熊野本宮大社 大斎原(おおゆのはら=大きい湯の腹)
- inaba

- 7月26日
- 読了時間: 2分
熊野本宮大社。
いま、ヒーヒー言いながら、講談社から出る本(今年の10月後半には出したい)の原稿を書いている。
脳みそ(脳の中のお味噌)が疲弊した合間に、気分転換でSNS投稿をしているが、果たして気分転換になっているのかよくわからない。
それはともかく。この講談社から出る本は、熊野本宮大社でのエピソードが重要な核になっている。
旅の合間にも必死に書き続けていて、旅の合間にふと気づいたら熊野本宮大社に訪問していたものだから、自分でも驚いた。しかも九鬼家隆宮司にもお会いできた幸運。波動の高い方だった。
ちょうど1年前の熊野本宮大社。宮司さんがふと隣におられた。名前も名乗らずふと話しかけた。その時の返答が、いま書いている本に魂として注入されている。
だからこそ旅は面白い。
予定も立てない旅は、出会うべき「言葉」と出会うために、場所に移動しているような気がしている。聖地は、そんな言葉とのシンクロが起きるところ。
楳図かずおの「わたしは真悟」の中で
「奇跡は誰にでも一度おきる。だが、起きたことには誰も気がつかない」
という言葉がある。
聖地に行くとき、そんな見えざる奇跡がどこかで起きているのかもしれない、とさえ思う。










本殿から旧社地大斎原までは、徒歩10分ほどの距離。
水害で移動となる前の、かつて熊野本宮大社があった大斎原。
おおゆのはら。
おおきい・ゆ・の・はら。
ゆ=湯=斎。
大きい湯の腹。
時宗の開祖である一遍上人(1239~1289)は踊念仏。
踊りながら念仏を唱え全国を遊行。
その一遍上人が悟りを得たのがこの熊野。
一遍上人は鉄輪温泉(大分県)を開いた人でもある。
過去の偉大な宗教者の足跡をたどっていくと、また新しい発見がありそうだ。












熊野本宮大社
和歌山県田辺市本宮町本宮110
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