絵本『にんげんさまへ』(間中ムーチョ)
間中ムーチョさんの絵本『にんげんさまへ』原画展を、海老原商店に見に行く。 『にんげんさまへ』の原画が、家の住人のようにこちらを見ている。 人間界のにんげんである自分は、正座をしながら、山の巫女的な存在のムーチョさんに絵本の読み聞かせをしってもらった。...
「美術を学ぶ人へ」佐藤忠良
彫刻家の佐藤忠良さんが、美術の教科書「少年の美術」(現代美術社 1984年)に寄せた一文より。佐川美術館にあったものをメモした。 美術の役割について。 最後の一文の中に、忠良さんの思いが込められていると思う。 美術を学ぶ人へ 佐藤忠良...
『小町花伝』@セルリアンタワー能楽堂
能楽師、安田登さんプロデュース『小町花伝』@セルリアンタワー能楽堂を見た。 いろいろと自分の無意識が活性化される内容だった。 (劇団mizhenのmizhen「小町花伝」だけではなく、アフタートークの内田樹さん、藤原佳奈さん、安田登先生の鼎談。落語家の志のぽんさんの小噺まで...
『あの人に会いに 穂村弘対談集』毎日新聞出版 (2019)
『あの人に会いに 穂村弘対談集』毎日新聞出版 (2019)を読んだ。 ------------------------------ <内容紹介> 短歌のみならず、エッセイ、絵本、翻訳、書評、評論など多岐にわたるジャンルで活躍する気鋭の歌人である著者が、表現者となる前から作...
山本容子「Art in Hospital スウェーデンを旅して」講談社 (2013)
病院や医療の場にもっと芸術を。 もしくは、芸術の場がもっと医療の場に。 スウェーデンでのホスピタルアート。 山本容子さんの「Art in Hospital スウェーデンを旅して」講談社 (2013)を読むと、 スウェーデンでは「公共構造物は建設費の1%をアートに使わなけれ...
11/3-4:能と自然とマインドフルネス~心に効く、文化・芸術の処方箋~ 大倉源次郎氏×稲葉俊郎氏×辻雄貴氏
もう1か月前なので再度アナウンス。 11/3-4の連休はぜひ富士山の麓で抱かれませんか?! 医師である山本竜隆先生がされている未来の医療の形。 富士山が目の前にそびえる4万坪の自然! 未来の医療をすでに実践されている素晴らしい場。...
「オイディプス」@シアターコクーン
渋谷Bunkamuraのシアターコクーンでオイディプスを観劇。 ギリシア悲劇の古典中の古典をかなり大胆に現代的解釈で再編集し再構成していて、それでいて神話自体の本質からはぶれていなくて、素晴らしい作品だった。場面提示を巧みにシャッフルすることで、神話を現代ドラマのような舌触...
現代 アウトサイダーアート リアル ー現代美術の先にあるものー@GYRE GALLERY
表参道のGYRE GALLERYで、「現代 アウトサイダーアート リアル ー現代美術の先にあるものー」(9月7日から10月27日まで)を見てきた。 こうしたピカピカの現代的なビルで、人間の魂をむき出しにしたような作品が見れること自体が、素晴らしい。...
安田都乃「ancient sound」展@Center for COSMIC WONDER
台風翌日の東京を歩く。 被害のないところは何事もなかったような日常が始まっていて、台風で飛んできた落ち葉や飛来物もきれいに掃除され、何事もなかったような素振りに、「日本人」の性格を見るようだった。 日本人はキレイ好きだから掃除をする。それは長所。 ...
「稲と日本人」福音館書店 (2015)
甲斐信枝(著), 佐藤洋一郎(監修)「稲と日本人 (福音館の科学シリーズ) 」福音館書店 (2015)はすんごくいい本だったなぁ。 この本を読むと、日本も戦前のつい最近まで「飢餓」や「飢え」との果てしない闘いの中で、なんとか生き延びてきて、その子孫がわたしたちなんだなぁ、と...