イキウメ『奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話』@東京芸術劇場
イキウメの『奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話』@東京芸術劇場 を見た。 イキウメの演劇はずっと見続けているが、今回はさらに新しいフェーズに入った。前川広大さんの新境地だ。これまで以上に深く心に染み入った。 小泉八雲の怪談(不思議な話)をベースにして、複数の話が骨格のように命を構...
劇団イキウメ『無駄な抵抗』@世田谷パブリックシアター
劇団イキウメの『無駄な抵抗』@世田谷パブリックシアターを観る。 やはり前川知大(作・演出)さんの世界観はすごかった。世界を演じる俳優陣も素晴らしく。 感想を書くのに、自分の中でろ過させる時間がかかった。 ギリシア悲劇「オイディプス王」を現代に重ね合わせて見る舞台。...
舞台「ねじまき鳥クロニクル」を観た。@東京芸術劇場プレイハウス
舞台「ねじまき鳥クロニクル」を観た。圧巻の舞台だった。今から約3年半前(2020年2月26日)の初演時に見た時と、さらに深く進化していた。 小説版「ねじまき鳥クロニクル」は全3巻でトータル1300ページもある長大な物語。小説を読み通すには1か月はかかる。小説だけを読んで暮ら...
舞台「ねじまき鳥クロニクル」
村上春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」(1994年)、みなさん、読んだことありますか? 春樹作品は全部読みこんでいる私、世界中にいる熱心な一読者に過ぎない私ですが、何故だがこの「ねじまき鳥クロニクル」が私は一番好きです。節目節目に読み返し、読み返し、20回くらい読んでるんで...
劇団イキウメ『人魂を届けに』@シアタートラム
東京行きメインの一つ。劇団イキウメの『人魂を届けに』をシアタートラムに観に行くこと。 魂震える未感覚の芝居だった。 やはり観るためだけに行く価値あるのがイキウメの作品。 魂が削られるようなこと、は誰にも起きる。 そのとき、目に見えない魂には果たして何が起きているのか。...
「音の映画 Our Sounds」@シアター・イメージフォーラム(3/31金:ハブヒロシ監督対談)
3月25日(土)21:00の深夜枠にて、渋谷のシアター・イメージフォーラムにて、「音の映画 Our Sounds」(監督:ハブヒロシ)という一風変わった映画が上映されます。 ★連日上映後に、ハブヒロシ監督とゲストによるトークセッションがあります。...
彩の国さいたま芸術劇場 ジャンル・クロスⅡ『導かれるように間違う』:舞台寄稿「魂の喪失と獲得」
彩の国さいたま芸術劇場 ジャンル・クロスⅡ <近藤良平×松井 周> 『導かれるように間違う』 7月10日(日)~18日(月・祝) ======== あらすじ ある朝、ベッドの上で男が目を覚ますと、そこは病院だった。 医者の診断を受けると「退院」を告げられた男は出口へと向か...
イキウメ「関数ドミノ」@東京芸術劇場
「関数ドミノ」は、2005年に初演され、2009年、2014年、2017年と再演され、登場人物や結末が改訂され続け、今回は2022年版となった。 --------------- 「ドミノ幻想」 世界はある特定の人間を中心にして回っているとする考え。...
「アンチポデス」@新国立劇場 :稲葉俊郎「人間はなぜ物語が必要か」
ほんとは4/8から開幕だった新国立劇場の舞台「アンチポデス」。 アニー・ベイカー作で演出は小川絵梨子さん!小川絵梨子さん新国立劇場の芸術監督でもあり、素晴らしい演出家。こういう方が新国立劇場の演劇部門を率いるとはなんて素敵なんでしょう!...
ゴーゴリ『検察官』(Tokyo Novyi・Art)@梅若能楽学院会館
Tokyo Novyi・Artのゴーゴリ『検察官』@梅若能楽学院会館、面白かった! やはり舞台はいい。能楽堂でやるロシアの喜劇は刺激的。 ひとりひとりの役者さんが、すぐそこにいる巷の人のようであり、時にいびつで過剰であり。...