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内観光:内なる光を観る 「水」=夢+数

  • 3 日前
  • 読了時間: 2分

飛行機から地球の巨大な水がめとしての海を眺める。




武満徹さんの音楽では、人の無意識に沈む夢、記憶を喚起する普遍的な象徴として水をテーマに音楽を多数制作されていた。

水は、意識の深い層にある「無意識」や「夢」にアクセスするためのメタファー(隠喩)。


武満さんの音楽は、数理的な構造(数)と、無意識的な感覚(夢)とが、「水」という要素の中で統合されたもの。

水は留まることなく形を変えるため、個人の過去や失われたものを呼び起こす無意識の象徴。


普段から瞑想や呼吸法を通じて、無意識へのアクセスを日常的にしている人間にとっては、海を見ているだけで、深い無意識のイメージが万華鏡のように展開してくる。



これからの観光は、内観光(内なる光を観る)の方にシフトしていくのではないだろうか。

普段から瞑想や呼吸法を通じて、無意識へのアクセスを日常的にしている人間にとっては、海を見ているだけで、深い無意識のイメージが多層に連なって万華鏡のように浮かんでくる。



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武満徹「二つのもの‐作家の生活」

夢・数・水

現在(いま)私が書いている音楽について考えてみると、

この数年「夢(ドリーム)」と「数(ナンバー)」、そして曖昧な「水(ウォーター)」というものに強く影響を受けていることに気づく。

それは半ば意識的でもあり、また半ば無意識的であるともいえる。

わたしは思考や表現を活き活きとしたものにするためにこうした対立概念を導くのだが、

「夢」という不定形への欲望と、「数」の定型を目指す意志との衝突が、思考を静的なものに止めない。

「水」は、「夢」と「数」の統合された貌(すがた)であり、その両者の異なる性質を同時に具えている。

身近な死の汀(みぎわ)から無限の死の涯までを満たしているもの。



「武満徹著作集 2」新潮社(2000)

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