軽井沢千住博美術館

軽井沢千住博美術館に行く。 自宅から目と鼻の先なのに、なかなか行かず、雨なのでふと思い立ち。





西沢立衛氏の建築空間は素晴らしい。

ゆるやかな曲線で、観客は歩きたい方向へ自然に歩き、立体的に変化する空間の中で順路を気にせず絵を見れる。

若い時代の千住博さんの絵画も圧倒的な質の高さだった。この方は神話の時間が流れている人だなぁ。改めて好きになりました。


軽井沢千住博美術館の空間は、音楽家や舞踊家の方にとっては色んなInspirationが沸き起こりそう。魂を掻き立てるようなマジックが、空間内に施されていると思う。西沢立衛さんは豊島美術館の素晴らしさにも驚いたが、空間にマジカルな力を付与する特別な方だ。

室内は写真禁止のため、ぜひ空間に足を運んでいただきたいです。

お庭も素晴らしく、美意識の高さに襟を正される思いがする。

子どもも、楽しくなって雨の中走り回っていた。













軽井沢千住博美術館のお庭で植物を見たとき、ある植物がプラスチックのように見えた瞬間があった。そして、その直後、いかに自分が日常に毒されているかとも思った。


自然界の中に人間がプラスチック製品を大量に作り、その量が臨界点を超え、環境破壊の観点から脱プラへと動いている。

新型コロナ対策で、多くの医療者は防護服と称してプラ製の衣服を着る。 ただ、これは自然界の側から見れば、ある意味では因果応報のような事態で、自然界の中で人間だけがプラ製品に包み込まれ閉じ込められている、と見えるだろう。

医療従事者として、ひとりの市民としても、皮肉なものだと、思う。やれやれ、と。


改めて、日常を宇宙的な視点から俯瞰的に見る視点を与えてくれるのも、芸術の力が持つマジカルな力であるとも思う。