

「島村洋二郎─無限の悲哀と無限の美」@梅野記念絵画館(長野県東御市)
長野県東御市にある梅野記念絵画館へ「島村洋二郎─無限の悲哀と無限の美」を見に行った。 情念が練り込まれるような凄まじいチラシの絵を見てから、実物を見に行きたいと思っていた。 島村洋二郎は1916年東京に生まれた。浦和高校に入学するも、画家を目指して退学。当時の画家は現金収入がほとんどない。極貧から抜け出せないことを承知の上で絵を描き続ける覚悟がある人間しか画家になっていなかった時代。 戦時中は従軍画家として戦場にも出るが、1945年に肺結核のため帰国。 当時は不治の病とされた結核を抱えながら日本中を転々としながら絵を描き続けた。 1953年に新宿の喫茶点でクレパス画展を開き、その最終日に大喀血し亡くなった。享年37歳の若さだった。 島村洋二郎の作品は、肺結核による死を意識しながら、どの瞬間に絶命してもいいようなエネルギーが込められている。お金がないため、安いクレパス(オイルパステル)を極限まで厚く塗り重ねて描かれていて、強烈な情念が絵の厚みとなっている。 厚く塗りこまれた絵の中をのぞいていると、戦後の混乱期、美に人生を捧げながら必死で純粋に生き続


3月11日の大手町と3月12日の静岡県沼津(ICOIプロジェクト)
2026年3月11日(水)18:00~20:00ごろ。東京駅横の0(ゼロ) Club(新大手町ビル3階)にて、「和歌山」をテーマにした慶応SDM研究室主催の公開ゼミがあります。 和歌山ウェルビーイングウィークを主催する島田由香さんをゲストにして、和歌山での取り組みを紹介いただきながら、みなさんと未来社会に向けた対話を行いたいと思います。 島田由香さんは、地域での第一次産業を未来につなげるべく、ワーケーションと結び付けた事業もされています。和歌山県のみなべ町(梅で日本一)を拠点とされていますが、2022年からの和歌山県みなべ町『梅収穫ワーケーション(通称:梅ワー)』 は、2024年に内閣府の「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」の優良事例に選ばれました。「TUNAGU」という事業も、一次産業ワーケーションを活用した人材育成プログラムです。 ●「TUNAGU」 https://tunagutunagu.com/ ●「和歌山Well-being Month」 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.


)「めくれる!しかけ図鑑絵本 にんげんのからだ」(アノニマ・スタジオ) *重版出来*
2025年9月に発売された、ジョエル・ジョリヴェ(翻訳:稲葉俊郎)「めくれる!しかけ図鑑絵本 にんげんのからだ」(アノニマ・スタジオ) ですが、ご好評いただき、第2刷となりました。うれしい! 子どもから体の違和感や疑問を聞かれたときには、しかけ絵本の図を見せながら説明しているので、私自身も重宝しています。 例えば、「ジュース飲むとなんでトイレが近くなるの?」とか聞かれると、前立腺とか尿道、筋肉の話をしながら、どうやって排尿されるのか説明したり、、、。 こうした仕掛け絵本は手作り本なので、値段がどうしても高くなるのですが、ぜひ教育用にお使いいただけれれば~。 ●【Translated Book】2025/9/1:ジョエル・ジョリヴェ(翻訳:稲葉俊郎)「めくれる!しかけ図鑑絵本 にんげんのからだ」アノニマ・スタジオ(2025/9/8)(原題:Joëlle Jolivet「Le Corps humain」(Les Grandes Personnes, 2021)( アノニマ・スタジオWeb 、 Amazon ) ◆稲葉俊郎コメント ----------


『&Premium特別編集 明日を生きる言葉。 (MAGAZINE HOUSE MOOK) 』:
わたしは自然界を観察しているだけで、そこから「ことば」を感じます。水、煙、火、雲。あらゆる事象がコトバを持っていて、その表現として動きを持っている。 人間は特殊な言語体系の中で「ことば」を発していますが、その言葉によって人を傷つけることもできますが、豊かにすることもできますし、集団行動ができるようになりました。 コトバは力の一つで、その言葉をどう使うのか、というのは、包丁を武器に使うのか料理に使うのか、という違いでもあります。 2/9発売の『&Premium特別編集 明日を生きる言葉。 (MAGAZINE HOUSE MOOK) 』:(マガジンハウス)で、私もコトバを紹介して出てますので、ぜひお読みくださいー。 ●【Magazine】2026/2/9:『&Premium特別編集 明日を生きる言葉。 (MAGAZINE HOUSE MOOK) 』:(マガジンハウス)( Amazon )


「芸術と医療が交わるところ」(登壇者:稲葉俊郎、森合音、貝島桃代、岩田祐佳梨)@筑波大学
芸術+医療の、関連のイベントです。 3/1日曜に「芸術と医療が交わるところ」として筑波大学にてイベントがあります。 登壇者は稲葉と、森合音さん!、貝島桃代さん!、岩田祐佳梨さん!という豪華ゲストです。 森合音さんは、四国こどもとおとなの医療センターのアートディレクターとしてメディアにも多数出演しながら、日本で完全にトップランナーとして病院でのアート活動を長くされています。2013年の開院時より病院でアートディレクターとして勤務されているのでもう13年!です。私もNHKで森合音さんの活動を見て、あまりの先駆的で未来的な活動に感動しました。 ● 四国こどもとおとなの医療センター 紹介動画 貝島桃代さんは、建築設計事務所アトリエ・ワンを主宰する、私にとってはスター建築家です。高齢者や障害者の福祉施設の設計も手がけつつ、常に斬新でクリエイティブな建築思想と設計は以前から注目していました。筑波大学でも長年教えられていて、いまはスイス連邦工科大学チューリッヒ校 教授として、建築家の後進を育てられています。 ● swiss window journeys Mo


BRUTUSNo.1047「椅子と、居場所。」(2026年2月15日号)
2月2日に発売されるBRUTUSは、No.1047 「椅子と、居場所。」 (2026年2月15日号)です。 椅子と家の組み合わせで素敵なおうちが出ていたり、「アトリエと、創造の座」では、盟友のハナレグミの永積崇さんも出ていたりと、誰かのおうちをこっそりのぞいている感じになります。 私も、「100人の椅子。」の中で、大切にしている美しい椅子を出していますので、見かけたらぜひお読みください~。 我が家も無駄に椅子がありまして、お客さんに座っていただいているとき以外は、インテリア兼物置になるので、椅子って便利ですね。 椅子を見ているだけで、そこでくつろいでいる座主さんが頭に浮かんでくるのも不思議なところ。 ぜひお読みいただければ! ●【Magazine】2026/2/2:BRUTUS 1047号(2026年2月15日号)『椅子と居場所。』(稲葉俊郎)( Amazon )


ラジオ:J-WAVE『STEP ONE』+Fm yokohama 『FUTURESCAPE』
二つ、ラジオのアナウンスです。 2/4水曜(10:10-10:25)のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)でのON THE EDGEコーナー https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/ と 2/7土曜(10:30-11:00)のFm yokohama 84.7『FUTURESCAPE』(ナビゲーター:小山薫堂、柳井麻希) https://www.fmyokohama.co.jp/program/futurescape です。 基本的には、新刊、『肯定からあなたの物語は始まる』(講談社)の話を軸にしますが、いづれも生放送なので、その時のサッシャさんや小山薫堂さんとの掛け合い次第になるかと。 サッシャさんのJ-WAVEもよく聞いてましたし、小山薫堂さんは同じ同郷熊本で、湯道含めて温泉界の巨匠ですので、楽しみです~~!! ふと思い出したらradiko含めて聞いてみてください~。 ●【Radio】2026/2/4(Wed)(10:10-10:25):J-WAVE(81.3MH


2026/2/13(Fri)-2/17(Tue):和歌山の秘湯をめぐる!温泉DEマインド風呂ネス・湯トリート@白浜町・那智勝浦町・田辺市・みなべ町(WAKAYAMA Well-being Month 2026)
2/13(金曜)から2/17(火曜)まで、「和歌山の秘湯をめぐる!温泉DEマインド風呂ネス・湯トリート」が行われます。 簡単に言うと、和歌山を北から南へと移動しながら、色々な温泉、名湯、聖地を巡りつつ、温泉への理解を深めつつ、心身ともにホカホカと温まりつつ、ご機嫌な気持ちになりましょう、というこの世の極楽・パラダイスのような企画です。 もちろん、わたしは全日いますので、全日参加はもちろん大歓迎ですが、部分参加も可能なように設計しています。(自力での現地集合になっちゃいますが!) この旅では到底、和歌山の温泉を巡れませんので、またいずれ和歌山温泉ツアーを開催したいと考えてます。 ぜひ時間が空いていたら、和歌山の聖地+温泉に行ってみたいと、ピンと来た方はご参加くださいませ。 和歌山は「聖地リトリート」がキャッチコピーなので、まさにその通りの企画です。 もちろん、入浴は男女別々なのですが、2/15日曜の「山水館 川湯みどりや」だけは、特別です。 男女も老いも若きも、湯あみ着(ゆあみぎ)を着れば男女別々の湯から、川で合流することができます。川から湧いてい


インターメディアテク@東京駅
東京駅でしばし時間があるときに行く場所。インターメディアテク。 ここは色々な無意識が活性化される場で、学問の蓄積、知や時の厚みを感じる場。 東大の収蔵品。無料で入れる。展示物もすばらしいが、展示の方法がさらに素晴らしく。 以前、故篠山紀信さんにBrutusの記事(2017年 Brutus 854号)で写真を撮ってもらうとき、この場で取らせていただいたのも良き思い出。劇団イキウメの前川広大さんと。 隕石や宇宙の石の企画展示もよかった。 意識が一気に宇宙空間まで広がる。 宇宙空間から人類を眺めながら、私たちはどこから来たのか、そしてどこへ向かうのか、と。 なぜ人類は地球という閉じられた世界の中で侵略したり戦争したり、互いの命を損なうことをし続けるのか、自分の価値観を絶対だと思い込んで他者に押し付けるのか。 人間の中に埋め込まれた何かが、そうさせているのだ、とすると、人類が乗り越えるべき課題は外にはなく内部にしかないと、思う。 宇宙に生命が生まれたこと奇跡を思う。 インターメディアテク KITTE丸の内 〒100-7003 東京都千代田区丸の内2丁目7


和楽Web【後編】自分のやりたいことに忠実に。断ち切って解き放つ心のあり方
和楽Webでの着物家・伊藤仁美さんとの対談。ついに最後です。 【後編】 自分のやりたいことに忠実に。断ち切って解き放つ心のあり方 https://intojapanwaraku.com/fashion-kimono/290850/ 素敵な対話の時間をいただいた伊藤仁美さん、ありがとうございました!とても豊かな時間でした。 (撮影協力いただいた、星のや軽井沢さんも、いつもありがとうございます!) ---------------------- 稲葉 私は患者さんと対話するとき、どういうときに一番落ち着くかをよく尋ねます。些細なことでもいいから、それを自分の言葉で発してもらうことで、その人の中から解決策を見つかると思う。誰しもそうした「自己治療」の方法を持っているのですが、それに気づかないことも多い。逆に、無意識の癖が自分の毒になってしまっていることもある。そうしたことを断ち切らせるのが医療者の役割だと思っています。 ●【Web Media】和楽Web【着物家・伊藤仁美+ 医師・稲葉俊郎 対談】 ■2025/12/26: 【前編】現代医療と伝統のあわい