子どもの遊びと前衛演劇
閑話休題。
子どもが絵本を積み上げる遊びをやりだした。
我が家にはこんなにも面白い絵本がたくさんあるんだなぁ、と感心しつつ(親が本好きなもので・・。太郎さんの絵本もよく見るとある!「あいしてる―岡本太郎の絵本」小学館 (1999))、最後には自分より高い背丈まで積み上げ、ピサの斜塔のような極限のバランスにきた。
すると、没頭していたはずの行為からおもむろに離れ、ひとり涼しい顔をして離れた場所で絵本を読みだした。
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沈黙の時間がしばし流れた後、塔は静かに崩れていく。
完璧な筋書きに、まるで前衛的な演劇を見ているようだった。 子どもって、天才だなあ。






