Sand SPA - 別府海浜砂湯
- 6月4日
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別府、鉄輪の最後に、砂風呂(砂むし温泉)に。

別府には(私が知っている範囲では)、海側にある絶景の上人ヶ浜エリア(Sand SPA)、歴史ある風情の竹瓦温泉、地獄めぐりとセットで行ける鉄輪エリアのひょうたん温泉、3つがある。
海に近い砂風呂の新施設「Sand SPA」を訪れてみた。ここは貸会議室大手のTKPが別府市の公募(Park-PFI事業)にでリニューアルされた美しい砂湯施設。








日本の砂風呂(砂むし温泉)の歴史はかなり古いらしいが、文献に出てくる最初は16世紀(室町〜戦後時代)頃の外国人の記載。ザビエルが鹿児島へ上陸する3年前(1546年)、ポルトガル人商人の記述に「砂に穴を掘って横たわっている」という砂風呂の原型とみられる記録が残されているらしい。鹿児島県、指宿(いぶすき)温泉の記載だろう。
江戸時代中期(約300年前)には湯治として広く定着していて、別府温泉では明治時代ころから本格的におこなわれたらしい。
砂風呂の効果は通常の温泉入浴の約3〜4倍に匹敵すると言われている。その保温力と排出力にある。
・温熱効果(50℃前後の熱)で血管を拡張して、血流を促進させる。
・砂圧効果(適度な重み)で心臓への静脈還流量を増加させる。
・大量に発汗させて老廃物や発痛物質を急速に体外へ排出させる(デトックス】。
普通に温泉にはいるよりも、温かめる力の質がちがう。
鹿児島大学医学部(霧島リハビリテーションセンター)の研究でも、15分間の砂浴で深部体温が平均1.6℃上昇し、強力な温熱効果を発揮することが確認された。
筑波大学・鹿屋体育大学の共同研究では無作為化交差試験(クロスオーバー試験)まで行われ、「砂風呂はサウナや温泉浴より快適に血圧低下効果を示したとする検証結果が発表された。(約50℃の蒸気砂風呂、約41℃の温水浴、約80℃のサウナを比較。砂風呂は同等の血圧低下効果を持ちながらも、不快感や呼吸器系への負担が少ない、との報告)。
個人的には、東城百合子氏の名著「自然療法」を愛読していた人間として、同書の「砂療法(砂浴)」との観点からも興味を持っている。
地熱や温泉熱で砂風呂とは違い、純粋に砂に入る(砂に埋まる)療法のこと。砂に埋まると、体内の毒素を強力に排出する(デトックス)効果(公害毒や薬毒、体内の老廃物を排泄)があるらしい。砂の微細な粒子が皮膚の毛孔から体内のガスや毒素、公害毒、宿便の毒などを強力に吸い出すらしい。



自分も、東城百合子さんの本をよみながら、学生時代に何度かやってみたことがある。首だけが出る深さの長い穴を掘って、裸に近い状態で首だけを出してすっぽり砂に埋まりる。 最低でも2時間、大人はできれば8時間ほどじっと砂の中で過ごす。もちろん、これは一人ではできず、砂をかけてくれる人に協力してもらわないとできない(+途中で脱水症状にならないよう、麦茶でこまめに水分を補給する必要もある)。海に行くのが難しい場合、東城百合子氏は手作りの「砂袋」を使った代替法(砂袋療法)も推奨してくれている。
そんなこともあり、砂に埋まるだけでも効果があるのに加え(砂に人間が入ると、人間から出た毒素で農作物も育たなくなるのだとか。東城百合子「自然療法」より)、地熱・温泉熱であたためられた砂浴・砂風呂(砂むし温泉)は、全身があたたまり、15分埋まると、もう無理!というくらい汗がダラダラになり、砂を出た後の解放感もすごかった。
そのあとはシャワーをあびて温泉にも入れます。
TKPが運営しているSHONIN PARKには宿泊施設も飲食施設もあり、美しい海を見ながら癒される絶景ポイントでしたので、ぜひ立ち寄ってみてください。
(写真は撮影不可なので、スタッフさんが撮影してくれます。ただ、あまりにも砂に埋もれた自分の写真をUpするのはシュールすぎるので、SHONIN PARKの公式HPより)

Sand SPA - 別府海浜砂湯
〒874-0023 大分県別府市上人ケ浜町795−1
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