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岩手 「人 to ひと」 温浴・サウナ施設「ひづめゆ」


素敵な人たちに出会うため、初の岩手へ。





11/5土曜は、コミュニティマガジン「人 to ひと」を作っている方々からお誘いいただき、岩手の紫波町に。





最新の4号目は、畑を医療の場とされるコミュニティーナースの星 真土香さん、スキーマ建築計画、トラフ建築設計事務所で地元の色々な場をつくっている有原 寿典さん、「人toひと」の編集長である佐々木新さんとの対話。


「人toひと」は、写真もデザインも素晴らしく、ひとりひとりを丁寧に扱うこうした雑誌がもっとローカルに増えていいと思う。



場所のツバメ倉庫も、マガジン「人 to ひと」も、くらしすた不動産が一つの場としてつくられている素晴らしい取り組み。

不動産は土地や場所を扱うだけに、軽井沢でも売買だけではなく場を育てる、場の価値を共に高める、という意識で不動産が関わってくれれば、どんなにいいか、と改めて思う。




わたしは、場の力によって、人は良くも悪くもなる、と思っている。

それは無意識に働く力だから多くの人は気づいていない。

でも、医療の場も、そういう場の力そのものに意識を向ける必要があるのでは、と。そこに文化や芸術の出番があると思うし、星 真土香さんのように、場そのものを畑にしてしまい、そこで展開される自然の力に全員が委ねる、というのも新しく重要な視点だと思う。実際、認知症の方もその場に訪れて集い、「認知症」ではないひとりの人として対等に出会える場が、そこでは作られている。



有原さんとくらしすた不動産の星さんが作られている地元の住宅も、とても考え抜かれた建築でうならされた。暖房も使わずに暖かく、寒冷地で不要なエネルギーを使わず暮らしていく工夫は、これからももっと追求されていくだろう。


しかも、こちらの住宅。

以前、軽井沢の住人の方で、この建築を見るために岩手の紫波まで見学ツアーをされているブログでも見かけたことも思い出し、二重の意味で驚いたのでした。

住宅は、見た目以上に、中に入って身体がどういう反応を示すのか、それを感じてみないと良さは分からないもので。









同じ岩手県紫波町という町に、温浴・サウナ施設「ひづめゆ」があり、そうしたコモンな場も、くらしすた不動産の星さんや有原さんが手掛けられていた。


温浴施設だけでもうれしいが、地場産リンゴのシードル醸造所!まであり、しかも中のデザインが洗練されていて、これまでお風呂屋サウナに来なかったような、でも、人間の本能として心地よさを考えると、一度来ると病みつきになってしまうような、そんな若い人たちに開かれたような明るい場で、こうした施設が地元にできると、地元の方はさぞ幸せだろうと思いました。

サウナに久しぶりに入り、身も心も温かくなり、やはりお風呂、サウナは最高だなぁ、と。


ちなみに、「風呂」の元々は、いまのようにお湯を溜めて浸かる、ものではなく、まさにサウナのように、蒸した空間で蒸気を「風」をおくって体を温める狭い部屋(室=ムロ)の場が語源です昔の人はお湯につかるなんて、それはそれは贅沢なことだったんです。そういう意味で、昨今のサウナブームは、そうした「風呂」の源へ回帰しているとも言えますよね。



〇ひづめゆ https://hizumeyu.jp/











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