

金沢
循環器学会で金沢に行ってきた。 金沢は食が豊かで、文化や芸術や伝統工芸の層も厚く、素晴らしい都市だ。 加賀藩の前田家が江戸に住んでいた跡地が東大本郷キャンパスで、赤門もその名残だ。だから、いつも前田家とのつながりは感じてる。...


「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」東京国立近代美術館
千利休らが、お茶を飲む、という何気ない日常の行為を、「茶道」という宇宙哲学にまで高めて作り上げた。 そんな16世紀に、千利休が愛した樂家の祖である長次郎という人がいた。その長次郎によって創始され、450年間に渡り技術を継承し続けてきた樂焼という陶芸界の「流れ」がある。...


舞台芸術集団 地下空港『サファリング・ザ・ナイト』
伊藤靖朗(いとうやすろう)さんが脚本・演出されている舞台芸術集団 地下空港の『サファリング・ザ・ナイト』を観に行きましたが、本当に素晴らしかった!伊藤さん天才!移動参加型演劇って初めて体感した。 AI(人工知能)が進化した時代に人類がどういう関係性を結ぶのか、という現代的な...


浦沢直樹の漫勉
NHKで不定期に放映される『浦沢直樹の漫勉』は毎回欠かさず見ている。 自分にとって永遠のスーパースターである漫画家のみなさんの日常に迫る素晴らしい番組。 浦沢さんがナビゲートするからこそ、過酷なプロ漫画家を生き抜く同士としての光の当て方がすごい。...


渋谷Bunkamura『ゴールドマン コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力』
渋谷のbunkamuraにて、天才絵師である河鍋暁斎の『ゴールドマン コレクション これぞ暁斎!』(2017/2/23(木)-4/16(日))がやっています。 暁斎を知らない方は、是非是非、もう一生訪れないであろう空前絶後のチャンスを逃さず、見に行ってほしい! ...


国立能楽堂「七拾七年会」2日目
国立能楽堂に「七拾七年会 第10回記念公演」の2日目を見に行ってきた。 →(参考)1日目の感想記事(2017/2/21) 能「海士 懐中之舞」は武田宗典さんがシテをされた。 内容は、まさに『海士(海人、あま)』の女性が主人公。 ...


『伝統芸能の力を思い知る集い ~能、狂言、浪曲~』(主催:安田登)
能楽師の安田登先生主催の 『伝統芸能の力を思い知る集い ~能、狂言、浪曲~』 を見てきました。 最高に面白かった! 伝統芸能の力をまざまざと思い知りました!!!! →○イナンナの冥界下り 2017年01月24日 伝統芸能の力を思い知る集い...


国立能楽堂「七拾七年会」
国立能楽堂に「七拾七年会 第10回記念公演」を見に行ってきた。 1977年生まれの若手の方々で主催されている会。 自分もほぼ同世代なので、同じ世代が活躍しているというのは本当に嬉しい! 未来がどうなるかなんて誰にもわかりませんが、若い人たちが現代の新しい息吹を組み込みなが...


ケルティック 能『鷹姫』
Bunkamuraオーチャードホールにケルティック 能『鷹姫』を見に行った。 アイルランドの詩人であるイェイツは、能の戯曲『鷹の井戸』を書いていた、というのには驚いた。 イェイツ(William Butler Yeats,...


新作能『利休-江之浦』(企画・監修:杉本博司)
小田原文化財団プロデュース、杉本博司さんの新作能『利休—江之浦』を観に行った。 素晴らしい舞台だった。深く心を動かされた。終演後もずっと余韻が残った。身体の振動として。 こういう営みこそが、いのちをつなぐ、行為なのだろう。 『利休—江之浦』 企画・監修:杉本博司 ...