突して融合。 約60万年前には、ほぼ今の原型となる伊豆半島となったのです。 伊豆東部火山群(大室山など)はまだ火山活動を行っていることもあり、 ・伊豆半島の東側~南側は、マグマの直接加熱での「火山性温泉」 ・伊豆半島の西~北側は、海底火山(2000万年前)の名残で、「非火山性温泉」 となり、ちょっと東西に移動するだけで、この2000万年の歴史を感じれるってロマンありますよね。...


NHK総合(関東・甲信越) 「首都圏情報 ネタドリ!」『癒やしの新境地へ! 温泉の底力に迫る』
NHK ONE に登録すれば1週間くらいはネットで見れます。 温泉の底力!可能性! ぜひどうぞー!(^^ https://www.web.nhk/tv/pl/schedule-tep-g1-130-20260313/ep/VJ5J2WJ2RK ●【TV】2026/3/13(Fri)(19:30-19:57):NHK総合(関東・甲信越) 「首都圏情報 ネタドリ!」『癒やしの新境地へ! 温泉の底力に迫る』( Web )( 番組HP )( NHK ONE ) 取材場所は、 ● TOJI TOKYO Azabu-Juban by LeFuro https://toji-tokyo.com/ です! Interviewに出ていただいたTOJI TOKYOをご利用のみなさま、ご協力ありがとうございました!