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「美の朝焼けを通って シュタイナーの芸術観」(イザラ書房)

献本いただいた対談本。

「美の朝焼けを通って シュタイナーの芸術観」(イザラ書房)今井重孝、はたりえこ。

イザラ書房は、シュタイナーの書籍を世に出し続けていて、ほんとうにえらい。

子を持つ親として、シュタイナー教育はいつも気になる。

自分は地元の普通の公立にしか行かなかったけど、自分の過去を振り返ってみても、教育や学びの軸には必ず芸術という芯があったから。

本書には、『芸術の本質は、天界と地上界をつなぐもの』とある。

人間だけの世界にとらわれず、生命を支える大いなるものとのつながりをこそ、大切にした。

 

本書より

●シュタイナー『芸術とは、感覚的なものの中に、超感覚的なものが直接映し出されること』

●シュタイナー『癒しとなるのは 人の心の鏡に 共同体全体が映し出され そしてその共同体に 一人ひとりの心の力が生きる時だけである』

●ウテ・クレーマー『芸術を通さないと、すべては頭にとどまってしまう』

●詩人アンゲルス・シレジウス『キリストが幾千度ベツレヘムで生まれても あなたの心の中に生まれなければ、何の意味もない』

 

シュタイナーの「社会の三分節化」では、社会も人間と同じ生命有機体なので、

≪経済という頭≫、≪法律という胸≫、≪精神という手足≫

という三つのバランスが社会にも大切だと説いた。

頭である経済により≪友愛≫が、胸である法律により≪平等≫が、手足である精神や文化により≪自由≫が実現するのだ、と。

最近の社会での動きを曇りなく眺めていると、こうした方向へと向かう兆しをいろいろと感じさせてくれる。

シュタイナーは霊界含めて途方もない巨人だった。彼の見通した先は、遥かなる未来にまで視線が向いていたから、これからの時代が楽しみだ。

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