聴福庵 徳積財団 暮らしフルネス
福岡県飯塚市の聴福庵で丁寧な暮らし(暮らしフルネス™)を体験してきた。
野見山広明さんは、暮らし、生活、というものの質を徹底的に探求して追求している求道者のような方。
私たちが普通に行う生活、食事や掃除やお風呂や睡眠。そうした当たり前の行為を丁寧に丁寧に心を込めて行うことで、自分自身の何かが確実に変化する。
炭で覆われた空間、長い歴史を持つ品々。口に入れる食べ物の素材や手作りなど、そうして一つ一つが思いを込められたものばかりで、圧倒されるほど素晴らしい体験だった。









暮らすこと、日々生きること。そうしたことを丁寧に行うことで、やはり人間性や人格までも影響受けるのだな、と実感。逆に言えば、生活をおろそかにすると、自分自身を破壊することにもつながっているのだろう、とも。





徳積財団では、火と水が大切にされていた。
神道含めてあらゆる宗教でもこうした根源的なものは大切にされている。
火が大切だからこそ、炭にこだわる。
水が大切だからこそ、水を丁寧に扱う。
大切に扱う心は、祈りに通じるもので、その見えない祈りが形となると、所作や振る舞いに変化する。









朝食で頂いた手作りの数年かけて仕込まれた味噌や梅。ぬか漬け。
年数が重みと蓄積された味。大切に作られたおむすび。あらゆるおもてなしに、優しさが溢れていて、濃密な体験だった。




野見山広明さんを始めとして、徳積財団の皆様、ありがとうございました。ここで出会ったみなさんと、また面白い場が立ち上がりそうでワクワクしています。









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