
大友良英「音楽と美術のあいだ」
大友良英さんの「音楽と美術のあいだ」という対談本を読んだ、 フィルムアート社から出ている素敵な装丁。440ページという大著! とは言え、対談本なので、ツルツルとソーメンのように喉ごしよくあっという間に読めました。当直の合間に、ひっそりとした夜中に。...

夢をみる島
自分は、人生の重要な転換点で見た「夢」を大切にしている。 それは奥底の自分のイメージ世界が提示した、自分への呼びかけとして。大いなるメタファーとして。 時にそれを絵として定着させている。 (これは、結婚した時に見た夢。 一つの水滴を二人が引き伸ばしてレンズのようにして支えて...

第2回 にほんくらし籠展 @COSMIC WONDER
青山のCOSMIC WONDERにて、<第2回 にほんくらし籠展>を見てきました。 普段は洋服を販売している場所を使って、日本全国の職人さんが作っている「籠」の展示をしている。4/15土曜から4/30日曜まで。 「籠」は植物の丈夫な部分を編み込んで作るが、その素材も多様だ。...

「ファッションとアート 麗しき東西交流」展@横浜美術館
「ファッションとアート 麗しき東西交流」展が、4月15日(土)から6月25日(日)まで横浜美術館にて開催されます。 明治維新後の19世紀後半から20世紀前半のファッションと美術にフォーカスを当てた展示。 東と西との驚きの出会いと受容、そして美として顕れ出たもの。本当に美しく...

「坂本龍一設置音楽展 Ryuichi Sakamoto async」ワタリウム美術館
ワタリウム美術館に行き、「坂本龍一設置音楽展 Ryuichi Sakamoto async」を体感してきた。 そこは音楽でもあり、空間芸術でもあり、美術でもあった。 そうしたカテゴライズが意味をなさないほどの、生命や芸術の母型をも感じさせる素晴らしい時間と空間の体験だっ...

「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史」東京都写真美術館
東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催中の「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 総集編」は面白かった。お客さんが全然いなかったのが勿体ない!(別の日はもっと入っているのかなぁ?) 江戸末期から明治期の写真には、圧倒的な美しさと存在感がある。...

金沢
循環器学会で金沢に行ってきた。 金沢は食が豊かで、文化や芸術や伝統工芸の層も厚く、素晴らしい都市だ。 加賀藩の前田家が江戸に住んでいた跡地が東大本郷キャンパスで、赤門もその名残だ。だから、いつも前田家とのつながりは感じてる。...

「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」東京国立近代美術館
千利休らが、お茶を飲む、という何気ない日常の行為を、「茶道」という宇宙哲学にまで高めて作り上げた。 そんな16世紀に、千利休が愛した樂家の祖である長次郎という人がいた。その長次郎によって創始され、450年間に渡り技術を継承し続けてきた樂焼という陶芸界の「流れ」がある。...

舞台芸術集団 地下空港『サファリング・ザ・ナイト』
伊藤靖朗(いとうやすろう)さんが脚本・演出されている舞台芸術集団 地下空港の『サファリング・ザ・ナイト』を観に行きましたが、本当に素晴らしかった!伊藤さん天才!移動参加型演劇って初めて体感した。 AI(人工知能)が進化した時代に人類がどういう関係性を結ぶのか、という現代的な...

浦沢直樹の漫勉
NHKで不定期に放映される『浦沢直樹の漫勉』は毎回欠かさず見ている。 自分にとって永遠のスーパースターである漫画家のみなさんの日常に迫る素晴らしい番組。 浦沢さんがナビゲートするからこそ、過酷なプロ漫画家を生き抜く同士としての光の当て方がすごい。...