庵野秀明展@国立新美術館

東京を通過するついでに展覧会に。

(金曜と土曜は国立の施設が20時まで開館している!うれしい!)


一つ目は庵野秀明展@国立新美術館


庵野さんの素朴なアニメ愛に溢れた展示で、漫画(>アニメ)好きな自分にとっても、とても幸福な時間を過ごした。


ふしぎの海のナディアは中学時代にはまった。エヴァンゲリオンは浪人時代にはまった。

フィギュア収集に走った過去もある。浪人時代の講師にエヴァフィギュアをプレゼントし、困惑させたときの表情がいまだに脳裏に焼き付いている。それだけ、庵野監督の作品は感染力が強い劇症化しやすいものだ。それはたっぷりの庵野監督の無意識のダシを作品が濃密に含んでいるからだろう。







エヴァ自体は謎が謎を呼び、不可解、としか言えないストーリー進行の中で、一つ一つのシーンが写真のように美しく印象的で、巨大な叙事詩として、庵野さんの詩を映像化させたものとして見ていた。

(偽書とされるものも含んだあらゆる神話のモチーフが、サブリミナルに繰り返される。)



今回の庵野さんの展示は、先輩アニメーターから受けとったものが、敬意というとてもシンプルな感情の流れの中で展示されていた。とても交感の持てる愛の溢れた展示だった。



先人たちから受け取った素敵なものを素直に受け取り、それを次の世代へと手渡していくこと。

そのバトン授受の行為は常に「好き」という計り知れない不可解な理屈を超えたエネルギーを核に含んでいること。


生きることは、そういう単純に尽きるのかもしれない。

ただただ好きなことを純粋に追求して生きれば、どんな困難が待ち構えていてもYesと言って乗り越えていけばいいではないか、と、晴れ晴れしく思えた展示でした。













 

庵野秀明展

展覧会ホームページ:https://www.annohideakiten.jp/


展覧会概要

総監督を務めた最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が興行収入100 億円を超える大ヒットとなった庵野秀明。本展は、アニメーター時代に参加した過去作品や、監督、プロデューサーとして活躍する最新の仕事までを網羅し、創作活動の秘密に迫る。自身の原点となった「アニメ」「特撮」作品の貴重な原画やミニチュアなどをはじめ、アマチュア時代から現在までの直筆の膨大なメモやイラスト、独自の映像作りに欠かせない脚本、設定、イメージスケッチ、画コンテ、レイアウト、原画からミニチュアセットに至るまで多彩な制作資料を余すところなく展示する世界初の展覧会。


会場 : 国立新美術館 企画展示室1E

会期 : 2021年10月1日(金)〜12月19日(日)

休館日 : 毎週火曜日 ※ただし11/23(火・祝)は開館

開館時間 : 10:00-18:00

※毎週金・土曜日は20:00まで



大分展

会期 : 2022年2月14日(月)〜4月3日(日)

会場 : 大分県立美術館


大阪展

会期 : 2022年4月16日(土)~6月19日(日)

会場 : あべのハルカス美術館


山口展

会期 : 2022年7月8日(金)~9月4日(日)

会場 : 山口県立美術館