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鈴木ヒラク「海と記号」@ポーラミュージアムアネックス

  • 執筆者の写真: inaba
    inaba
  • 5月8日
  • 読了時間: 1分

鈴木ヒラクさんの展覧会「海と記号」@ポーラミュージアムアネックス。


私たちの生命世界である超ミクロ世界と、空を見上げれば常にぽっかり口を開けている宇宙世界と言う超マクロ世界。その中間地点に地球があり人間があるという不思議。


瞑想的な深い青のキャンバスに、いのちの躍動を転写するようにドローイングとして写し取る。

それは強い光に強い影が生まれるようなもの。









動きがあると、そこに軌跡が生まれる。

無機物にも命を見出す感性はアニミズムと呼び、原初の生命信仰が根付く日本大陸という島は、世界の中でも重要な役割を果たせると思う。


この原初の生命信仰は一朝一夕にできるものではなく、数多の祖先が受け継いできたもの。月の満ち欠けにより動き始めた海と水は、宇宙の揺りかごのようにして生命培養装置として機能し、数々の生命の傑作をこの世界に送り出してきた。








その母なる海にダイブするような鈴木ヒラクさんの展示空間は、極めて瞑想的な世界だった。海水の塩で清められるように、人間の邪な欲望は消去される。







会期:2025/04/25(金)〜2025/06/08(日)

会場:ポーラ ミュージアム アネックス(東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3F)

開館時間:11:00〜19:00(入場は閉館30分前まで)

入場料:無料









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