

仏は常にいませども
熊本にすこし帰ってました。 地震で一部崩壊した熊本城。 熊本県民にとって、熊本城はまさに心の柱。 みんなで一丸となって作り直している。 壊れては作り、壊れては作り続ける。 その行為こそ、生きることそのもの。 人間の心の構造自体、生きているだけで日々そういうことが起きている。...


核と鎮魂
核廃棄物の最終処分研究施設「瑞浪超深地層研究所」(岐阜県)を見てきた。 ここは、あくまでも核廃棄物の最終処分の可能性の有望なひとつとしての「地下への地層処分の研究」をしているところであって、いまだ核廃棄物は処分の方法も、どこに置くのかも、すべてが未定の状態ですので、あしから...


江之浦測候所(小田原文化財団)
杉本博司さんの探求の果てがつまりにつまった江之浦測候所。レセプションにお呼びいただき行って参りました。構想から20年以上かけてつくりあげたらしい。それだけでもすごい。 小田原から根府川あたりの海と水平線は圧倒的にうつくしく、電車の中でもあっと息を飲むほど。電車内のみなさんが...


戸隠山と登山
2日目は戸隠山(1904m)に登った。 →<参考>戸隠神社と法螺貝(September 14, 2017) 戸隠神社の奥ノ院から少し横にそれ、深く急峻な森を抜けていく。 戸隠山(1904m)は、海底がそのまま露出したような容貌だった。 登山初心者の人も、よく頑張りました。 ...


戸隠神社と法螺貝
先週末は、長野県の戸隠神社に行ってきた。 法螺貝のワークショップや登山など盛りだくさん。 1日目は法螺貝を吹きながら戸隠神社を巡った。 戸隠神社は水がきれいで植物がきれいで、エネルギーに満ちていた。多くの人が祈りに来ていた。 神社は、ただ来るだけでいい。 ...


2017年穂高登山 後編
自然の中での青と緑のコントラスト。 そこに雲が入ると、生き物のように白い雲が不定形に浮遊する。 雲も、水が固体、液体、気体と変動する中の一つの形態だ。 僕らが「風」を見ることができないので、「風」を可視化させるために「水」がよき相棒になっているように見える。...


2017年穂高登山 中編
日本の山は多様だ。 森があり、林があり、植物や花がある。 高度が変わると、砂があり岩がある。 岩場を歩いていると、地球が露出して、地球の表面を撫でているような感じがする。 ここからの写真は北穂高南陵を登山した時の様子。 北穂高山頂からははるか槍ヶ岳が見える。...


2017年穂高登山 前編
大学の夏季限定山岳診療所の手伝いに行ってきた。 長野県の上高地から入り、歩いて6-7時間の涸沢ヒュッテまで行く。 東大医学部OBで60年弱!近くもやっている山岳診療所の手伝い。 山への恩返しもかねて、学生のころから20年近く通っている。...


夏山と音楽
暑い夏がやってきて、明日から東大の夏季限定山岳診療所も開所となる。(2017年7月22日(土)-8月20日(日)の約4週間) 今年も病棟勤務のため夏休みは8月にとれず、閉所時にあわせて8/19‐20土日の弾丸ツアーで自分も山にお手伝いに行きます。自分も散々登山させてもらいま...


子どもの感性 Kumamoto
熊本の長崎書店にて医療と芸術の話。 熊本と縁のある現代美術家のお2人との鼎談もついているというお得な会だった。 話していて、ほんとうに面白く、あっという間の二時間だった。 →○長崎書店ブログ 改めて熊本に帰って感じたのは、熊本にはクスノキ(楠)が多くて巨木がごろごろしている...