

『大学』・『中庸』(岩波文庫)
古典である『大学』・『中庸』を再読。 『大学』と『中庸』は、儒学の経典『礼記』に収録されていた2篇。 朱子学を創始した朱熹は『礼記』から『大学』と『中庸』をピックアップし、『論語』と『孟子』と合わせて「四子書」とした。これが四書五経のはじまりとされる。...


「スイングがなければ意味がない」(It Don't Mean a thing)
「スイングがなければ意味がない」(It Don't Mean a thing)は、Louis Armstrong & Duke Ellingtonというスーパースター同士の夢の競演のLPで聞いている。 「The Great Reunion」1961年のLPだ。 1曲目がIt...


『ひとつの音に世界を聴く』(武満徹対談集)
『ひとつの音に世界を聴く』(武満徹対談集) なんと美しいタイトルだろう。 神田の古書店で見つけたとき、本が発光しているような気がした。読んでくれ、読んでくれ、家に連れて帰ってくれ、と。笑 味わいながらチビチビと読んでいる。なんと言っても、武満さんの言葉の選び方が美しくて、...


大友良英「音楽と美術のあいだ」
大友良英さんの「音楽と美術のあいだ」という対談本を読んだ、 フィルムアート社から出ている素敵な装丁。440ページという大著! とは言え、対談本なので、ツルツルとソーメンのように喉ごしよくあっという間に読めました。当直の合間に、ひっそりとした夜中に。...


murmur magazine for men 第3号 「あたらしい医療 うつくしい養生 」
服部みれいさん責任編集のmurmur magazine for menの第3号. 4月27日木に発売ですが我が家に届きました。 自分のInterview記事が載っています。 「あたらしい医療 うつくしい養生 」 という素敵なタイトル。 ご興味ある方は、是非どうぞ。 ...


夢をみる島
自分は、人生の重要な転換点で見た「夢」を大切にしている。 それは奥底の自分のイメージ世界が提示した、自分への呼びかけとして。大いなるメタファーとして。 時にそれを絵として定着させている。 (これは、結婚した時に見た夢。 一つの水滴を二人が引き伸ばしてレンズのようにして支えて...


岡本太郎「神秘」二玄社 (2004年)
岡本太郎の「神秘」二玄社 (2004年)という写真集。 写真も文章も岡本太郎だが、本当に素晴らしい本だ。 被写体の質に対して、岡本太郎も同等の質の言葉と写真とでレスポンスしている。 岡本太郎は、芸術や人間の最も原始的な形態を、あらゆる角度から表現しようとしている。...


岡本太郎「忘れられた日本―沖縄文化論」(1961年)
岡本太郎の「忘れられた日本―沖縄文化論」(1961年)。 古代の息吹きと霊性とが、岡本太郎の器を介して溢れだす素晴らしい本だ。 1961年当時の本は写真も多いが、文庫版では多くが省略されていて残念だ。 1961年の時点で、既に日本の古層は失われつつあり、その断絶を岡本太郎は...


同時代の物語
医療において、重要なのは「読む」力だと思う。 表層に惑わされずに、その深層で起きているプロットから真の全体像を読み取る力。 自分は「読む」力は、文学や物語や芸術から学んだ。 なぜなら、奇蹟はしばしばマイナスの形で生じるが、読む力のある者にとってそれはプラスに転じるからだ。...


萬福寺 宝蔵院(京都 宇治)
先日、京都の宇治にある萬福寺宝蔵院に行った。 ここには「鉄眼版一切経版木」全6956巻があり、吉野桜に手彫りで彫った6万枚にも及ぶ膨大な版木がおさめられている。 400字詰め原稿用紙のフォーマットの最初ともされ、日本の印刷技術のパイオニアでもあり、日本で明朝体を始めたルー...