7/17(Sat)(16:00-17:30):「なぜアートが、医療の場に必要なのか──「いのちの全体性」について考える」鼎談
ちょっと前にアナウンスした、『夢中になれる小児病棟(松本惠里:英治出版)』の本の帯文を自分も書かせてもらっているのですが、その出版記念イベントがあります。
笑顔で心の底から笑うこと。驚き感動すること。生きるために必要なこと。医学や科学にも限界があるが、アートにはその限界を突破する創造的な力がある。よりよい医療の場の創造的な実践にこそ、未来の社会の種が含まれている。(稲葉俊郎)
松本惠里さんは、外に出れない小児病棟の子どもたちに、プロのアーティストによるパフォーマンスを届けている方。
「病院」という組織は、外からの参入を頑なに拒むところがあって、松本惠里さんやNPO法人スマイリングホスピタルジャパンが、どのようにして病院の厚い壁を柔らかに突破していったのかなど、興味津々ですよね。
平井麻衣子先生(日本大学板橋病院小児科助教)も含めた鼎談で、「なぜアートが、医療の場に必要なのか──「いのちの全体性」について考える」をテーマに語らい合いますので、ご興味ある方はぜひ! 参加無料ですー。
●2021/7/17(Sat)(16:00-17:30):『夢中になれる小児病棟(松本惠里:英治出版)』出版記念:「なぜアートが、医療の場に必要なのか──「いのちの全体性」について考える」鼎談:松本惠里(認定NPO法人スマイリングホスピタルジャパン代表理事)x稲葉俊郎(医師)x平井麻衣子(日本大学板橋病院小児科助教)(Zoomによるオンライン) → ▼7/17(土)16:00~ なぜアートが、医療の場に必要なのかー「いのちの全体性」について考える https://peatix.com/event/1970339/
▼Amazon書籍ページ https://amzn.to/3gbnCiu
<参考ブログ>
なぜアートが、医療の場に必要なのか──「いのちの全体性」について考える
詳細
医療の場には、アートが必要だ──。そう信じて、小児病棟の子どもたちにアートを届けるNPO、スマイリングホスピタルジャパンを立ち上げた松本惠里さん。
著書『夢中になれる小児病棟』では、長期入院中の子どもたちが、患者としてではなく、一人の人間として、夢中になる時間を持つことで、その子らしさを取り戻していく様子が描かれています。
本イベントでは、医師として現場に立つ二人のゲストに、松本さんがお話を聴くかたちで、医療の場におけるアートの可能性を探求していきます。
一人目のゲストは、日本大学医学部附属板橋病院の小児科医、平井麻衣子さん。
入院中の子どもたちには「治療以外の時間」が必要だという信念のもと、スマイリングホスピタルジャパンのアーティストを自身の勤める小児病棟に受け入れています。この病棟では、子どもと病院スタッフ、アーティストが共に病棟の壁にウォールアートを施すという異例のコラボレーションが生まれました。本書にも「子どもの不安や孤独を取り除くために必要なこと」というテーマで、コラムを寄せてくださっています。
もう一人は、軽井沢病院副院長の稲葉俊郎さん。
医療と芸術は共に、人間が「いのちの全体性」を取り戻す営みであると捉え、『いのちを呼び覚ますもの』をはじめとした著書や、芸術監督をつとめた山形ビエンナーレ2020をとおして、その可能性に光をあてている方です。
「笑顔で心の底から笑うこと。驚き感動すること。生きるために必要なこと。医学や科学にも限界があるが、アートにはその限界を突破する創造的な力がある。よりよい医療の場の創造的な実践にこそ、未来の社会の種が含まれている。」という推薦の言葉を、本書に寄せてくださいました。
一見無関係に見える「医療」と「アート」は、どうつながっているのか?
実際に医療現場で、アートの力を感じた瞬間は?
人が自分の「いのち」を生きる、「いのちの全体性」を取り戻すとは、どういうことか?
特に子どもにとって、それはどんな意味を持つのか?
イベントでは、それぞれの登壇者のご経験や知見をもとに、こうした問いへの答えを探っていきます。
現場で患者さんと向き合う医療者の方、ご自身が病いや障がいに向き合う方やそのご家族はもちろん、人間の全体性やアートに可能性を感じている方。
共にこれからの医療のかたちを、考えてみませんか?
【イベント概要】
■日時:7月17日(土)16:00-17:30
■会場:オンライン(Zoomウェビナー)
■定員:80人
■参加費:無料
■主催:英治出版
※後日、アーカイブ動画の公開を予定しています。
※イベント後半では、参加者の方からのチャットでのQ&Aの時間も予定しています。
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