

「なおる」「よくなる」「生きる」
医者になり立てのころは、ひとを「なおす」「よくする」ことだけにフォーカスが当たっていた。 その後、ひとが「なおる」「よくなる」という状態へと焦点がうつった。 微妙な言葉のニュアンスの変化だが、その中に主体が変わったことが含まれている。...


体の叫びのようなものとして
ニュースでも本の感想でも、、、いろいろな人の感想を読んだりしていると、あまりにもひどい文章で非難している文章に出会って驚く。 思うこと。 一つ目。 何でもそうだが、当事者になると、そう簡単に批判することはできなくなる。 なぜなら、色んな葛藤や矛盾を抱えながらどんなに当事者が...


神田橋條治「発達障害は治りますか?」
「発達障害」という言葉がフューチャーされ、実際にそうした若い世代は多い気もする。 やはり、そこには何か時代の意味があるし、若い世代の「問題行為」は、わたしたちに問いとしての「問題」を突き付けてくる存在だから、その現代的な「問い」にこそ取り組まないといけない。...


樹木希林さんの喪失
樹木希林さんが亡くなった。個人というものを追求して普遍という無限(夢幻)の世界へと到達した人。 「なにものか」を経て「なにものでもない」人へと至った稀有な方だった。 その生き様が演技の中へと染み込んで、深みと凄みと温かみと平凡さと非凡さとが同居した稀有な女性だった。 ...


「内なる天」の命
「天命」という言葉は、「外部にある天」という命に従う、大いなる流れに従う、という解釈が一般的だ。 ただ、四書五経のひとつ『中庸』の大川周明解釈によれば、元々は「内なる天」の命に従う、という意味でもあったらしい。 わたしたちの内側にある「天」とは、その「命(メイ)」とはなんだ...


朝日新聞デジタル「ほんやのほん」 書評
朝日新聞デジタル「ほんやのほん」にて、『いのちを呼びさますもの』をご紹介いただきました。 丁寧に読んでいただき、うれしい!蔦屋家電の岩佐さかえさん、ありがとうございます! 馬場磨貴(Maki Umaba)さんの撮影された本の写真も、イイ!...


わたしたちの宿題
パワハラ騒動を見ていて思うこと。 一つ目。 組織、集団の在り方が、成長してきた。 すこし前までは、軍隊方式の在り方が、部活や会社に適応され、そのことに疑問をすら感じなかった。 戦争の強い影が刻印されていたのだろう。 今後、集団の在り方が明らかに変わっていく。ティール組織(T...


道の使い道
祭りで道路に露店が出ている光景を見て、ふと思う。 果たして、道路は自動車のものだと、誰がいつ決めたのだろう、と。 道は本来、みんなものだ。「車の通り道」だけではないもっと創造的な使い方があるのでは。 「祭り」のときだけが、その価値観をひっくり返せる稀有な日。


稲の妻
8月27日月曜の夕方、東京都内に落ちた雷、稲光の乱打・乱舞はすごかった。 「稲妻」は「稲夫(いなずま)」が語源で、稲が実る頃に雷が多いと豊作になることから。稲魂などとも。 地球レベルの放電現象で、水や空気中の水分が帯電するからなんでしょうか。 ...


わたしたちの「プールサイド」
自分は、35歳を人生の折り返し地点と決めた。 というのも。 人生の折り返し地点は、自分自身で仮にでも決めないとわからないのだから。 80歳で死んだとすると、結果として40歳が人生の折り返し地点になる。 ただ、40歳の時にそのことを意識している人が、果たしてどれだけいるだ...