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通崎睦美「木琴リサイタル ~木琴×弦楽四重奏」@銀座・王子ホール

台風前日。

都内がなんとなく嵐の前の静けさで、皆が獣のように野生を働かせながら台風の兆しや気配を感じている日。 銀座王子ホールに、通崎睦美さんの「木琴リサイタル ~木琴×弦楽四重奏」、というまたとない演奏を聞きに行ってきた。

木琴の可能性、ひろがり、豊かさ、空間と身体の振動と共鳴・・・。

あらゆる要素が散りばめられた、かゆいところに手が届きながらも一切の妥協がない、素晴らしい演奏会だった。

多幸感に包まれ、至福の感覚に包まれて、帰路につく。

木琴浴?のせいか、すこし自分の体が浮いてる気さえする。

トークと演奏の配分も完全完璧で、すべてに恐れ入りました!というコンサートだ。プロだー。

知らない曲ばかりだったのに、木琴のファンになった。 演奏の所作も美しく、ファッションも相変わらずとってもオシャレで存在が美しい! そこにも感動!

 

<プログラム>

<木琴独奏> 西邑由記子:カプリッチョ・アマリリス    平野一郎:「鳥ノ遊ビ 〜木琴ト奏者ノ為ノ物語〜」より  

<弦楽四重奏> P.グレインジャー:岸辺のモリー 

<木琴+チェロ> A.ヴィヴァルディ:ソナタ「忠実な羊飼い」第4番より 他  

<木琴+ヴァイオリン+チェロ> J.S.バッハ/林光編:<3声>のインヴェンション「インヴェンションとシンフォニア」より 

<木琴+ヴァイオリン+ヴィオラ+チェロ> W.A.モーツァルト:フルート四重奏曲   

<木琴+弦楽四重奏> モンティ/西邑由記子編:チャールダーシュ    モーツァルト/平岡養一版:アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章    林光/野田雅巳編:3つの小品 〜「草稿の森」より   江文也/松園洋二編:祭りばやしの主題による狂詩曲  

<出演>

通崎睦美(木琴) クァルテット・エクセルシオ(弦楽四重奏)  西野ゆか(第1ヴァイオリン)、北見春菜(第2ヴァイオリン)、  吉田有紀子(ヴィオラ)、大友肇(チェロ)

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