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映画「へんしんっ!」@山形ビエンナーレ2022

9/24土曜の夜は、「まちのおくゆき」の企画として映画「へんしんっ!」を見ました。

車いすで生活される石田智哉監督が、「壁を壊したい」との思いで映画をとりはじめています。

砂連尾さんという異能のダンサーに巻き込まれながら、ダンス、演劇、映画、、、あらゆる表現の場を通過していきます。障がいのあるなしを、軽やかに超えていきます。 そして、人と人とが敬意を持って信頼している場でしか起こりえない不思議な創発が、ダンスとして自然発生的に結晶化します。そこには波紋を起こす人はいても、あとは場の中ですべてが自然に必然的にプロセスそのものが動いている、圧倒的で神聖な時の流れを含んだダンスでした。



この映画「へんしんっ!」は、わたしが求める対話の場、「おくすりちょう」で創発したいと思った場、そして芸術祭という場をなぜ開くのか、そうしたすべての向かう先の光を指し占めているようで、とても深い場所に染み込む不思議な映画でした。





解説

第42回ぴあフィルムフェスティバル「PFFアワード2020」グランプリに輝いたドキュメンタリー。電動車椅子を使って生活する石田智哉監督は、「しょうがい者の表現活動の可能性」について探るべく、演劇や朗読で活躍する全盲の俳優・美月めぐみさんや、ろう者の通訳の育成に尽力するパフォーマーの佐沢静枝さん、多様な「ちがい」を橋渡ししている人々を取材する。石田監督は撮影スタッフ、録音スタッフの2人と対話を重ねながら、映画制作を進めていく。やがて石田監督は、「しょうがい」を「コンテクストが違う身体」と表現する振付家・ダンサーの砂連尾理さんに誘われ、パフォーマーとして舞台に立つことになる。日本語字幕、音声ガイドありの「オープン上映」で劇場公開。


2020年製作/94分/G/日本

配給:東風

監督:石田智哉











映画の後に、「てつがくカフェ」で対話をして深めていく。 とても濃密な時間でした。 滝口克典さん、イシザワエリさんのファシリテートも、まさに場の通訳者・翻訳者であり、素晴らしかったです。


■映画をみて語り合う 「てつがくカフェ」滝口克典、イシザワエリ 9月24日(土)17:00−20:30 https://biennale.tuad.ac.jp/program/866










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