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ワンヘルス(One Health)+DAO(分散型自律組織) =anima DAO

  • 7月25日
  • 読了時間: 4分

北海道の旅は温泉旅行ではなく、【ワンヘルスサミット】が主な目的!


ワンヘルス(One Health)とは、「人の健康」「動物の健康」「環境の健全性」を1つの健康として一体的に守っていくという世界的な考え方。

人間の眼だけではなく、動物の眼、地球の眼、3つの眼から見て「三方良し」にしていく、という考え方は極めて重要だと思う。


「ワンヘルス(One Health)」のように複雑な要素が同時に関わっているものを、具体的にどう実現するのか? 

今回のシンポジウムは【DAO(分散型自律組織)】を一つの突破口にしようというアイディアがあり、そこに強く共鳴した。私も、温泉の未来を「コモンズ(共有財産)」考える上で【DAO(分散型自律組織)】が突破口だと思っているから。




DAO(分散型自律組織)とは、中央管理者が存在せず、参加者同士がブロックチェーン上で自律的に運営する場のこと。


株式会社のようなトップダウン型ではなく、フラットな関係を大切にする。


温泉で言えば、温泉資源を守る(源泉の適正管理、配管の修繕、景観保全・・・)には多額の資金や人手が必要だけど、人口減の中で地元住民だけでは限界がある。ファン(デジタル村民)を全国・世界から募り、知恵と資金をシェアしながら共同運営する仕組みを構築していくことが大事だろう。


「ブロックチェーン」や「DAO」という言葉は難しく聞こえるので、「全国に熱狂的な温泉サポーター(ファンクラブ)を作り、みんなでこの湯を守る仕組み」ということ。善意が還流する組織の基礎となるが、「ブロックチェーン」や「DAO(分散型自律組織)」の考え方。



DAOでは全情報の透明性が確保される。透明性は、従来の組織とDAOを分ける最も重要な特徴の一つ。

すべての取引、ルール、意思決定のプロセスがブロックチェーン上に記録され、「誰でも・いつでも・改ざんできない形で」閲覧できる仕組みになっている。


人間は間違える(またはズルをする)かもしれないからこそ、それでも組織が循環するシステム。

システムが完璧に機能することで、参加者同士が「性善説」で結ばれているかのように、お互いを信頼して気持ちよく協力し合える環境が生まれる。DAOはそんな面白い構造を持っている(と、自分は感じている)。


システム(ブロックチェーン)で不正を完全にシャットアウトする(=性悪説のカバー)からこそ、人間同士が安心して純粋な善意や情熱だけで繋がることができる(=性善説の実現)仕組み、と言えばいいのだろうか。


「信頼」を人ではなく「コード(プログラム)」に置き、ズルをすると自分が損をするインセンティブ設計が行われる。組織のために良いこと(善行)をした方が、結果的に自分の一番の利益になるようにゲーム理論(経済的インセンティブ)が設計されている。


情報の透明性こそが、互いへのリスペクト(性善説的な空気)を育てていく。

善意と信頼のポジティブな循環(性善説のような世界観)が自然と生まれる。


お金の使い道やルールはシステムで完全に透明化されて不正が行えないからこそ、遠くにいるファンも現地の住民も、疑心暗鬼なしに『温泉を守りたい!』という純粋な善意だけで手を取り合えたらどんなにいいだろう。



個と場の利害は衝突するからこそ、個と場が互いに引き立つような仕組みが必要で、その大きな可能性として、「ブロックチェーン」や「DAO(分散型自律組織)」の技術が登場してきていると思う。



・・・・

これまで日本でDAOを作ろうとしても、「法人格がないため銀行口座を作れない」といった高い壁があったが、今回登壇された弁護士の本嶋孔太郎さんらが、2024年4月に金融商品取引法の法改正を実現させた。このおかげで、日本でも法的根拠を持った「合同会社型DAO」が設立できるようになり、安心してDAOをビジネスや地域活性化に使える基盤が整った。


本嶋さんは、『DAOとはみんなで決める共同体ではなく、「決めなくても前に進める」共同体』と言われていて、「みんなで決める」は破綻するからこそ、自律的に「勝手に動く」仕組みを作ることが大事であると。



それは、まさに人体や「生命」の在り方そのものではないだろうか。


人体にも100兆個近くの細胞が存在しているが、「みんなで決めて」動いているのではなく、自律的に「勝手に動く」仕組みこそが、生命体でもあるのだから。


DAOを「生命」として設計できれば、発起人がいなくなっても、「温泉を守りたい」という共通のDNA(ビジョンとプログラム)がコミュニティに残るし、全国・世界中のデジタル住民が新しい細胞として常に入れ替わり立ち代わり参加し、組織の寿命が半永久的に続いていく。


人間と地球のよりよい「生命論」的なかかわり方だと思う。


【anima DAO】という呼び名も素晴らしい。命・魂Animaを考えることが、動物Animalの魂Animaを考えていくことにもつながる。


そんなことを自分なりに深く考えた濃密で充実した北海道・旭川の時間でした。

お呼びいただいた緑の森どうぶつ病院のみなさん、ありがとう!また行きます!



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