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12/26土曜 対談:甲野善紀(武術研究者)x稲葉俊郎(医師)『未来の子どもたちへのメッセージ(これからの教育実践ゼミクリスマス特別編)』

2020年は本当に怒涛の年でした。

人生が大きく変わった人も多かったのではないでしょうか。

みんなが自分の体について、命について、人生について、今一度深く考え直した年だったと思います。


そんな2020年最後近くの12/26土曜に、武術研究者の甲野善紀さん!と対談します!

『未来の子どもたちへ』というタイトルで、身体観が拡張するような身体の奥深い話などをしてみたいと思っています。


甲野先生は、本当に面白い方です。こういう個性的でユニークでオリジナルで孤高の人と実際に触れ合うと、ある意味で常識の枠もスポンと取り払われて、無意識に何かしらの波紋を与えるんじゃないでしょうか。


甲野先生には軽井沢にお越しいただいて二人でお話しするので(サプライズゲストも来られますが!)、対談のLive感は伝わると思います。Onlineでも、体の本質をお伝えできれば、と思っています。


『表の体育 裏の体育』(壮神社、1987年)という、甲野先生の衝撃の処女作があるのですが、この『裏の体育』というものの本質を、うまく語り合えれば、と。

軽井沢で、いろいろと超絶的な技もかけていただこうと思っています。笑


2020年の年末に、体の話でぜひ締めくくってみてください。

従来の体育とは異なる身体観を、2020年の年末に放ちたいと思っております。


■2020/12/26(Sat)(14:00-16:00)(Online):対談:甲野善紀(武術研究者)x稲葉俊郎(医師)『未来の子どもたちへのメッセージ(これからの教育実践ゼミクリスマス特別編)』(by.NOTH)

Web





 

(HP案内文より)


日時:12月26日(土)14:00-16:00 武術研究者・甲野善紀先生と一緒に「これからの教育」を模索していく実践ゼミ第6回。今回はクリスマス特別編としてゲストに稲葉俊郎さんをお迎えします。

「未来の子どもたちへのメッセージ」

どうぞお楽しみください。

対話に宛ててお二人からメッセージをいただいています。



ー稲葉俊郎さん

「表の体育・裏の体育」(壮神社)に出会ったのは中学時代のころだ。熊本の上通にある舒文堂河島書店という明治創業の古書店だった。

自分は幼少期に体が弱く病弱だったこともあり、人一倍、体や生命のことに興味と関心を持っていた。とにかく、知りたかった。

学校やテレビが全てではないと思っていたので、熊本の古書店やレコード店へと入り浸った。子どもなりに、この世界の全貌を知りたかったのだ。


甲野善紀「表の体育・裏の体育」では、人間の可能性と神秘とを知った。そして、慎重な文体の中から感じ取れる、自分の感性に真っすぐに生きる信頼できる大人がいることも。

人間や生命を知りたいという純粋な欲求と利他行為とを両立させるために医師の仕事を選んだ気がする。

医療現場で働きながらも、「裏の体育」の世界は深く丹田に食い込み続けていた。ここに現代医学の限界を突破する重要な可能性があるのでは、と。


人生は長いようで短く、ひとりの人間の経験は限られている。

ただ、膨大な体験が畳みこまれている人との出会いにより、無意識に特別な体験として深い影響を与え続けることがある。みなさんにもそうした人はいないだろうか。


次の時代は、若者や子ども、赤ん坊、そして、まだこの世に生まれていない人たちが担っていく。

次の世代には、一面的な情報だけではなく、人間の深さや広さ、生命がわくわくする手触りを共に感じて生きてもらいたい。

生きていると絶望するときもあると思うが、孤高に生きる人間の存在に希望を持って生きてほしい。

そうした対談の場になると幸いである。


ー甲野善紀さん

私と対談共著を2冊出してくださった解剖学者の養老孟司先生は、私にとって人生の恩人とも言える方だが、この養老先生が以前「甲野さんのところは若い人が育つよねえ」とコメントしてくださった事があった。それは、私に影響を受けて世に出た精神科医の名越康文・名越クリニック院長や、独立研究者として、いま世の中から注目されている森田真生氏等の存在を思い浮かべられての事かと思う。

しかし、私としては「育てた」などという意識は毛頭なく、才能のある若い人との出会いに喜びを感じて、その喜びを共有したいと、その素晴らしさを理解していただけそうな人に紹介しただけに過ぎない。

したがって、この状況は、有難いことに「才能があり、世の中で多くの人達に知られるようになった人物の無名時代に、私が出会える運がある」という事である。 実際、私と出会った事から道が拡がり、世の中に知られるようになった方は他にも何人かいらっしゃる。

また、私の著書がキッカケで「人生が変わった」という方もいらっしゃるようで、その数は何ともわからないが、直接私に「甲野先生の『表の体育・裏の体育』を中学生の時に読んで…」と、御自身の体験を話していただき、大変私が驚いた方が、今回このNOTHでの「これからの教育ゼミ」の6回目の対談相手をしてくださる稲葉俊郎医師である。


稲葉医師のことは、かなり以前から時々耳にする機会があり、「現代医学の医師の中でも、大変頭の柔らかい方のようだな。いつかお会いする機会があればお話ししてみたいものだ」と思っていた方だけに、この方が私の本に触発されたという事を、御本人から伺った時に感じた「巡り合わせの不思議さに心を揺さぶられた体験」は、いままでの私の人生でも、ちょっと他に例を思い出せないほどである。

それだけに今回の対談は、私も大変楽しみしているのである。

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