桑田さんの「愛の言霊 〜Spiritual Message〜」(1996年)
- inaba
- 3月29日
- 読了時間: 2分
Book-offに行き、CDの100円コーナーで掘り出し物を探すのが楽しい。昔の名盤が100円で置いてある。買ってほしいとよびかけているような気がして、救出するように購入する。個人的に深い結びつきができる。歌詞カードも改めて一つの物語として読み直すと、名盤から尽きせぬ発見がある。
Jamiroquai『Emergency On Planet Earth』(1993年)。Jamiroquaiの記念すべきデビューアルバムは、「地球の危機」を題材にしていた。そもそも、ジャミロクワイという不思議な名前は、即興的に音楽を作る意味の「ジャム(Jam)」とアメリカ先住民のイロコイ部族の名前を合わせた造語だ。欲望に煽られた資本主義の危険性と、地球と調和して生きることの重要性をかなり切実に語っている。Jamiroquaiには中学生の時、はまった。今聞いても、まったく古くない。むしろ新しい。



他にも、大好きなサザンの『Young Love』(12作目、1996年)があった。11作目の『世に万葉の花が咲くなり』までは、小林武史さんとのタッグだったが、12作目から桑田節がより強く出てきた作品だと感じていた、
このアルバムの「愛の言霊 〜Spiritual Message〜」(1996年)の歌詞を読みなおした。かなり深い内容を含んでいる。
桑田さんがトリックスターのような体で、この時代に伝えようとしている本質は何だろう。桑田さんは横尾忠則さんに通じる別次元からつながった作品群。まさに、現代の寒山拾得だ。
「愛の言霊 〜Spiritual Message〜」を読み直しつつ、江原啓之さんと今度お会いするので、自分はどんなSpiritual Messageを受け取ることになるのかも、興味津々だ。


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『愛の言霊~Spiritual Message~』
(最後の部分より)
<Indonesian Rap訳>
遥か以前から光輝く星を見つめる時、涙ぐんでしまう
人間の存在、肉体、それらは、宇宙からの言霊(ことだま)を記憶するのだ
生まれく叙情詩(せりふ)とは 蒼き星の挿話(そうわ)(エピソード)
夏の旋律(しらべ)とは 愛の言霊(ことだま)
禮(らい)!
幾千億年前の星の光が 人の世の運命(さだめ)を僕に告げるの
過去に多くの人が 愚かな者が 幾千億年前の星の光見て
戦をしたり 罪犯したなら ぼくもまたそれを繰り返すのか
今は滅びた星の光なのに 見つめるままに 夢に見るたびに
涙ぐむのはなぜなのか そして僕はどこから来たのか
この魂は誰のものなのか Yeah, Yeah, Yeah
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